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そして今日も日は過ぎる

五年目

五年目


経過
 そしてこの年の択一試験です。
 合格点46点のところ、19・14・16の49点。
 ついに、ついに悲願の択一突破を果たしました!
 もう頭の中が真っ白になるくらい嬉しかったです。
 しかし喜びに浸っているわけには行きません。何しろ合格発表が六月初頭のところ、論文試験は七月二十日からです。
 なにしろ二ヶ月ありません。択一受験の翌日から勉強は始めていましたが、時間もないのに六教科の勉強をしなければならないのでえらい大変。
 それでも初めて択一受かって論文を書けるという喜びが、机に向かわせてくれました。直前には一日十二時間とかやっていましたね。
 不思議な事にそれでも、全く勉強が苦にならないのですよ。それだけ嬉しかったんですね。
 そして論文。二日間全力で書いてきました。
 まあ、おかげで論文試験終了の翌々日には体にガタが来て、寝込んでいましたが、人生で一番勉強が楽しい時期でした。
 まあ論文試験には落ちましたが、成績は思ったより良かったです。
 憲法A・民法C・商法A・刑法A・民訴法F・刑訴Eで総合A。
 落ちはしましたが、もしかしたらいけるかもしれないとの希望がありましたので、またまた論文と択一の勉強をスタート。
 択一模擬試験については特に心配もなく、論文もそこそこ。その状態で、翌年の試験へと突入していきます。


四方山話
*1
 論文試験修了後、合格発表は十月上旬。
 このため、七月下旬から司法試験受験生にとっての夏休みが始まります。
 私の場合はそれまで何年も、勉強しない日はないような状態でしたので、頭のねじが壊れそうになるくらい遊んで遊んで遊び倒しました
 ああ、こんなに休日というのは楽しいものなのか!
 とはいってもさすがに十月まで遊ぶわけには行きませんよね。仮に合格していたとしたら、最後の口述試験があります。また、落ちていた場合は来年の択一・論文の勉強をしなければなりません。
 まあ、さしあたっては口述に向けた勉強です。私はWセミナーの五年分の口述過去問集を買ってきて、八月からちょこちょこと読み始めていました。

*2
 この年から論文試験終了後、法文(論文試験で用いられる司法試験用六法)をもらえるようになりました。この法文を入手できる条件は、六科目全てを受験した上、最後の刑事訴訟法の試験終了の時間まで教室に残っていること、です。
 この年合格した私の友人は、刑事訴訟法の試験で早出し(終了時刻前に提出すること)していたため、法文をもらえることを知らずに出てしまい、残念がっていました。まあ、彼はこの年、合格したから別にもらわなくても 良かったんですが(笑)。
 この法文を持っていることは、その年の論文試験を受験した証であり、合格発表後の答練でこれをもっているかいないかで、その年の論文を受けたかどうかを判断されてしまうようになりました。まあ、戦利品という奴ですね。
 市販の司法試験受験六法は結構、分量・内容の割りに値が張るので、こうやって法文をもらえるのは嬉しかったですね。


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