最近のアマチュア無線機は、パソコンなどからリモートでコントロールできる機能がありますよね。
純正のソフトウェアはインターネット経由で遠隔操作もできるので、使用にあたっては変更申請が必要になるなど扱いが(ちょっと)面倒。昔々、ファイルメーカーPro.を使ってログ管理データベースを作ったことありますが、ソフトウェア自作する気力は今は無し・・・(^^;
フリーやシェアウェアでは「Ham Radio Deluxe」がメジャーな存在ですが、現在は有償(30日の使用期間あり)。そこで、発掘されていない埋もれたままのソフトウェアがあるんじゃないかと、キーワードを駆使して?探索したところ、ありました。
しかも、愛用のICOM IC-7100に特化したソフトウェア♪
IC7100BKT / Icom IC-7100 CAT Control
http://www.maniaradio.it/en/ic7100bkt.html
フル機能使うにはdonationが必要です。30日間は無料でお試し出来ます。
IC-7100のほか、IC-7000版やIC-706シリーズ版もあります。
ホームページのトップはこちら → http://www.maniaradio.it/en/index.html(イタリアのサイトです)
FMラジオ受信しながら動作確認中♪
機能豊富です♪
キーボードの任意のキーをPTTボタンにするなんてことも簡単に設定できます。
タッチパネルのおかげで使いやすいIC-7100ですが、このソフトウェアで眠らせていた機能を活用させることができそうです。
簡単に設定変更可能なので、何が何だか混乱すること(させること)の無いように、良い感じにセッティングできたらバックアップしておくと良いでしょう。
【注意】デフォルト・フォントが欧文の「Arial」になっています。このままですとメモリバンク登録時に日本語を使うと文字化けします。
「Utility」のタブから「Configuration」クリックで「Setup」画面を呼び出してフォントを「Arial」から和文フォント「メイリオ」に変更して下さい。(いくつか試しましたが「メイリオ」が良さそうです)
欧文フォント「Arial」から和文フォント「メイリオ」に変更して文字化け防止。
メモリ登録は、csvファイルで書き出し、読み込みができます。ただし、Microsoft Excel標準の「,」「スペース」区切りではなく、「ARRL program TravelPlus」フォーマットのcsvでないと読み込みエラーになります。設定を確認したころ、「;」区切りでcsvファイル作成すればOKなことがわかりました。「;」区切りを「,」区切りに設定変更すればExcelでもいけそうですが、フリーウェアのcsv Editorで大丈夫そうです。
使いはじめたばかりなので、30日のお試し期間を過ぎたあとどの機能が使えるのかなどは確認でき次第アップの予定。機能盛りだくさんのソフトウエアなのでdonationしたいと思っています。
【2018/10/09】
その後、まとまった時間確保して集中的に検証していませんm(_ _)m
無料期間終了後は、メモリ登録機能が使えなくなったことを確認しています。それ以外の機能は引き続き使えるようです。IC-7100ユーザーに是非使ってほしいソフトです♪
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【2022/04/28 追記】
長らく放置していました・・・。
使い勝手の良いソフトウェアですが、難点がひとつあります。ソフトウェアを起動して2分ぐらい経つとフリーズする問題があります。
https://www.maniaradio.it/forum/showthread.php?tid=521
上記掲示板では、COMポートのMODE変更で・・・とあります。この方法を試してみましたが、当方の場合は改善しませんでした。
下記を参照しながら設定を変更したところ、動作が安定しました。
https://www.maniaradio.it/forum/printthread.php?tid=425
(1)Utility → Cofiguration → 上部のCOMの項目をクリック
(2)「Setting COM」一番上の「Serial Port/Driver」を「BKTRS232.DLL - COM DRIVER - VER. 1.0.5」に変更。 ※変更する前のCOM Port番号をメモしておいてください。
(3)「Driver Setup」をクリック
COM Portを設定します。
(4)「OK」をクリックしてソフトウェアを再起動します。
(5)ソフトウエアを起動する度に「BKTRS232 COM Driver」が現れますが、「OK」をクリックすると IC7100BKT が立ち上がります。
※「Connect to startup」にチェックを入れると、次回以降の起動時にこの画面が表示されません。
(6)それでも、時々フリーズする場合は、、、
パソコンのCOM設定「詳細設定」にある「受信バッファー」と「送信バッファー」の設定値を最小にしてみてください。
たぶん、これで動作が安定すると思います。
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【追記の追記】
「Synchronize clock on startup」にチェックすると、
ソフトウエア起動時にIC-7100の時計をパソコン日時に自動校正します。
【2022/04/29 追記】
Sメーターの指針がIC-7100本体より控えめなので、「Setting S-Meter」の設定値を変更しました。
Utility → Cofiguration → 「Setting S-Meter」
Divisor 「14」 → 「13」