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カテゴリ:歩く図書館と本の虫
友人のocobaにすすめられた本です。
作者は『13階段』の高野和明氏。 小悪党としての生活を続けていた主人公が、何か一つは良いことをしたいと思って骨髄ドナー登録をし、骨髄移植が間近に迫ったある日、小悪党仲間の友人の家を訪れたところ、その友人が何者かに殺害されていることを発見します。 唖然とする主人公。そこに突然、見知らぬ男達が姿を現し、主人公に襲いかかります。 状況も分からないまま逃げ出す主人公が骨髄移植の手術を行う病院へ向かう京浜東北線沿線の逃走劇がはじまる一方で、その頃、東京では魔女狩り時代に伝説となった”グレイヴディッガー”の手法を模した連続殺人犯が現われます。しかもこのグレイヴディッガーは、主人公を追う集団を狙っているように見えます。 逃げる主人公。追う謎の集団、グレイヴディッガーの影、警察の捜査と、非常にテンポ良く進むクリフハンガー。主人公に迫る危機、また危機。捜査を続ける警察の前に浮かび上がってくる事件の真相。主人公を追う集団の正体とは?グレイヴディッガーは何者で、何を目的に動いているのか? 読み始めたら止まらない、実に優れたエンターテイメント作品です。 物語の舞台が京浜東北線沿線といこともあって、京浜東北線を良く利用している私は、その土地感覚も相まって非常に面白く読むことが出来ました。 オススメの逸品です^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/11/25 04:27:51 PM
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