そして今日も日は過ぎる

2008/05/23(金)20:11

2001年宇宙の旅

歩く図書館と本の虫(135)

 クラークの『2001年宇宙の旅』を読了。  スタンリー・キューブリックがアーサー・C・クラークと組んで作成した映画版はすでに見ておりましたが、クラークがなくなったって、本屋で特集コーナーが組まれていたことから購入してきた次第です。  キューブリックの映画は見ました。驚くほど美しい映像と、観念的な内容に初見の時は唖然としたものでした。すでにある程度情報を得て見ていたので、難解すぎて頭を悩ますというところまではいかなかったものの、解釈の仕方についてはいろいろ考えたものでした^^  それで、クラークの小説の方ですが、こちらは映画と同時並行的に作られていたもので、映画とは若干の違いがあります。ディスカバリー号の目的地が木星だった映画版と異なり、小説版では土星の衛星ヤペタスになっていました。他にもちょろちょろとあるのですが、割愛。  なによりも大きな違いは、小説版の方は、起こっている事象がわかりやすく解説されていることですね。おかげで読んだときには奇妙な納得感につつまれたものでした。面白かったです。  名作SFの一つ、オススメです^^

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