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主人の母が入院して大変な時、BLを自粛しておりました。 まあ、そんな気分でもなかったのが本当ですが・・、主人が私を本屋に連れて行き「頭を切り替えんと長期戦は無理や。」と、BL本を読めと勧めてくれました。 そうですね・・このまま先は長いかも知れません、時にはしたい事もして無理せず頑張っていくしかないのですね。 今回買った本はコレ 『交渉人は疑わない』榎田尤利/奈良千春 SHYノベルズ 2008年11月5日発行 前作の『交渉人は黙らない』も気になりながらも未読で、続巻であるコレから読んだので謎だらけなのですが・・。
元検事で元弁護士という肩書も見事ながら、類いまれな美貌と度胸を合わせ持つ男・芽吹章。 現在は、国際紛争と嫁姑問題以外は何でもござれの交渉人だ。 クンクンクン・・私の好きな、心に傷を持つ、影のある男の匂いがする・・。 芽吹の恋人?は高校時代の後輩で、今はヤクザの若頭・兵頭寿悦。 私がこの本を面白いと感じた一つに、兵頭の芽吹に対する言葉づかいがあります。 ヤクザとはいえ芽吹の後輩にあたる彼は、芽吹に対して基本は丁寧な言葉づかいだが、ふと乱暴な物言いや、高圧的な言葉が出る時がある。 兵頭の気持ちが時々の言葉づかいに表れているようで、その微妙さが面白い。 芽吹は、兵頭の舎弟たちに姐さんとして認められているようだ。 それは、ただ若頭の大事な人としての姐さんではなく、裁量やヤクザも一目置くような度胸のよさだったり、その男気を感じて、兵頭の側にいるのに相応しい男として『姐さん』と認めている。 この本の面白さの、もう一つにテンポの良さがあります。 漫才を彷彿させるようなセリフのやりとり・・特に舎弟たちと兵頭と芽吹の絡みは最高です。 他人を助けるために、ためらいなく土下座する芽吹を舎弟たちが口々に止めます。 「芽吹さん、なにを!いけません!」と叫ぶ中、どさくさまぎれに「姐さんっ!」と言ってるヤツもいたりして、笑わせていただきました。 兵頭も芽吹が他の男のために土下座をするのが気にくわない様子で、何か納得できず「何かが足りない・・。」とボヤキ考え込んでいました。 すると、舎弟の一人が『愛じゃないスカ?』と言い、他の舎弟たちが感心したように『おお~、愛』と声を合わせた。 「そうか・・愛か、そうかもしれん。先輩やらせてくれたらそいつを助けましょう」 芽吹はジョークかと思い笑っていたら・・まわりは真剣だった。 覚悟を決めて「俺のケツで人を助けられるのなら安いもんだ!」と言うと、舎弟たちの大真面目な拍手を受け、『男っスよ、芽吹さん』『器がでかい!』と口々に褒められる芽吹。 なんか・・どちらも少しズレてる? でも、そこが面白い。 意外と芽吹がオヤジくさいんですよ。 楽しい、魅力的なキャラがいっぱい登場しますが、私のお気に入りはキヨです! ここで、皆さんに質問があります。 この本に出てくる、名古屋名物『シャチボン』って何? シャチホコの形をした可愛いシュークリームらしいですが・・、本当に存在するものなのですか? 誰かご存じでしたら教えてください。 私の満足度★★★★☆
『BRONZE 最終章』尾崎南著 2011.09.28 コメント(2)
『是』11巻 志水ゆき著 2011.08.25
『是』10巻が出た~! 2011.01.02 コメント(2)
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