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カテゴリ:研究・教育関連
今日,H2AでALOS(DAICHI)の打ち上げが成功しました.
この衛星は,いままで飛行機から撮影した空中写真をもとに作成していた1/25000地形図を,人工衛星からの観測で作成できるようになるパンクロマチック立体視センサー(PRISM)や赤外放射計(AVNIR-2),合成開口レーダー(PALSAR)など,地理学や地図作製にとって非常に有益なセンサーを積んだ衛星です.しかも,デジタルベースでデータが供給されることになるため,地理情報システム(GIS)とリンクさせることで,いろいろなことに使えそうです.PRIMSは地上解像度2.5mだそうですから,かなり良い地形計測にも使えそうですね. この辺のことは,朝日コムにわかりやすい説明が載っています. これまで,簡単に入手できた同種のデータとしては,毛利さんが搭乗したスペースシャトルが作成したSRTMという 地上解像度60m(アメリカ国内については30m)というデータが一番便利だったのですが,このALOSのデータが使いやすい形で公開して貰えるようになると,いろいろ助かるなぁ・・・ アメリカでは 税金を使って作成したデータは,原則的に無料で開放するというコンセプトがあって,さまざまなデータにインターネットを通じてアクセスすることが可能です.日本はそこまで行ってないのですが,だんだんと公開データが増えてきました.このALOSの2.5m-DEM(になるのかな・・・)が無料で開放されることを祈りたいなぁ・・・ 個人的に画期的なイベントとしては,ここ数日 悩まされていた地図ファイル,やっと中国のダウンロードが完了して,のこり一つの所(ロシアの川のデータ)まで来ました.ふぅ. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.25 00:49:55
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