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テーマ:DVD映画鑑賞(14194)
カテゴリ:適当鑑賞記
剣竜@事務所。そろそろ帰ろうと思っております。今日はまあまあ仕事がはかどったかなあという感じですね。いろいろと勉強になったことも多かったし。
それはさておき、本題です。 連休中に見ていたDVD作品があります。 690円で売ってたスティーブン・キングの”IT”です。 原作は単行本4冊にも及ぶ大長編ですが、これをテレフューチャーとして3時間程度にまとめた作品ですね。 いやあ、これ、とにかく3分の2は大変面白いです。 原作の流れに沿いつつも、テンポ良く話を進めていっています。また、一つ一つのエピソードの縮め方もうまく出来ていますし、取捨選択も大変良くできています。 テレフューチャーとはいえ、こりゃ、キング原作物の傑作の一つか!?とまで思ったのですが、肝心のクライマックスでガクガク。これまではうまく行っていたエピソードの取捨選択が全くうまく行っていない、というか、捨てるならもう少し捨てろ、とか、ここの描写はもっとしっかりやれよ、とか言いたくなる脚本になっているのです。 なるほど、確かに、小説では大変重要なエピソードであり、物語の構成に大きな意味のある某エピソードはテレビという表現である以上カットしなければならないのは仕方がないでしょう。ですが、その前のエディの独白を残していく意味があったのか^^; さらに言えば、最後の”IT”との対峙のところ、原作では非常に迫力があって緊迫感に満ちていたのに、すんごいあっけない。 結局最後がぐだぐだになってしまったのは、少年時代のクライマックスと成年してからのクライマックスを切り離したせいかもしれないな、と今は思います。少年時代のクライマックスを中盤位にいれてるため、前半部分は面白いのですが、後半部分がちょっとぐだっちゃったのかなと。 原作では、少年時代のクライマックスも、成年してからのクライマックスが結構近い位置で書かれていて、対比がなされて、あの強烈な迫力を生んだような気がするのですが、それとは違う構成になってしまったのが残念なところです^^; なんというか画竜点睛を欠いた作品という印象が否めませんが、まあ、”IT”の映像化作品が今後作られるとは限りませんし、値段は安いし、少なくとも前半部分は面白かったのでよしとしますか^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/05/08 08:56:11 PM
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