自転車操業

2008/02/01(金)19:14

科学雑誌が売れない日本

ラジオより(21)

先月だったが、車でラジオを聞いていて思ったことがある。 キリスト教右派と科学者と自然保護左派が対立しているアメリカでは、それぞれのバトルが繰り返されているので大衆の科学への関心が高いという。 誰もが様々な証明によって、ダーウィンの進化論やガリレオが宗教裁判にかけられた地動説が正しいと信じている現代で、それは違うと真っ向勝負しているのはすごいなぁ。 それで科学雑誌はどのくらい売れているのかちょっとググってみると、 平成15年の文部科学省の調査資料が出てきた。 「我が国の科学雑誌に関する調査」 http://www.nistep.go.jp/achiev/abs/jpn/mat097j/mat097aj.pdf 以下一部転載  米国の科学雑誌の中から近年の月間発行部数の状況をみると、”Scientific American”は約70万部、”Popular Science”が約155 万部、”DISCOVER”が約100 万部で、3 誌の月間の発行部数の合計は300 万部以上である。”Scientific American”の日本語版である「日経サイエンス」の発行部数は約2.5 万部程度であり、日米の人口当たりの発行部数を比較すると”Scientific American”は「日経サイエンス」に較べて10 倍以上の発行部数があることになる。 この差を目の辺りにすると子どもたちの理科離れが言われる中、将来の日本の技術力は大丈夫だろうかと心配になる。 科学への興味を育むには、保育園のときから環境設定をしっかりしなくてはと強く思うのだった。

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