【貧困とは何か ――「健康で文化的な最低限度の生活」という難問 (ちくま新書 1843)】
言葉の意味をどう捉えるかは、かなり幅がある。その中で「貧困」という言葉もそうだ。そこからイメージするものは、かなり幅があるし、時間の流れと共に変わりうる。そのあたりを、歴史的な変遷も含め、整理されていて思考が落ち着く。「貧困」と「貧乏」の対比も興味深い。「健康で文化的な最低限度の生活」を考える時、ヒトは社会的な動物であるということを忘れてはいけない。ちょうど、地域の社会福祉に関わり始めていて、よいタイミングで出会えた1冊。ヒトの関係は双方向だと思っているし、何がしかの役割を持てることの大切さを考える。