おはなしのトンネル

おはなしのトンネル

07/1学期



ブック  
 ★ 2007・1学期 ★




◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇ 5月10日 ★ 5年2組 ◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇


★ストーリーテリング
アディ・ニハァスの英雄』 
「山の上の火 エチオピアの昔話」より (岩波書店)

★本『ぴったりはまるの本
佐藤雅彦 /ユーフラテス ( ポプラ社 )



今学期はじめてのよみきかせ。
少し間があくと、やっぱり緊張するなぁ~。
新しいお話だし・・。
そんなこと思っていたら、
アディ・ニハァスの英雄』の途中で言葉が出てきませんでした(涙)。
このお話、私が聞いた時は大笑いしたんだけど
子どもたちは、真剣に聞きすぎてる感じで、ちっとも、おかしそうじゃない!?
で、あせっちゃったのかな?
やっぱり、笑えるおはなしは、雰囲気とか間とか難しいですね。
まだまだ練習不足だったかもしれないな。

ぴったりはまるの本』は、みんないろいろ考えて楽しんでくれました。
「あ~そうか!」とか「○○かな?」とか
自然に声がでて、リラックスした感じ・・。
最初にこっちから入った方が良かったか!?

上手くいくときばかりじゃないね。
これも経験です。

でも実は来週おはなしどうしようか、結構迷ってます。
思い切って、再度挑戦するか、
もう少し練習してからにするか・・・。



◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇ 5月17日 ★ 6年生 ◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇

★ストーリーテリング
アディ・ニハァスの英雄』 
「山の上の火 エチオピアの昔話」より (岩波書店)

★本『ぴったりはまるの本
佐藤雅彦 /ユーフラテス ( ポプラ社 )



今回は先週と全然違う雰囲気です。
先週のこともあって、あまり今回は笑える話と意識せず
普通の昔話のように、ゆっくり語りました。

でも6年生は、なんだかニヤニヤ・・・。
いちいち隣の子と顔見合わせて笑ったり、
私が語ると、一言一言何かボソボソ言っている。
それを見て私も面白かったんだけど、
自分の練習では絶対ありえない間が・・・・。

それでやっぱり、途中で詰まっちゃうところもあったんだけど
全体にとても和やかな感じの雰囲気になりました。
今までの私は、止まるということがいやでした。
いつもちゃんと語らなければという意識がありました。

でも先週、今週とやって
失敗しても、おはなしの雰囲気が壊れなければ、
そのままいけるんだということに気づきました。

勿論失敗しないに越した事はないけれど
力を抜くということも覚えていきたいなと感じました。


ぴったりはまるの本』は、6年生も楽しんでくれました。
良かった、良かった・・・・。



◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇ 5月24日 ★ 5年1組 ◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇

★ストーリーテリング
アディ・ニハァスの英雄』 
「山の上の火 エチオピアの昔話」より (岩波書店)

★本『ぴったりはまるの本
佐藤雅彦 /ユーフラテス ( ポプラ社 )



5年2組→6年生→と来て、本日5年1組で3回目の語りとなります。
アディ・ニハァスの英雄』は、エチオピアの昔話です。
名前は聞いたことあるけど、「どこにあるか知ってる?」って聞くとみんな???
でも今日は知ってる子がいて「アフリカ!!」っと答えてくれました。
すごいねぇ~。アフリカ大陸の北東部にあるんですよ。
私もわかんなくて地図帳見て調べたのに・・・。
パッと答えられる子がいるなんて、さすが高学年ですね。

語りのほうは、3回目にしてやっと、スムーズに語ることが出来たと言う感じです。
でも1回目の5年2組と同じで、みんな真剣に聞いている。
し~ん・・といった反応でしたが、そういう聞き方もありかと思いました。
みんなこっちを見てくれていて、目が合ったしね。

