2006/04/10(月)23:00
ムシュー・ガニエール来日中♪ ガニエール・ア・東京
三ツ星シェフのピエール・ガニエール氏が春のムニュを決めに来日するということで、
友達がテーブルを予約してくれました。
ガニエール・ア・東京
大抵いつもは定時より遅れる皆様(私も含め)が、
なんと5分前には主催者を除き集合~
期待の高さが伺えます。
なんたって『春』のお料理が何になるか、興味津々ですもの。
『冬』もおいしくて、びっくりさせられてでしたので、
春の食材をどう調理するかわくわく。
そんな私達に主催者様から、
「来週いっぱいは『冬』のお料理なんですって。
ガニエールさんがいる間に日本の食材を見て、
次の『春』のお料理を決めるそうなの」
一瞬、え~と思ったものの、
ご自分で吟味して選ぶというプロ根性にますます惚れた!
前回味わった『冬』だけど、別のカルトを頼めばいいんだし♪、
またガニエールの『春』を食べに集えばいいし♪
ってことで、●回目のマダムも、初めてのマダムも、
いそいそとメニューを開くのでした。
この日、飲んだのは、
みかんとオレンジのジュース(柑橘系でさっぱり)
イチゴと人参のジュースにセロリのソルベを浮かべて
この2つはセットになっているノンアルコールの食前酒なのです。
でも、ノンアルコールじゃ物足りな~い!
ってんで、マムのコルドン・ルージュというシャンパーニュを。
季節も季節なので、桜色のロゼのお酒を飲みたいと思ったのですが、
コルドン・ルージュはロゼではなく、
コルドン=リボン、赤いリボンのラベルという意味なのでした。
結構シャンパーニュに詳しい面々でしたが、
これは初めて知ったこと。
奥深いわ、シャンパーニュ。
まずはフォエワグラの一口コロッケや、
カラメルをスティックにしてお砂糖に立ててたり、
ターメリックのおせんべいみたいなものや、
胡椒のフィナンシェなど、コマコマ楽しめるものが登場します。
前にも食べたのに、わくわくしちゃう。
そして、アミューズ(お口の喜び)が登場。
イカ墨のニョッキ、クリームチーズをジュレで包んだものや、
卵を60度でずっとボイルしてつくるガニエール風の温泉卵だったり、
ビーツとクリームだったり、ああしっかり思い出せない。。。
それというのもみんなでお互いのものをシェアしちゃうから。
フレンチではお行儀が悪いことですが、
ガニエールさんはおいしいものはみなさんでと言うコンセプトなのか、
お咎めなしです。
半分個室なので傍若無人だったのかもしれませんが。
次に来たのが前菜。
私は前回、オマージュ・ア・東京を食べたので、
今回はガニエールの見たフランスを。
フォワグラやエスカルゴなどフランスの食材をふんだんに。
これはチーズ味のラビオリ? ガレット?
中に野菜が隠れています。
上にあるのがエスカルゴ、下は小さいイカをトマトソースで煮たもの。
ソースがおいしくてパンにつけて食べちゃいました。
他にもキューブのさいころのようなフォワグラが出たり、
楽しかったです。
いよいよメインは、豚肉とあわび!
豚肉のローストの上に、ミズナのサラダが乗っていて、
見た目もきれいな一品でした。
お肉は分厚くて、噛み締めると肉汁がじゅわ~と。
甘めのソースにからまって、もうたまりません!
あわびは別のお皿に。
下にしいてある赤いのはイベリコ豚の生ハム。
あわびのコリコリした歯ごたえ、生ハムの塩気、青菜のシャキシャキ感、
いろんな味が楽しめる組み合わせ!
ふ~いろいろ食べました。
ワインは全体にお料理があっさりなので、
白ワインにしました、シャルル・マーニュ。
赤ワインを飲むようなぼってりしたグラスに注がれたのは、
白にしては香り芳醇だからだそうです。
その次のデザートワインの香りがお花のように甘かったので、
こっちの印象が。。。
お料理とデセールの間はお口直しにレモンのソルベ。
上にのっているマッチ棒のようなチョコがかわいい。
ナッツのたると、りんごのコンポート、謎のお菓子。
で、私の楽しみデセールですが、これまたすごく、
みんなでシェアしないと食べられません
これは一番上に焼いたメレンゲ、下ににんじんとみかんを煮たもの。
ガニエールさんの好みなのか、
普通はフルーツを使う場面で野菜を使うことが少なくない。
このデセールも人参を使ってますが、
フルーツみたいに味わえました。
ほかにはコーヒーのパルフェ、ミルクアイスクリーム、
チョコレート、ルバーブ、サヴァランなどなど。
今度来るときは替わってるんだろうなと
感傷にひたるわけもなく、食べ続けました!
さて、次に行くのはいつにしようかな
あ、一生懸命働かなきゃだめだ。。。