おはなしのトンネル

おはなしのトンネル

06/2学期



ブック  
 ★ 2006・2学期 ★






◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇9月21日の日記より 2年2組◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

すすきと月(ライン2)

★ストーリーテリング 『なら梨とり
 「おはなしのろうそく6」より

★絵本 『たぬきのおつきみ
 内田麟太郎/山本孝 (岩崎書店)

たぬきのおつきみ

すすきと月(ライン2)

しばらくぶりなので「どうかな?」と思ったけれど
絵のない素話にもすんなり入ってくれました。
最初は集中できない子も2~3人いたけれど、
残りの子は初めから良く聞いてくれて
2ヶ月ぶりとは思えず、びっくり!!
やっぱり昔話、特にこの『なら梨とり』はすごいと思う。
子どもをひきつけて放さない。
三郎が出かけて行くあたりからは、ほんとに静かに聞き入ってくれた。
何度やってもこのお話は、語っていても気持ちがいいです。
最後に「おしまい」と言うと、一人に男の子が「すごーい・・」と言った。
何がすごかったのかな?
でもその言葉が聞けて、うれしかったよ。

絵本は、もうすぐお月見の時期なのでこの絵本を選んでみました。
山本孝さんの絵は、とてもはっきりしていて、
よみきかせには見やすいと思います。
たぬきたちの表情がとてもおもしろい。
変なお念仏をお地蔵さんにして(子どもたちがクスクス笑ってた)
お供え団子をちょっとだけ頂いちゃったり
お化粧なんかもしたりして・・・・
そんなたぬきの姿にお月様もにっこり。
秋の景色と楽しいお月見の様子がよく表れている絵本でした。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇9月28日の日記より 1年2組◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

すすきと月(ライン2)

★手遊び いちといちでどんな音?

★ストーリーテリング 『なら梨とり
 「おはなしのろうそく6」より

★絵本 『なにをたべてきたの?
  岸田 衿子・文/長野 博一・絵(佼成出版社)


すすきと月(ライン2)

このクラスは1年生ですが、とてもよくお話が聞けるクラスです。
みんな絵本が大好きなのがよく伝わってきます。
もう聞く気マンマン・・・。
何おもしろいことしてくれるの?って目です。
そんな勢いに、予定外に指遊びを入れて、おはなしへ入りました。

先週につづいて、おはなしは『なら梨とり』。
みんな真剣に聞いてくれました。
途中「沼の主ってどんな?」問う子がいたけど、目で頷きながら
そのままお話を続けました。
よっぽど気になったんでしょうね・・・。
お話が終わったあとも、「沼の主ってどんなの?」と聞かれました。
私も「何だろうねぇ~?」っと考える。
「わにだよ」「かばだよ」「くまみたいやつ」などいろいろな意見が・・(笑)。
そんなはなしをみんなでしたら
その子もそれなりに自分の中で何か考えたのでしょう。
もう何もいいませんでした。

絵本は『なにをたべてきたの?』。
これは、長男が2歳の時にぶっくくらぶから配本され絵本です。
小さい子向きかなと思ったのですが、
小学生は小学生の楽しみ方があるんですね。
表紙の絵から、4つの物を食べると言う事がわかり、
その色から自分なりに想像して楽しんでくれました。
(表紙画がなくて残念・・・)
でも予想外のせっけんにはみんな大喜び。
「だんだん大きくなる・・・」との声も。
よく絵を見ているな~と感心しました。
いろんな種類のぶたさんが分かる絵本です。

最後に、もう一度のリクエストで
「いちといとでどんな音?」の指あそびをして
お・し・ま・い・です。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇10月5日の日記より 1年1組◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

すすきと月(ライン2)

おはなしの時間(3)  1年1組

★手遊び いっちゃん いちごを

★ストーリーテリング 『なら梨とり
 「おはなしのろうそく6」より

★絵本 『どろにんげん
  長 新太(福音館書店)


すすきと月(ライン2)

まずは指遊びで、少しリラックス

♪いっちゃん いちごを 一粒食べた
にいちゃん にんじん 二本食べた
さんちゃん さくらんぼ三個食べた
よんちゃん よーかん 四個食べた
ごーちゃん ごはんを 五杯も食べた
12345 トントン
12345 パンパン ♪


