テレビ番組に出演する際、必ずと言って聞かれるのが、
「ジョン君、IQなんてはかったことありますか？」
という一言。
で、私はいつも、
「済みません(^^ゞ IQはこれまで一度もはかったことがないんですよね。」
ディレクター
「そうですかー。」
で、この話は終わり（笑）
ある番組のディレクターによると、やっぱりいまだに、頭の良さをわかりやすく表わ
すには、
テレビ的には「IQ○○○」という形が一般的にいいらしい。
（TOEIC900点超！史上最年少で英検2級合格。なんていってもねえ、英検やTOEICを受
けている人には、それがレアなことだとわかってもらえても、まるで縁のない人には
わからないということらしい。まあ、それはそうだよね・笑）
でも、私は幼児期のIQなんてものは実に不確実で、まるで実践的、実用的ではなく、
何の当てにもならないと思っている。
（IQ＝幼児期にはかるもの、という意識しかない私・笑）
幼児教室の中には、「○歳までに、IQ○○○になるよう指導します！」
とうたっているところも少なくない。
私は興味もないので、あんまり知識がないのだけど、IQってのは、ざっくり言えば、
2歳で2歳の子供ができることができればIQ 100（つまり平均）
2歳で3歳の子供ができることができれば、IQ 150（これでもうすごい天才のレベル
らしい）
同様に、4歳の子供ができることが2歳できればIQ 200（とてつもない天才らしい・
笑）
こんなんだったら、世の2歳児は天才だらけだなあ…
3歳児並みのことができる2歳児なんて、ごまんといるだろうよ。
ってこんな判断でいいのかな(^^ゞ？
んで、
幼児期に、驚くほど高いIQの結果を残していても、
小学校に入り、3-4年生になるころには、
普通の子供、もしくはそれ以下（それ以下というのは、学校の授業についていけな
い、友達とまともなコミュニケーションができない、
危険を察知できない、周囲の空気が読めない…てな感じです）
になってしまう場合も多々あるようで…。
だから、3歳までは誰でも天才っていうんだろうな～
私が思う「賢い子」というのは、IQの数値ではなく、
コミュニケーション力がある子供
場の空気を読んだ言動ができる子供
そして何よりも、自らの身に危険が迫っているとき、危険を察知して即座に危険を回
避する能力がある子供。
これがホントに賢い子供だと思っている。
だから、ジョンは70コの検定に合格していて、テレビ的には「天才小学生」という表
現が一番簡単で、
パワーがあるそうなので、まあ、それなら別にいいですよ、って感じなんだけど、
ホントは検定たくさん持ってても、TOEIC900点超えてても、別にそんなの天才でもな
んでもないでしょ、って心の中では思っている。
私がジョンに教えてきた一番大事なことは、
自ら危険を回避する術。
実はこれ！
「君子危うきに近寄らず…」
ということわざがあるけども、
これって。「賢い人は、危険なことに近づかない、危険を察知して回避する術を知っ
ている」
ってことだよね、簡単にいえば。
この点で考えると、ジョンの危険回避の術は、わが子ながらすごいなと思う。
いちいち教えなくても、危険なことがよくわかっているみたいで、自ら判断して近づ
かない。
なんか、いろいろと具体例もあるのだけど、
その一つ一つを思い出すと、
もちろん私が教えたり、普段の私の言動を読んで察知している部分もあるけれど、
ジョンは、動物的な、というか、本能的な危険回避の術を持っているような気もする
…（笑）
で、なんだっけ。
ああ、IQの話でした。
ということで、ジョンはIQをはかったことがない。
だって、特に幼児期のおけるすべてのIQテストが、イコールコンディションで行われるはずもないしね。
客観的で公正なテストとはほど遠い。
私は、客観的で公正な環境で行われるテストが好きなんだろうな（笑）
だから、英検も4歳の時からぜーんぶ、一般会場で受けてきた。
準会場での受験→合格は、主催する団体の利益につながる場合も多いので、
準会場では受けたくないな。と思っていた。
実際、英検に関して言えば、とある私立中学で事前に問題漏洩もあったしね。
幼い子供が自らが通う英会話教室で受けたりする場合もね、
マークシートがちゃんと塗れてなかったりすると、先生が英検協会に解答用紙を送る
前にチェックする場合もあるようで…
それ以上のこともあるのでは？なんて…。
なんてことを思われないために、ジョンはずっと、一般会場受験というわけ。
あれ、またIQの話から外れたよ～
よーするに、2歳でIQ200超とか、3歳で150とか、
その時期のテストは何の当てにもならん！
それより、ホントに大事なことを教えるべきだよ！
最後に…
「天才児を作るなんとかかんとか幼児教室」に向かう車の中で、
チャイルドシートも使わず、車内での放し飼いを容認しているドライバーのお母さ
ん。
根本的にまちがってるでしょ！
IQテストで高い結果を出せるべく知育に力を入れるより、
その必要性を理解して、自分からチャイルドシートに座る子供に育てるほうが大事だ
と思う。
いつか、「君子危うきに近寄らず。賢くて死なない子供が育つ愛し方、教え方」
なんて本を書いてみたいよ～（笑）
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