2011/12/06(火)02:46
入院日記
【2日目】
腹痛が続き、下血も続いているので、ひたすら寝ていましたが、同じ部屋の(4人部屋)おばあちゃん2人は仲良しさんで、いつもお話ししています。
食事も片方のベットの方に持っていって一緒に食べるという仲の良さで、朝から晩まで、すご~い大きい声で盛り上がっています。
私は絶食だし、看護師さんがカーテンを絶えず閉めてくださっているので、一度もお部屋の人とはお話しどころか顔を合わせておりませんでした。
あ~、お腹痛い・・・じっと寝ていた私は、『ごめんね~!』急に耳元で聴こえた言葉にビックリして目を開けると・・・
私の顔を至近距離で覗き込むおばあちゃん
うわ~っ、ビックリした~
『あはは、うるさいやろ?』
「いえ・・・。」
お腹の痛みがマシになったら内視鏡検査をする事になりましたが・・・あれって痛いって、よく聞くけど・・・大丈夫かなぁ?
【3日目】
点滴で水分を摂っても、口からは少しの水分しか摂っていないので、唇が渇いてカッサカッサに・・・。
うう、リップクリーム持って来てもらおう。
少し腹痛が和らいだので、内視鏡検査をする事になりました。
最初に吐き気止めを飲んでから、下剤2リットルを飲みます。
うあぁ~~っ!まずっ!
先生はスポーツ飲料の味だと言ったが・・・、これは前に飲んだ・・・そうOS-1(オーエスワン)の味に似ている。
甘みがなく、少し塩味が強い、グレープフルーツの香料が入った飲み物。
せめてもう少し甘かったら飲みやすいんだけどなぁ・・・。
1リットルを立ちながら20分かけて飲んでくださいと言われましたが、無理無理!
コップ1杯飲む毎にお腹が痛くなって、点滴台持ってトイレに直行!
1回のトイレ毎に何時何分に便がどんな色や状態なのか書き込まなければならないので、すごく時間がかかってしまう・・・。
結局2リットルを飲んで、便が透明の水になるまで(出血しているので完全には透明になりませんでした)1時間30分かかりました。
計14回トイレに駆け込んだので用紙が足りず、看護師さんが2枚目を気の毒そうに持って来てくれました。
水様便なので気を抜くと、トイレに着く前に大惨事になってしまう!
ああ、できるなら・・もうトイレで飲ませて欲しい!
検査着の下に、おしりに切れ目がある不織布のズボンをはいて検査室へ
検査室はすごく寒く、暗く、また神秘的なBGMが流れていたので、余計怖かった。
おしりに腸の運動を止める注射をして、まな板の鯉状態で、ひたすら早く終わるのを待っていました。
口でハアハア息をして力まないようにして、おしりからスコープが入れられる。
たぶん空気を入れて膨らましながら入れていくのだけど、お腹の中を通っているのが判り、特に曲がる時は『あっ、曲がってる・・』と感じます。
そこまでは全然痛くなかったのですが、傷めている箇所にさしかかった時に激痛が走り身もだえしました。
『寝ている間にしましょうね』
急きょ麻酔をかけられて、私は数秒で意識がなくなりました。
後で画像を見せていただいたのですが、腸が腫れていて一部狭窄していました。
診断結果は【虚血性大腸炎】、腸に通っている血管が何らかの原因で詰まって、腸に血液が行かなくなって、最悪壊死してしまうという病気です。
しばらく絶食して腸を休ませて、24時間点滴を続ける事になりました。
検査疲れと麻酔が残っていたのか、この日はずっと延々と寝ていました。