それから『なら梨とり』
このクラスは、お話の途中いろいろ聞いてくるぅ・・・。
だから、なるべく聞かれる隙を与えないように(笑)。
でも【ふくべ】が気になったらしく
「ふくべって何?」と絶妙のタイミングで聞かれてしまった。
「ひょうたんのことだよ」と言って、すぐおはなしへ・・・。
ふ~・・・

また、途中でとんぼがすぃ~と教室へ入ってきた。
「あっ!とんぼ」の声にみんなのこころがとんぼへ・・・。
でも、またおはなしへ戻って来てくれて、ほっ。
今日はいろいろあって、ちょっとドキドキしました。

どろにんげんの作者が長新太さんだと知って
「これも長新太だ!!」って言ってた。
「他のも知ってるの?」って聞いたら
国語の教科書に載ってる『サラダでげんき』も長新太だよって。
サラダでげんき
角野栄子・文 / 長新太・絵(福音館書店)

そう言えばそうでした。
息子たちの音読つきあったっけ・・。

長新太さんの絵本はいっぱいあるからねと
お話してきました。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇10月12日の日記より 2年1組◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

すすきと月(ライン2)

おはなしの時間(4)  3年1組


★ストーリーテリング 『なら梨とり
 「おはなしのろうそく6」より

★手遊び いっちゃん いちごを


★絵本 『かいじゅうたちのいるところ
モーリス・センダック(冨山房)

かいじゅうたちのいるところ

すすきと月(ライン2)


今日のクラスの子たちは、『なら梨とり』の方言に反応していました。
ばあさまの「どこさ行ぐ」に「行ぐだって~(笑)」と言い合っていました。

『かいじゅうたちのいるところ』は、息子が小さいときよく持ってきました。
途中のかいじゅうおどりのシーン(3ページ)には文字がなく
いろいろ想像できる絵本です。

さぁ~来週からは、違うおはなしでまた低学年をまわります。
最近新しいお話に取り掛かれないで入るから
以前覚えたものを戻そうと思うけど、何にしようかなぁ~?
  


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇10月19日の日記より 2年2組◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

すすきと月(ライン2)

おはなしの時間(5)  2年2組


★ストーリーテリング 『さんねん峠
 「さんねん峠」より

★絵本 『1・2・3
なかがわひろたか/和田誠(クレヨンハウス)

1・2・3(ワンツースリー)

★なぞなぞ 『なぞなぞの本』より
福音館書店編集部 編


すすきと月(ライン2)


今日の語り・・・どうしちゃったんだろう・・・?
大事なさんねん峠の言い伝えを飛ばしてしまった!!
途中でなんとか話のつじつまをあわせたけど、
前半はかなり作ってしまった。
こんなこと初めてだな。

やっぱり、今の慣れない慌しい生活が出てしまったのかな?
デイの仕事を始めてから、確かに時間の流れはいっぺんした。
それはそれで、忙しい中にも充実していたものを感じていたけど・・。
おはなしって生きているんだなぁ・・。
いつも同じように語ることなんて出来ないんだなぁ・・。

またまたおはなしのすごさを感じてしまった1日でした。
来週までには、まだまだ練習しないとね。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇10月26日の日記より 1年2組◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

すすきと月(ライン2)

おはなしの時間(6)  1年2組


★ストーリーテリング 『さんねん峠
 「さんねん峠」より

★絵本 『ボビーとそらいろのヨット
マーガレット・バーディック作(童話館出版)


★手遊び 『いっちゃん、いちごを


すすきと月(ライン2)

不思議、不思議・・・・。
今日は、とっても楽しく『さんねん峠』が語れましたぁ。
先週とばしちゃった、さんねん峠の言い伝えは、よ~く気をつけました(笑)。
最初のさんねん峠の景色のところは、
植物の名前が1年生にはまだわからないようで
(ふでりんどうとか、かえで、がまずみ、ぬるでの葉なんか・・・)
頭の上に????がくっついているような顔をしてました。
「ふでりんどうって」ってつぶやいている子もいたしね。
それでも話が進むにつれて、みんな良く聞いてくれて
おじいいさんがさんねん峠で転んでしまったところでは、
本当に心配顔になってくれました。
そしておじいさんが、自分から転ぶ場面、
「ころりんころりんすってんころりん♪ぺったんころりんひょいころころりん♪」
のところでは、大爆笑・・・。
楽しんでもらえたのが伝わってきて、うれしかったです。

