ケロサロン

2006/04/29(土)00:21

長生きの秘訣は・・・。

仕事編(116)

連日、癖のあるお客さんの多い中、今日はとってもいい意味びっくりなお客様に出会う事ができました。 ご自分のはく、紙おむつの『はくパンツ』を買いに来られたお年よりの男性。 前に買ったパッケージを持って来られて、「これをください。」と言われました。 同じ物をお出ししたのですが・・・、リニューアルでパッケージがちょっと変わっていた為に首をかしげられている様子なんです。 その旨を説明して、何とか納得してもらったようなんですが、今度は「前にはこれに試供品が2個付いていたのに・・・付いていない。」と言い出して・・・。 『試供品は当店のサービスなので、試供品が無い場合はお付けしていない事もあります。ちょっとあるかどうか見て来ますね。』と同僚が倉庫に探しに行ってくれた。 その間、そのおじいちゃんは又、その商品が同じものかどうかを確かめている。 おじいちゃん「これは・・・18枚じゃろ。・・・そっちは・・・?」 ケロ『これも18枚。ほらここに書いてあるでしょ?同じものですよ。』 そうこうしているうちに同僚が試供品2個を持って戻って来た。 ケロ『あったみたいです。これをお付けしますからね。』 おじいちゃん「そうじゃ、これが2枚で合計20枚あるということじゃろ?」 ケロ『そうですね・・・、これで全部で20枚という事になりますね。』 やっと納得していただいた様子。 随分、しっかりしたおじいちゃんだなぁ・・・。 金額を言うと、懐に手を入れてお金を出し始めました。 ケロは自分の目が悪くなったのかしら?と疑うくらい、おじいちゃんの動きが途中、途中で止まるんです。 えっ?今止まってる・・・?動いてないよね・・・? ああ、動き出した。 ・・・また止まった・・・? おじいちゃんがお金を出す間、ケロはまるでコマ送りをみている感覚でした。 やっと終って、次のお客さん(おばちゃん)が紙おむつを買われているのを見ていたおじいちゃんは・・・ おじいちゃん「それはあなたのですか?」 おばちゃん『いいえ、これは主人のですよ。(笑)』 おじいちゃん「ご主人はお幾つかね?」 おばあちゃん『73歳です。』 おじいちゃん「おう、わしと30違うのじゃな?」 30歳違うという事は・・・73+30=103・・? ぎょえ~っ? ケロ『じゃ、お客さんは100歳を越えられているんですか~?』 思わず声が裏返ったケロ。 おじいちゃん「そうじゃ、わしは102歳じゃよ。」 全員『え~~~っつ!』 その場にいた店員、お客様全員が皆びっくり! 全員『お若いですねぇ~。』 おばちゃん『長生きの秘訣はなんですか?』 そうそう、ケロもそこのところは訊きたいっ。 おじいちゃん「間食はせん事じゃな。3時間は空けて、ゆっくり25分かけて食べるんじゃ。寝る時も3時間前から食べん事じゃな。」 全員『へぇ~~っ・・・。』 おじいちゃん「わしの歯は自前じゃよ。3本無いだけで全部自分の歯じゃ。」 全員『へぇ~~っ・・・。』 トリビアかい?と突っ込みたくなるような『へぇ~』でした。 しっかし、ほんとお元気なんですよぉ~。 杖をついてはいらっしゃるけれど・・・、自分で買いに来られて・・・。 102歳と聞けば・・・、あの静止画像もうなづけます。

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