何度か車内販売が通り過ぎるので、
コーヒー40元。
駅弁もある。
9時半、台南(タイナン)。
人口188万。
畑や田んぼも多い。
9時前、高雄(カオシュン)の街が見えてきた。
台湾の南の第二の都市で、人口278万。
街の周辺には工場地帯。
駅の近くに、新幹線基地。
9:00、定刻に左營(さえい、ズゥオイン)駅に到着。
流行りの帆型の明るく広い構内。
改札を出て、現地係員の李さんと合流。恰幅のいいおじさん。
駅を出る。
結構な街、大きく近代的な駅だ。
更に南に高雄駅を建設中なんだけど、高速鉄道の赤字が問題になっており、どうなることやら。
真冬でも温かく、上着要らないほど。
7人なんだけど、大型バス。
カラオケもついていて一昔前的な豪華さ。
市街地を抜けて、
郊外へ。
高速も走っている。
丘へと。
右手に、エメラルドグリーンの湖が見えてきた。
10時半、澄清湖(ちょうせいこ、チョウチンフウ)だ。
ゲートをくぐると、緑にあふれ、花壇は咲き誇っている。
奥にあるのは海洋奇珍園(水族館)。かつては、シェルター用の地下トンネルだったらしい。
バスを降り、歩いて行く。
湖が見えてきた。
ポインセチアが鮮やか。
この赤い花、ブラジルでも咲いてたっけな、台湾南部は熱帯だもんな。
遊歩道を歩いて行く。
九曲橋。
長さ230m、幅2.5m、9カ所の曲がりがある。
魔物は真っ直ぐ進むので渡れないらしく、魔除け。
曲橋釣月。
旅に出ると、ずっと飲んだくれなんで、ふらふら曲がって歩くのは得意だぞ。
高雄で一番大きい湖で、もとは貯水池としてつくられたが、緑にあふれ景観も優れていて、観光地となった。
台湾の西湖(せいこ)といわれているらしい。
湖は、一周約7kmと大きく、深くエメラルドグリーン。
ぐねぐねと渡っていく。
遠くには湖畔の高級マンション群が見える。
もう少し。
振り返ると、湖畔には歴史を感じる圓山大飯店(まるやまだいはんてん)。
湖畔の遊歩道を散策。
天気も良く、気持ちいい。夏は地獄だろうが。
陶然閣とかいろんな休憩所があり、市民の憩いの場となっている。
ハイキングしたり、遊んだり、太極拳をしてるおじいちゃんもいた。
さらに歩く。
ガジュマルの大木もあった。
養蜂場。
ミツバチ、いっぱいいた。
湖畔まで戻り、迎えに来たバスに乗って移動。
広い湖に見所が点在しているので、車は必要。タクシーのチャーターとかいいようだ。
車窓から、
辰子飛翔之像。
田沢湖とは姉妹湖になっている。
船着き場もある。夏はボート遊びとかできるんだろうか。
2グループだけだし、空いてて、観光もスイスイ進むので、時間があるからと、中興塔。
高さ43m、七層の建物。
自由時間を少しもらって、登る。
螺旋階段をぐるぐると。
結構、しんどい。
しかし、台湾、どこもゴミ一つなく、きれいだったな。トイレもそこそこ。
最上階に到着。
外に出る。
南東には、深い森と澄清湖。
湖畔には高級マンションが建ち並び、奥の方には野球場など。
北は、森の奥に、左営、さらには台南の方まで街が続いている。
西は、ゴルフコース、高雄の街、寿山、その奥が海。
南西には、森の奥に、高雄中心街。
そびえ立っているのが、高雄85ビルで、高さ378m。