絵本は、絵はきれいなんだけど、ちょっと小さめの本だったので
最初、集中出来ない子もいました。
お話の内容も起伏の激しいものではなかったしね。
でもその中の一部分でも集中できる時もあるんだよね。
やっぱり、みんながうけてくれる本はわかりやすいけど、
こういう『ボビーとそらいろのヨット』のような
静かな感じの、でも相手の事を一生懸命考えるような絵本も
たまには入れていきたいなと思いました。


手遊びは前にも紹介しましたが、このクラスではこれは初めて。

♪いっちゃん いちごを 一粒食べた
にいちゃん にんじん 二本食べた
さんちゃん さくらんぼ三個食べた
よんちゃん よーかん 四個食べた
ごーちゃん ごはんを 五杯も食べた
12345 トントン
12345 パンパン ♪


これを、子どもたちに考えてもらって替え歌にしました。
いちは・・やっぱりいちごでした。
にも・・にんじん。
さんは・・・刺身、さんま、さかなになりました(笑)。
よんは・・・よーかん
ごは・・・ごまでした。

まだまだいろいろ考えられそうです。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇11月2日の日記より 1年1組◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

すすきと月(ライン2)

おはなしの時間(7)  1年1組


★手遊び 『いっちゃん、いちごを

★ストーリーテリング 『さんねん峠
 「さんねん峠」より

★絵本 『ねんどぼうや
著者:ミラ・ギンズバーグ /ジョス・A.スミス
(徳間書店 )

ねんどぼうや



すすきと月(ライン2)

元気な1年生。
そのまま、おはなしに入るより、手遊びの方がいいかな?
今日は手遊びを先に持ってきました。
「手遊び、またやるの?」とニコニコして参加してくれました。

今日も食べものを考えながら歌っていきました。

♪いっちゃん いちごを 一粒食べた
にいちゃん にんじん 二本食べた
さんちゃん さくらんぼ三個食べた
よんちゃん よーかん 四個食べた
ごーちゃん ごはんを 五杯も食べた
12345 トントン
12345 パンパン ♪


このクラスは
さんちゃんが魚
ごーちゃんがごぼうを食べました~。

さんねん峠
楽しそうに笑いながら聞いてくれました。
私も楽しく語ることができました。
ただ、自分では何も意識していなかったのに、
場面場面でかなり色が変わった感じの語りなってしまいました。
どうしてかな?
こんなこともあるのかな?

ねんどぼうや
知ってる子もいましたね。
その子がしゃべりたくてしゃべりたくて・・・(笑)。
他の子に「静かにして!!」と言われてました。
やっぱり大きな絵と何でも食べちゃう「がぶっ」「ごぶっ」には、びっくり顔。
ほんとに、こわそ~な顔してる子もいました。
怖いと思う気持ちはきっと大事なんだなと思います。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇11月9日の日記より ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
おはなしの時間(8)  2年1組


★ストーリーテリング 『さんねん峠
 「さんねん峠」より

★絵本 『パンのかけらとちいさなあくま
リトワニア民話 / 内田莉莎子 /堀内誠一
(福音館書店)

絵本についてはこちら

≪おはなし≫み~つけたで紹介しています。


すすきと月(ライン2)

さんねん峠も今日で4回目、1年生2クラス、2年生2クラスと
毎週1回1ヶ月間語ってきたことになります。
同じおはなしでもクラスが違うと、違う雰囲気になります。
とても楽しくケタケタ笑ってくれて、おはなしに活気があるとき
静かに、でもくすっとわらってくれるとき
ほんとにいろいろな反応です。

今日の2年生は、とても静かに聞いてくれました。
でもおじいおさんがわざと転がっちゃうところでは
ニコニコ笑ってる子が何人かいました。
クラスの雰囲気で楽しみ方がかるんだなぁと思います。
だから私も特に変えるつもりはないのですが、
毎回違う感じになります。
おはなしは、語り手と聞き手でつくるものなんだなと思います。
絵本より、違いを感じます。

