83歳のおばあちゃんです。
ご老人用のカートを押しながらいつも一人でお買い物に来られます。
うちのお店の数軒先が目的のスーパーなのですが・・・、このおばちゃんは足が少しお悪いみたいなので、時々休まないとたどり着けないようです。
今日もお昼前に「疲れた~、ちょっと休ませて。」と言いながら店に入って来られました。
おばあちゃんは、店内の通路でカートに座って休んでいました。
同僚がおばあちゃんの所へ行くと、「喉が乾いた。なんか飲み物をおくれ。」と言ったそうで、リポビタンを買って座って飲んでいました・・。
暫くして、私が別なお客さんの用事で側まで行くと、「ちょっと、ちょっと。」と、呼び止められました。
ケロ『な~に?』
おばあちゃん「何か、精がつくものが欲しいんだけど・・・。何かない?」
ケロ『今、おばあちゃん、リポビタン飲んでいたでしょう?リポビタンとか、栄養剤は一日一本しか飲んではいけないのよ。』
おばあちゃん「お腹が空いたのよ。何か栄養のつく食べ物はないの?」
ケロ『・・・う・・・ん、それだったら・・・カロリーメイトはどう?柔らかいビスケットみたいなもので、ご飯の替わりになるのよ。』
おばあちゃん「何でもいいから、ちょうだい。」
ケロ『・・・。』
カロリーメイトのチョコレート味を取りに行く。
おばあちゃん「いくら?」
ケロ『○○円だけど。』
おばあちゃん「ここから取ってよ。」
サイフを開けながら、私に差し出すおばあちゃん。
ケロ『見ていてよ~。ここから確かに、○○円、取ったからね~。』
おばあちゃんに確認してもらいながら、お金をいただいて、レジに通しに行きました。
おばあちゃん「これから買い物に行くから、ここに入れておいてよ。」とバックに仕舞いました。
よかった~、店内で食べるんじゃなかったんだー。
それから忙しくて、おばあちゃんの存在を忘れておりました。
次に見た時には・・・おばあちゃん、もぐもぐと食べておりました・・・。(苦笑)
そして、30~40分休んだ後、目的地のスーパーを目ざしました。