そして今日も日は過ぎる

2006/05/06(土)11:34

絶対絶命都市2-凍てついた記憶たち-

廃人寸前ゲーマー呟く(330)

 傑作パニックアドベンチャーゲーム『絶対絶命都市』の続編です。昨日クリアしましたのでちょこっと書いてみたいと思います。  前作と異なり、本作では複数の主人公の物語を体験することができます。  アルバイト大学生の物語は前作の延長線上にある災害を乗り越えて同行者と絆を深めていく物語。  無実の罪を着せられた女性の物語は追跡される恐怖がスパイスになっています。  タクシー運転手の物語では災害の町を車で移動できるところが新機軸になっていますね。  いじめられっ子の女子高生の物語は非常に短いですが、極限状況の人間心理に迫る部分があります。  サスペンスアクション的な記憶喪失の男の物語。  いずれもなかなか味のある物語で、なおかつ、それぞれの物語上の行動が、他の主人公の物語に影響を与えるようになっており、何気ない行動が分岐を発生させるなど趣向を凝らしています。  また、前作では災害以外の敵は乾きだったのですが、今作では寒さ。始終降り続ける雨や雪によって濡れた体を温めつつ突き進んでいくことになります。  様々な新要素が入ったことでバラエティに富んだ作品になっており、更には前作よりも難易度が下がっていることもあって、取っつきやすい作品になっていると思います。  ただ、物語の盛りあがり方では、前作には敵わない気がしますね。前作は中盤から終盤にかけてもうパニックホラー映画がいきなりアクション映画になったような無茶苦茶な盛り上がりっぷりを見せましたからね^^;まあこの点は、前作と比べると人間心理に焦点を当てた物語にしたせいかもしれませんが。  いずれにしても全体的に良く纏まった逸品です。アドベンチャーゲーム好きにオススメいたします^^

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