カテゴリ:ボーイズ・ラブ
狂暴なのに穢れのない、愛情っていったい・・?
すごく気になるタイトルでした。 それに最近、ふゆの仁子さんの作品は、私的にハズレがないんです。 それにイラストが、あの(あの・・というのは、マイブームの漫画家さんだからです)志水ゆきさん! これは、買うきゃないでしょ! 『穢れなき狂暴な愛情』ふゆの仁子/志水ゆき ビーボーイスラッシュノベルズ 2007年6月20日発行 広域暴力団片倉連合有賀組の組長・有賀大全は、片倉連合の幹部入りを果たし、この有賀組の次期組長に息子の真之(まさゆき)をと、考えていた。 真之は、生まれながらにして人をかしずかせる術を知り、世の常道から外れた道を己の道として受け入れていた。 そして、今や組にとってなくてはならない存在である若頭候補の降矢(ふるや)が、この家に引き取られて来たのは、降矢が18歳、真之が9歳の時だった。 大全は、降矢を息子(真之と腹違いの兄弟だということになっている)としてでなく、真之の教育係として側においた。 降矢は、母親に乱暴する情人を刺して鑑別所送りになったり、自分の出生の事実を知ってしまうと、生きる支えを失った・・。 そんな降矢を救ったのが、真之だったのだ。 真之を護ることが、降矢の生きている証だった。 真之は暴力団の組長の息子という事と、類い稀な美貌ゆえ、絶えず危険な目に遭って来ました。 危険を避けるため、真之は中学を卒業すると同時に渡米させられます。 そして向こうの大学を卒業後、家を継ぐために戻って来た真之。 真之の二代目襲名披露を間近に控えて、同じ組織内にありながら有賀と敵対する茅野組に不穏な動きが・・。 深夜、有賀組本家に賊が押し入った。 狙われたのは、真之ただ一人。 気配を察した真之は雪の降る庭に躍り出て、小柄で返り討ちにした。 後から駆けつけた降矢が見たものは・・、 血で染め上げられた、真紅の雪の庭に毅然と立っている真之。 右の手には血塗られた小柄、足下にはうめき声をあげて転がっている数人の男。 白い胸元は、賊に切りつけられた細い紅い筋が浮かび上がっていた。 胸の傷を無造作に拭った手の甲の血を、真之の紅い舌がぺろりと嘗める・・、壮絶な色香だった。 降矢は、あの白い肌を真っ赤に染め、いたぶる自分の姿が見えた。 もう限界だった・・。 己の手でこの美しい人を穢してしまう前に逃げなければならない・・。 その事件後、降矢は真之の前から姿を消した。 普段紳士的で落ち着いた降矢は、真之の事となると人格が変わった。 その狂暴さは、まるで狂犬のようです。(笑) 真之は怪我をおして、降矢を探す。 降矢の居た場所は、二人の思い出の場所だった。 説得しても戻ろうとしない降矢に、真之はお前の望む事はなんでもしてやるから帰って来いと言う。 (・・それならばと?)その晩、降矢は真之を抱いてしまう。 真之が朝に目を覚ますと、降矢は死のうとしていた。 自分の命より大事な真之を穢してしまったと嘆く降矢に、真之は秘密にしていた辛い過去を話す・・。 俺が穢れたのは、男のお前に抱かれたからか? 俺は三人の男に輪姦された。 男にレイプされた俺は穢れて見えるか? 俺は穢れない・・。 ウルウル・・目にいっぱい涙を溜めるケロでした。 いいシーンだぁ~! 真之、最高~っ! 萌え~ ああ、なんて凛としたお姿なんでしょう! ただよう色香に・・、組長としてのカリスマ性も抜群だしっ! なんとも言えない魅力ですね。 二代目になって、さらに素敵になった真之を早く見せて欲しいよぉ~。 そして、降矢よ! 二代目を全力でお守りしてくれっ! 私の満足度★★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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