2008/05/16(金)03:34
『プライド』石田育絵著
仕事の帰りにBL本を売りに行って、そのお金でBL本をまた買ってきました。
だからいつまで経っても、本の山が減らないのさっ!
ミリオンコミックス 『プライド』『喰えない男―プライド』石田育絵
東京地検西東京支部に勤めるクールビューティ・天宮千幸検事の前に現れた二人の検事・・一人は、かつては検察庁のプリンスと呼ばれたエリートだが、訳あって左遷された鹿取検事(年上)と、そして日本橋の老舗の坊ちゃんでやり手の諸岡検事(年下)。
天宮はこの二人から口説かれ困っていた・・。
天宮は同性しか愛せない性癖のため、職場にバレないように慎重になっていたのだが・・、酔った勢いで鹿取検事と寝てしまう。
しかし、陰のある危険な香りのする鹿取と、日向の匂いがする一緒にいてて安心感がある諸岡と、どちらも選べない天宮だった・・。
鹿取は本庁上部と連絡を取り合って、内密にある暴力団と中国人ルートを追っていた。
その絡みで打ち切りにされた事件を尚も追う諸岡に、「手を引け」と鹿取は忠告するのだった。
しかし、鹿取はヤクザに弱み(天宮)を握られてしまい、天宮に危険が及ぶのを恐れて急に天宮を突き放す。
拒まれた天宮はショックを受け、天宮のプライドを傷つける。
しかし、天宮にも意地があった!
自分にも世間にも負けない!
鹿取にも諸岡にも負けたくない!
彼らのように出世はできないが(二人には後ろ盾や広い顔があった)、置き去りにされるのは許せない、せめて離れずについていきたい・・と、天宮はプライドをかけ事件の真相を追う。
天宮の帰宅途中を狙った一台の車・・魔の手はついに天宮に及ぼうとしていた!
犯人からの電話で天宮の危険を知って駆け出す鹿取。一台の車が天宮に猛スピードで迫る!
千幸!! 千幸っ!!
ふり絞るような香取の叫び声がこだました・・。
いつもクールな香取が、あんなに取り乱したのを初めてみましたよ。
鹿取の必死の叫びで、自分への想いの深さを知った天宮は、鹿取を選んだ・・。
それからの天宮はすごいSに変身!
鹿取の気持ちを試したり、脅したりと、今までと反対に鹿取を振り回します。(笑)
天宮検事最高! 大人のLOVEです