2008/05/07(水)04:30
生き方の作法
今日のNHKラジオ「鎌田實いのちの対話」に、京セラ名誉会長の稲森和夫氏が出ておられた。
お話しで印象に残ったところは、次の公式である。
人生・仕事の結果「幸福」を得るため=
考え方 × 熱意 × 能力
かけ算であるから、いくら、熱意や能力があっても、最初の「考え方」がマイナスであれば、当然、幸福は得られない。マイナスである。
「熱意」についても、人間には3つの種類がある。
一つは、火に近づけても燃えない者
一つは、火に近づけると燃える者
一つは、自分で勝手に燃えている者
稲盛氏に言わせると、火を近づけても燃えない者は会社には不要。
周りの者まで冷えさせるので有害であるとさえ言う。
燃えるためにどうすればいいのかというと答えはただ一つ、「仕事が好きになること」である。
それでは、仕事が好きになれない人はどうすればいいかというと、「とにかく、一心不乱に仕事に打ち込んでみる」こと。「好き」と「打ち込む」は、コインの裏と表の関係で、「打ち込む」ことで「好き」になることも多いと説く。
「能力」はさほど重要ではないらしい。強く思い続けることが大事。
ただ、願望を成就につなげるためには並に思う程度ではだめで、願望として寝ても覚めても四六時中そのことを思い続けるくらいの強さがなければ思いを実現させることはできない。「狂」がつくほど強く思い、願望を持つことが不可欠であるとのべておられた。
稲盛哲学は私のようなものでも、なにか心を熱くしてくれる。
また稲盛氏の著書が読んでみたくなった。
8日にはイエローハットの鍵山秀三郎氏の講演を聴きに行くが、稲盛氏の講演にも機会があれば参加してナマでお会いしてみたいなあ。
強く思うことが必要かもしれない。