テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:運転手さんとメイドさん
オバチャン、本日を持って、無事クビになりました~!
オバチャンを面接したのが2004年12月3日、働き始めたのが、12月6日。 初日から、掃除が下手だという事は分かった。 オバチャンがブログに初登場したのは、6月16日。 う~ん、私ってまだまだ可愛いわぁ~ なんて好意的な文章書いてるんでしょ♪ その後もちらちらブログに登場、オバチャンの人当たりのよさ(単に調子がいい)で 結構笑わせてもらってる。 このまま行きたかったけどね~ やっぱりだんだんボロが出てくるのよね~ 一番最初にぶち切れしたのが、10月27日。 言った事(=命令よね)を思いっきり無視されて、初めて無茶苦茶怒った日。 そして次は12月15日。 この時は、「もうばあやなんだから、諦めよう★」って思ってたんだよなー。 でも、この辺りからどんどんおかしくなってきた。 とにかくウソが酷くなってきたの。 (私)「ここ、拭いてね」 (オ)「うん、毎日拭いてるよー 今日もこの後拭くつもりだよー」 (私)「ちゃんと掃いた?」 (オ)「うん、掃いたよー でも風があるから、またゴミが入ってきたんだよー」 万事がこの調子。 でも絶対やってないのは明らか。 明らか過ぎるのに、ウソを言う。 ある日、オバチャンが机や棚を雑巾で拭いてた。 でも臭いっ! 雑巾が臭くて、部屋中が臭くなるっ! (私)「あのねー、拭いてくれるのは嬉しいけど、雑巾、汚いのよ! 臭いの! 分からない?」 (オ)「(鼻をズビズビ言わせて)風邪ひいて、鼻が悪いんだよー 臭いが分からなくてねー」 これには絶句した。 すごい。 どうやりゃこんな言い訳、一瞬のうちに考えつくのか。 言い訳の天才。 でも言い訳ってウソだよね。 あまりに底の浅いウソ。 本当に疲れるのよ。 「ここの人は、とにかく怒られたくないんだ。 怒られたくないから、言い訳する。 それは言い訳であって、彼らにとってはウソじゃないんだよ。 ウソって概念がないんだ。 でも、怒られないように仕事をしようとは思わない。 ばれなきゃ何してもいいって思ってる。 だから、怒れば怒るほど、オバチャンのウソは酷くなるよ。」 これ、だんなの言葉。 やってられない。 注意すればするほど、ウソ吐かれるなんて! この頃から「もう、クビにしたいな」って思い始めた。 でも1月は母が来るし、2月はシンガポールに行く予定があった。 だんな1人ってのはちょっと大変だし、新しいメイドは慣れるまで時間がかかる。 もう1つ、年明け早々に借金を申し込まれてたのもあった。 3月1日の給料で完済予定。 こういう事から総合的に考えて、2月いっぱいまで様子見て、それで決めようという事にした。 毎日 気持ちが揺れてた。 ちゃんとしてくれると「もう少し雇うか」って思うし、サボられると「やっぱりクビだな」って思う。 でも相変わらずウソは多いし、その度に注意してるのに、私がいないと平気で掃除をサボる。 ある月曜日、コーヒーが床にちょっとこぼれた。 白いタイルの上にコーヒーの小さな汚れ。 毎日モップ掃除する。 一瞬で拭き取れるような汚れ。 でも・・・木曜まで残ってた。 1週間、この辺りをモップかけてないって事。 金曜の朝、オバチャンをその汚れの前に連れてって、見せた。 (オ)「目が悪いから、この辺りは見えなかったんだよ~ ごめんね~」 バレて運が悪かったって思ってるようだ。 でも掃除しなかった事を悪いとは思ってないらしい。 ごめんねって言葉、この人からもう聞いてもしょうがない。 先々週、私は朝から出かけて、お昼12時ごろに家に帰った。 家に入ると、メイド部屋のほうがすごく煩い。 べちゃくちゃ・べちゃくちゃ、大声でしゃべってる。 オバチャンの声、他の家のメイドの声。 煩い。 本当に煩い。 うちは「絶対、どんな事があっても、他人を家に入れるな!」と強く、強く、言ってある。 「入れたらクビだからね」とも言ってある。 なのに大声がする。 これで現場を押さえたら、もうオバチャン、終わりだな。 あー、嫌だな、押さえたくないな・・・ こんな私の心の葛藤なんかまったく気にしないで、でかい声が続いてる。 我慢の限界。 メイド部屋のドアを開けたら、オバチャンと向かいのメイドともう1人が中でくっちゃべってた。 私を見た時のオバチャン。 一瞬固まって、でもその一瞬で言い訳を考えたのか、 ニコニコこっちに近づいて来た。 (オ)「ニョニャ~♪ アノ、マーフ、アノ、ちょっと手伝って貰ってて、アノ・・・」 (私)「煩い。 何も聞きたくない。」 これが決定打ですな。 もう改心の余地なし。 この人はこういう人だ。 いい人だけど嘘つきだ。 そして今日の朝、オバチャンに「今日で終わりね。」と伝えた。 なんか言うかな? ってちょっと身構えたけど、 オバチャンも予想してたのか? 何も言わなかった。 (私)「帰る前に、メイド部屋だけはちゃんと掃除してね。 明日から私が掃除するんだから。」 (オ)「分かったよ~ ニョニャ~ マーフヤ~ なんか間違いがあったらごめんね~」 このセリフ、テープに取っときゃいいのに。 これほど心のこもってないお詫びの言葉ってあるかしら? こうして、お互い理由も話さず聞かず、あっさりオバチャンは帰っていった。 今月の給料と退職金と、荷物が多かったので、タクシー代もあげといた。 メイド部屋は・・・ 汚かったよ(苦笑) これを見れば、掃除できない人だって一目で分かるね。 オバチャンが裏から出た後、早速メイド部屋の掃除開始。 ここぞとばかりに前から気になってた汚いものを処分し、気持ちもすんごいすっきりした(笑) 外ではオバチャンと向かいのメイドの声。 (オ)「クビになっちまったよー」 (メ)「そうなのー? じゃあまた他を探すんだねー」 多分こんな気軽な会話だろう。 反省とか後悔とか、そんな複雑な事一切なし。 案外すぐに次が見つかるかも? それはそれで、次の主人が頑張ればいいと思う。 ブログを楽しみにして下さった皆様、ごめんなさ~い! せっかくだけど、お笑いブログにはなりませんでした~! だって、本当にあっさりと終わったんですよ。 1年3ヶ月働いて、最後は1時間ほどで帰ってった。 所詮、こんなものね。 まあ、泣かれても困るけどね(苦笑) 明日から、本来あるべき専業主婦の姿に戻ります~(爆) あ、明日、もう1つ、重大発表しちゃうからね~!! 待っててね~~~!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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