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カテゴリ:小説
著者/訳者名 : 瀬尾まいこ/著 出版社名 : マガジンハウス (ISBN:4-8387-1446-7) 発行年月 : 2003年12月 サイズ : 165P 20cm 価格 : 1,260円(税込) なんとなく高校の講師になった清は 部員がたった一人しかいない 文芸部の顧問になった。 毎日文学にどっぷり浸る部員 垣内君や不倫相手の浅見さん、弟の拓実。 ゆっくりした毎日を送りながら 過去の傷が次第に癒えてく。 人生の中で「挫折した」って はっきり言える瞬間はそうないと思います。 あっても、人には言いたくない。 できれば、思い出したくもない。 主人公の清にも、人生を変える消せない過去があって、 読んでいるとなんだか自分の事と重なってつらかった。 私の過ちはちっぽけなものなんですが。 胸にささったトゲは、時間が経つと小さくはなるけど、 けっして消えないんですよね。 この本の舞台には、文芸部が活動する図書館が 出てきます。 同じく図書館に勤務するものとしては 「司書が全くでてこないのは何故!?」 とちょっと不思議でした。 瀬尾まい子さんは中学校の国語の先生らしいのですが、 いらっしゃる学校には専任の司書教諭が いないのかな~なんて思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年11月25日 13時18分22秒
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