絵本『パンのかけらとちいさなあくま』少し長めで、
急いでしまいましたが良く聞いてくれました。
ちいさなあくまが、森の木をひっこぬいちゃうところとか
沼の水を全部飲み干すところでは、驚きの声が・・・(笑)。
意地悪な地主をギャフンといわせるところも痛快。
読み応えのある昔話だと思います。



◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇11月30日の日記より 1年2組◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
おはなしの時間(9)  


★ストーリーテリング 『てぶくろ
エヴゲーニ・ミハイロヴィチ・ラチョフ /内田莉莎子
( 福音館書店 )より
 
絵本についてはこちら

≪おはなし≫み~つけたで紹介しています。


★手あそび 『子どもと子どもがケンカして


★絵本 『パフパフ
リン・ロシター・マクファーランド /ジム・マクファーランド
( 講談社 )

絵本についてはこちら
≪おはなし≫み~つけたで紹介しています。

*   *   *   *   *   *   *   *   *   *   *   *


『てぶくろ』を語るには、ぴったりの寒い朝になりました。
絵本では何回も読んでいるのですが、語りは初めて。
絵がなくても楽しめるかな?とちょっと不安もありましたが
何事もチャレンジと思ってやってみました。

先日のアドバイスで考えた事が一つ。
絵本の絵には、真っ白な雪が描かれているのですが
文章には雪のことは全然語られてません。
てぶくろから冬はイメージできるのだけれど
私の住むここは、とても暖かく雪は年に数回少し振る程度なので、
雪まではイメージできないと思って
文章に雪が分かるように補足しました。
いいのか、わるいのかは分かりませんが・・・・。
(いろいろ考えるのも勉強ですね)

子どもたちの反応は・・・・
とても楽しんでくれました。
でも今までのおはなしとは違って、絵本を読んでるような感じでした。
動物が一匹一匹増えていくところで、一匹一匹に反応して楽しんでいる様子。
だから、お話のように最初から最後にむかって
ずーっと集中していくような感じではなかったです。
自然に間もたくさん出来ました。
でもどんどんふくらんでいくてぶくろは楽しめたと思います。
なんか今までには語りでなかった雰囲気でした。
自分でも不思議でしたぁ。
でも、楽しめたからいいかっってことで(笑)。

絵本の『パフパフ』も良く聞いてくれました。
いぬが「にゃ~お」ってないたり
ねこが「わんわん」ってほえたりするところが面白かったみたいです。

そして最後に私が帰ろうとしたとき
女の子がひとり来てくれて
「今日の絵本、たのしかったぁ」と言ってくれたのが
一番の収穫だったかな?

私も楽しかったです。
ありがとう。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇12月7日の日記より 1年1組◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
* * * * * * * おはなしの時間(10)   * * * * * * * 


★ストーリーテリング 『てぶくろ
エヴゲーニ・ミハイロヴィチ・ラチョフ /内田莉莎子
( 福音館書店 )より
 
絵本についてはこちら
≪おはなし≫み~つけたで紹介しています。


★しかけ絵本 『ザ・ナイト・ビフォー・クリスマス
クレメント・C.ムーア詩/ポップアップアーティスト、ロバート・サブタ

【 ポップアップアートブック 】 世界のアーティストによる飛び出す絵本 ナイトビフォア クリ... 
クリックしてみて! ↑ 全ページ見る事ができますよ・・すごい!

★手あそび 『子どもと子どもがケンカして


久しぶりのしかけ絵本・・・。
1年生の反応は、意外にも普通の絵本と同じでした・・。
去年高学年でよんだときの方が、子どもたちの反応が良かった。
やっぱり、この精巧な感じは、大きい子のほうが分かるらしいです(笑)

今学期も来週のあと1回、頑張るぞ!!




ひいらぎライン

今学期も無事終了しました。
今回は、秋にぴったりの「なら梨とり」「さんねん峠」
そして冬にはいって「てぶくろ」を語ることが出来ました。

3学期は高学年でブックトークを計画中・・・。
冬休みにいろいろ考えなくっちゃ・・

また3学期もよろしくです。


3月アレンジ2



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