他の方に聞いたら、5年生の聞き方は全体にそんな感じということ。
クラスの色もあるからね~。
先週の6年生のリラックスした雰囲気は息子がいるということもあり、
私と6年生との関係もできてるからじゃない?と言われ、
なるほど・・・そういうこともあるのかなと思いました。

ぴったりはまるの本』は、みんないろいろ意見を出してくれて
やりとりが出来て、楽しかったです。

読み終わったら、すぐ本を見にきてくれたから
山の上の火』も『ぴったりはまるの本』も興味を持ってくれたみたいです。



◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇ 5月31日 ★ 5年1組 ◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇

★絵本『綱渡りの男』(小峰書店)



先週に続いて5年1組です。
時間的には、2冊読めるかなぁ~って思ったけれど
このお話を大事にしたいと思って1冊だけにしました。

まずは、何も言わずに読み始めました。
表紙の絵にインパクトがあるのか、ちょっと驚きの声がでましたけど
読み始めるといつものように静かになりました。

この絵本は、字がちっちゃくて、ちょっと読みにくいので
自然に丁寧に、ゆっくりになってしまいます。

夜中にビルにもぐりこみ、3時間かかってビルとビルの間に綱を張るシーンでは、
なんとなくみんなの緊張感が伝わってきました。

いよいよ綱をわたるシーン。
大きく見開きの第1ページ目。
ここは、綱を渡っている男の視点から描かれています。
綱の下に広がる港や、街並み、まるで空に浮いているようです。
「エ~」と驚きの声が、遠慮がちに聞こえてきました。

次の見開き第2ページ目。
こちらは、地上から綱渡りをしている男を見上げる視点です。
遠い空の中を豆粒くらいの男がかろうじて見える感じです。
ここでは、あまりに男が小さくてクスクス笑う声が聞こえてきました。

最後に、≪今はもうこのタワーはありません≫と書かれてあります。
読み終わったあと、「なぜ、今はないのか、わかりますか?」と尋ねたら
「崩れちゃったんだよね」と答えてくれた子がいました。

それで、7年前に起こった同時多発テロの話を少ししたら
みんなも飛行機が突っ込んでビルが崩れる映像を
見たことがあると言っていました。

そのビルがまだ建っていた頃、
本当にあったお話だと知ると、さらに驚いてました・・・・。

なんか、あまりに高いところだから
半信半疑って感じでしたけど・・・(笑)。

いつも静かな5年生にしては、
興味をもって反応してくれたように思いました。


◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇ 6月7日 ★ 1年生 ◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇


★絵本『およぐ』(福音館書店)


♪『かたつむり』の歌にあわせて手遊び♪

★絵本『めっきらもっきら どおん どん



やっぱり、1年生の教室は賑やかです。
今年の1年生は、2クラスに分かれる人数がいなくて
1クラスだから人数が多いからね。

まず『およぐ』から。
先週からプールが始まったので、興味をもってくれました。
読むたびに、いろんな声が聞こえてくる。
そうそう・・・低学年はこういう反応だよなと思いながら
子どもたちとのやり取りを楽しみました。
「今日もプールこれからプールがあるよ」と教えてくれました。

一息つくために『かたつむり』の歌を歌いながら
手でかたつむりを作ってみました。
片手でチョキをつくり、もう一方でグーを作り、チョキの上にのせます。
歌にあわせて、交代します。
1年生にはちょっと難しかったか?
出来ない子は、一生懸命歌を歌ってくれました。

めっきらもっきら どおんどん』は、
1年生の学級文庫にもあって知ってる子も何人かいました。
かんたが歌うめちゃくちゃの歌ををちょっと早口で言ってみたら
みんなに大ウケで、何回も言わされてしまいました。
この絵本は何回か読んでいますが、低学年では楽しめるおはなしだなぁと思います。

合間にしゃべりだして、うるさい子もいたんだけど
女の子がしっかりしててちゃんと子ども同士で注意してくれて、
私が注意する必要は全然なくて、とってもやりやすかったよ。


◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇ 6月14日 ★ 5年2組 ◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇


★絵本『綱渡りの男』(小峰書店)



このクラスは、読んでる最中とっても静かです。
それは、それでいいと思うんだけど、読んでる私としては、
どう受け入れられてるのか様子がつかみにくいです(笑)。

ニューヨークの2つのビルは今はもうありません。
なぜか分かる?の問いには、数人頷いていました。

これは本当の話だと思う?って聞くと「違う」と答える男子も・・・
そうだよね~。
このすごい絵は、実話だとは思えないよね。
でも「本当のことらしいよ」と言うとびっくりしてました。


◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇ 6月21日 ★ 6年生 ◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇


★ストーリーテリング 『金の腕
おはなしのろうそく(22)より(東京子ども図書館)

★絵本 『ヨンイのビニールがさ



3分半ぐらいの短いお話です。
特に何も言わずに、イギリスの昔話だよ~と言いながら始めました。

やっと出会った妻が死んで、
夫がお墓を掘り返し妻の死体から金の腕を切り取って
うちへ持って帰ったあたりから、
子どもたちがぐっと集中しているのが伝わってきました。
今日はよくみんなと目が合いました。
最後の部分では、前の子だけでなく、後ろの方の子も驚いたようで、
思わず「ごめん。ごめん」と謝ってしまいました。
でも、そんなに驚いてくれたなら、成功ってことですかね。

絵本は、お話とは全然違った色合いで、
特に大きなインパクトがあるわけではなく
静かに読みました。
子どもたちも反応があまりなく、静かでしたが、
このお話のヨンイの優しさと勇気、
難しくいうと人間の誇りみたいなものが
なんとなくでも伝わってくれたらいいなと思いました。


◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇ 6月28日 ★ 5年2組 ◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇


★ストーリーテリング 『金の腕
おはなしのろうそく(22)より(東京子ども図書館)

★絵本 『終わらない夜
セーラ・L.トムソン /ロブ・ゴンサルヴェス(ほるぷ出版)


金の腕』は、この前の6年生といい今回の5年生といい
なかなか好評のようです。
最後、おはなしが終わったときの
「あ~驚いた!」「びっくりしたぁ~」という顔が素直でいいです。
普段はもう見せてくれない顔だなって思う。
ちょっと生意気で、反抗的な態度の女の子も
とびきりの笑顔でしたから・・・。

終わらない夜』は絵がちゃんと見れたかな?って思う。
静かだったし、反応も薄かったので、
様子が分かりませんでした・・・。
クラスに絵本を置いてきたので、1ページ1ページ
じっくり見てくれるといいなと思います。


◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇ 7月12日 ★ 5年1組 ◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇


★ストーリーテリング 『金の腕
おはなしのろうそく(22)より(東京子ども図書館)

★絵本 『終わらない夜』 または『かえるの平家ものがたり
セーラ・L.トムソン /ロブ・ゴンサルヴェス(ほるぷ出版)
 

金の腕』話していくうち、
子どもたちがどんどん集中していくのが分かりました。
短い話なんだけど、このぐらいの年齢の子どもには
何か感じるものがあるのかな?
最後はやっぱり驚いてましたね。
「心臓止まるかと思ったぁ~」という子も・・・。
なんか、高学年といってもまだまだかわいいです。

絵本は、2冊持っていって子どもたちに選んでもらいました。
多数決の結果『終わらない夜』の方を読みました。
いつも反応が少ない5年1組にしては、
少し多めに反応がありました。
不思議な絵に興味をもってくれたかな?
終わったら、一人の女の子が一生懸命拍手してくれました。
気に入ってくれたみたいです。
かえるの平家ものがたり』は、ちょうど今の時期いいし、
韻を踏んだ言葉がきれいなので、クラスへ置いておきました。
こっちがいいって言ってくれた子もいたからね。
読んでくれるといいな。


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