ケロサロン

2009/08/10(月)17:36

『こどものおいしゃさん』野々原綾瀬著他

ボーイズ・ラブ(367)

う~ん、最近これぞ!という本に出合えないんですよね~。 『こどものおいしゃさん』野々原綾瀬/せら  もえぎ文庫 2009年8月4日発行 〈あらすじより〉 「先輩、抱かせてください」スタイリッシュに大人の恋を楽しむのが信条の医大生・雪光蛍の前に突然現れ、そう言い放った後輩・石蕗宗士。その暴言が原因で決別したふたりだが、小児科医となった蛍は、なぜか保育士となっていた宗士と再会。実はあれ以来、割り切った恋愛が楽しめなくなっていた蛍は宗士に苛立ちをぶつけるが…!?コドモ嫌いの小児科医と保育士の、すれ違いの恋模様。 小児科医でありながら無愛想でクールな蛍。 あらすじにはコドモ嫌いと書かれていますが、私にはそう見えなかったなぁ・・。 子供たちには「こわい先生」と言われる蛍・・診療方法には若干問題があるとは思いますが、本当は子供が好きですごく優しい人なんだと思います。 恋愛もそんな感じで、すごく不器用で、どうしても素直になれない。 気になる宗士に対して嫌われることばかりしてしまう・・そんな蛍の気持ちに気付かない宗士に苛立ちを感じてしまう私でした。 読者の中には、蛍を嫌って宗士に同情する方が多いかもしれませんが、私はどうしても『受け』の方に思い入れをしてしまう質なので、蛍の気持ちがよく分かり蛍サイドに立ってしまいます。 あまり満足感を得られなかったのは、宗士への苛立ちでしょうかねぇ~? 私の満足度★★★☆☆ 『ハニービート』神奈木智/麻々原絵里依  ルチル文庫 2009年7月20日発行 〈あらすじより〉 腕利きのボディガード・如月花の前に、臨時の相棒として二年前までコンビを組んでいたユンが現れた。当時、綺麗な外見に似合わぬ激しい性格の花を、三年かけて口説き落としかけていたユンは、花を庇って怪我をしたのを機に突然姿を消していた。思わぬ再会に動揺する花だが、相変わらずアプローチを掛けてくるユンの本心が分からず─!?待望の文庫化。 凄い腕利きのボディガード・花、設定としては私好みなんですが・・、なんか活躍が少なく『攻め』のユンに最後までしてやられています。 読み進めていくほどに、私好みからどんどん外れてしまい、最後はザッと読んで終わってしまいました・・。 私の満足度★★☆☆☆ 『回路接続』神楽日夏/香坂あきほ  ガッシュ文庫 2009年8月10日発行 〈あらすじより〉 素性のわからない謎の美少女モデル・雛世。その正体は、実は17歳の内気な男の子。引きこもりのちひろは、デザイナーの兄の頼みで「雛世」を続けている。外に出るのは「雛世」のときくらい…。そんなある日、人気モデルの飛渡颯にうっかり秘密を知られてしまう。初めは「口止め料」としてキスを仕掛けてきた颯に戸惑ったちひろだけれど、彼の優しさに触れるうち、いつしか惹かれていき─。 次女が買ってきた本を先に読ませてもらったんだけど・・ちょっとお子様すぎるなぁ・・。 大人の激しい?恋愛ばかり読んでいる私としては物足りない気がしました。 私の満足度★★☆☆☆ 『夜の瞳』火埼勇/高峰顕  ショコラノベルズ 2005年12月20日発行 〈あらすじより〉 事故で恋人と視力を失った常陸深士は、医者である親の力で光を取り戻しはしたが、以来自暴自棄な日々を送っていた。そんな中、仕事先のバーで自分を見つめてくる男に気づく。何を話しかけてくるわけでもなく、ただひっそりと見つめるその男―有坂桐は、客とのトラブルから刺されそうになった常陸を庇い負傷してしまう。なぜそんなことをしたのか、そしていつもの物言いたげな視線の理由は何なのか…優しげで大人しやかな外見の有坂の内面の謎に興味を持った常陸は、有坂の上司の勧めもあって同じ会社に勤め始めるが…。 ちょっと古めの本ですが、面白そうなので読んでみました。 う~ん・・この手のお話によくあるパターン、そのものでした・・。 私の満足度★★★☆☆

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