2005.10.22

トラウマソング~『チコタン』~

(10)
カテゴリ:雑記
今から20年ほど前、小学校5,6年の時に歌った児童合唱曲、


『チコタン ~ぼくのおよめさん~』
(作詞:蓬莱泰三 作曲:南安雄 1969年)



ぼくなる小学生の男の子が、同級生の女の子チコタンに恋をしてからの
紆余曲折を描いた、何とも言えない、トラウマソング。。。


全5章から構成されるあまりにも衝撃的過ぎるストーリー展開。。。
20数年たった今でもはっきり覚えています。
はっきり言って、小学生向けの合唱曲ではない気が。。。



一章 「なんでかな? 」


なんでかな?
なんでかな?
なんでチコタン 好きなんかな?
なんでこないに 好きなんかな?


チコタン チコタン チコタン チコタン


アメダマみたいな 目ェやからかな?
マシュマロみたいな 鼻やからかな?
クラスでいちばん チビやからかな?
クラスでいちばん ゲラやからかな?
なんでこないに 好きなんかなぁ~?
なんぎやなぁ~ なんぎやなぁ~


チコタン チコタン チコタンタン♪
どないしよ~ どないしよ~
チコタン チコタン
チコタンタン チコタンタン チコタンタン チコタンタン
チコチコチコチコ
チコタンタン チコタンタン♪


ぼくは アナタを~
ぼくは アナタを~


食べてもたろか!!



    主人公の男の子のチコタンへの恋心を描いた軽快でリズミカルな滑り出しです。



二章 「プロポーズ」


チチチチチチチ チエコさん
ぼぼぼぼぼぼぼ ぼくぼくの
およおよおよおよおよおよおよ およめさんに
ななな なってください


もしきみが
およめさんになってくれたら
べべべ 勉強いたします
よい子になります
掃除もサボりません
ハナクソ飛ばしません
女の子も泣かしません
ぜぜぜ 絶対誓います!


チチチチチチチ チエコさん
そそそそそそそ そやさかい
ぼぼぼぼ ぼくのおよめさんに
ななな なってください!



    何とも微笑ましい展開です。
    「掃除サボりません」やら「ハナクソとばしません」やら、
    いかにも小学生の男子って感じ丸出しですね。




三章 「ほっといてんか」


ほっといてんか!
ほっといてんか!
おやつなんか いらん
ケーキなんか いらん
アホたれ アホたれ!
母ちゃんのアホたれ!
なんで ぼくひとりだけ うんだんや!?
ぼくが魚屋つがんならんのに
そやから ぼくは失恋したのに……


ほっといてんか!
ほっといてんか!
ご飯なんか いらん
テレビなんか 見とない
アホたれ アホたれ!
父ちゃんのアホたれ!
なんで 魚屋なんか したんや!?
チコタン 魚はきらいやのに
そやから ぼくは失恋したのに…… 


ほっといてんか!
ほっといてんか!
ひとりぼっちでほっといてんか~!



    前章までとは違う、ちょっとものものしいリズムです。
    別にチコタン本人が「あんたの家、魚屋だから、あんた嫌い!」
    言った訳ではないんでしょうが、チコタン魚嫌い→家が魚屋のぼくの事も嫌い
    という。。。何とも単純な思考展開。。。小学生らしいと言えばそうですが、
    その気持ち。。。非常に分かる気がします。。。笑




四章 「こんやく」


ええこと ええこと 思いついた
チコタン チコタン エビ好きゆうた
チコタン チコタン カニ好きゆうた
チコタン チコタン タコ好きゆうた
そんなら そんなら チコタン好きな
エビ カニ タコだけ 売ったらええねん!
ホンマに ええこと 思いついた!
ヤッホー ヤッホー ヤッホー ヤッホー
ヤッホー!!


チコタン チコタン ニッコリ わろた!
チコタン チコタン オッケーゆうた!
チコタン チコタン 指きり げんまん!
チコタン チコタン 日本一の!
チコタン チコタン 魚屋やるぞ!
ヤッホー ヤッホー ヤッホー ヤッホー
ヤッホー!!



    再び、軽快なリズムに。    ナイスアイデアを思いついた、心の踊り具合そのままの感じです。
    しかし。。。その三種に限定ですか。。。もはや魚屋では。。。
    何だか、「わたし、南国のライチが食べたいわ♪」と言って、
    皇帝を手玉に取った、楊貴妃を彷彿とさせます、チコタン。。。
    ぼくぼくです。。。ま、わからん事もないですけどね、その気持ち。
    幸せの絶頂感が伝わってきます。




五章 「だれや!?」


二人で指きりしたのに……
大人になったら 結婚しようと……
二人で指きりしたのに……
結婚したら 日本一の魚屋になろうと
二人で指きりしたのに……


おいしいエビ 食べさしたろ思てたのに……
おいしいカニ 食べさしたろ思てたのに……
おいしいタコ 食べさしたろ思てたのに……


そやから そやから……
一生懸命 勉強したのに……
よい子になったのに……
そやのに……そやのに……


チコタン 
死んだ……
ダンプにひかれて チコタン
死んだ…!
横断歩道で 黄色い旗にぎって チコタン
死んだ…!


チコタン わろてる 花の中から……
チコタン わろてる 写真の中から……
チコタン わろてる 痛かったのこらえて……
ツライのこらえて……
悲しいのこらえて……
チコタン わろてる……


笑うな! チコタン!
写真の中なんかで わらうな!
ぼくは ツライねんぞー!
ぼくは 寂しいねんぞー!
ぼくは 泣いてんねんぞー!
そやのに……そやのに……


だれや!!
チコタン
殺したん だれや!!
ぼくのチコタン
殺したん だれや!!
ぼくのおよめさん
殺したん だれや!!

だれや だれや!!
だれや だれや だれや!!
だれや だれや だれや!!
アホー!!


    。。。誰が、こんな展開を予想できたでしょうか。。。
    てか、こんなんあり??バッドエンディングなドラマそのままです。
    「横断歩道で黄色い旗握って~」なんて、リアルすぎます。
    「だれや~~」からの下りは、「歌う」と言うより、「叫ぶ」です。。。
    小学生には衝撃的過ぎます。児童用合唱曲で「殺す」と叫ぶんですよ?
    で、「だれや!!」を連発した後に、「アホー!!」絶叫。。。
    大げさじゃありません。ホントに絶叫です。



この曲、1969年の芸術祭優秀賞とやらを受賞しているようです。
まぁ、衝撃的で、メッセージ性の高い歌詞なんで、賞を受賞するのも
わからんではないですが、何ゆえ小学生に歌わせる??
う~む。。。今この歌を小学生に歌わせたら、やっぱPTAとかで問題に
なっちゃうんですかね?
わたしの時は、何の問題にもなりませんでしたが。笑


いろいろ調べていくと、この作詞家。。。この『チコタン』をはるかに超える
ヘビーなトラウマソングを作ってました。もちろん、児童用合唱曲で。。。
その名も『日曜日~ひとりぼっちの祈り~』
タイトルだけだと何だかハマショウの切ないラブソングっぽいですが、
そんなもんじゃありません。やばいです、この歌詞。
確実に小学生向けじゃありません。今だったら確実にR指定です。


『日曜日~』の演奏音源探してます。
誰かお持ちでしたら、またはメロディー覚えてる方がいらしたら
ご一報頂ければ幸いです。



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Last updated  2005.10.22 14:08:33
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