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ケセラセラ日記

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2004年02月12日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
沖縄には「かめ~かめ~」と言う言葉があります。
よくお年寄りが使うのですが、親戚の家に遊びに
言ったときなど、そこの長老様が、お菓子や
飲み物などを勧めてくれるときに
「うりん、かめ~、ありん、かめ~。」
(これも食べなさい、あれも食べなさい。)
と、言って家にあるものをどんどん出してくれます。
ま、言ってみれば
「どうぞ、どうぞ、遠慮なさらずに」
と、いう感じですが、その年代の方に沖縄の方言で
言われると、ちょっとした、威圧感が無きにしも非ず・・・。^^;

沖縄は過去の戦争でたくさんのものを失いました。
家や家財道具はもちろん、大切な家族までも。
でも、残されたものは食べていかなければなりません。
悲しみに浸る間もなく、襲ってくる空腹感は大変なもの
だったことと思います。
例え、お金があっても食べ物がありません。
当時の人は、芋の葉やつる、食べたら危ないとされていた
植物、かたつむりなどで食いつないだ時期もあったそうです。

その時のアンマー(お母さん)が、今のお年寄りなんですね。
自分のお腹もそこそこに、子供たちの食べ物を心配するアンマー。
今、自分も親になり、食べ物も豊富で、毎日何の心配もなく家族で
食事ができると言うことは、あの時代の方から見ると、ありがたく勿体無い
ことなんだなぁ・・・と思います。

・・・と思いますが!

今は亡き主人の祖母もまさにその時代を生きぬいた人で、
結婚した時期、お中元の挨拶などに行くと、とても喜んでくれて、
冷蔵庫の中から色んなものを出してきて、冒頭の
「かめ~かめ~攻撃」でした。
歓迎してくれているのは嬉しく思いながらも、出してくれるものが
これまた、おばぁ~の感覚で、プリンあり、スイカあり、牛乳あり・・・。
とどめが何故かミミガー(豚さんのお耳)の味噌和え。
お皿やコップが空になるとまた台所へ立つので、食べるのも怖い。
でも、食べずにいると「ぬ~が、かまんが?」(なんで、食べないの?)
と来る。
・・・これはお客としては怖いおもてなしだったりする。^^;

主人の母に話すと、当時子供だった母もその気持ちはわかるそうで、
今ではすっかりおじさん、おばさんと呼ばれるくらいの年齢になった
我が子や孫が、ちゃんと食べているかはいつも気になるそうです。

『食べ物がない』と言う一つのトラウマなんでしょうね。

今、飽食の時代に生きている私達は「量より質」を重視し、太りすぎに
注意を払っていますが、祖母や母の時代はまさに「質より量!」。
とにかく、好き嫌いせずに残さず食べなさい、何でも食べなさいと言います。
レストランなどで残すと必ずお持ち帰りです。

そして、食べ物が何の心配もなく得られる時代に生きている我が子は、
皮肉なことに、どちらかと言うと食が細い方でした。
長女10歳の小さい頃は、好き嫌いはないのですが、量が少ないんです。
初めての子育てで、ちゃんと食べさせなきゃと思う私は、
「もっと食べなさい。これも食べなさい。」と、泣きそうな娘に無理やり
食べさせていました。

私もやっちゃっていたんですね、「かめ~かめ~攻撃」。
しかも、おもてなしとは違い、無理強いだけにもっと怖い。

私だけではありません。主人もそうでしたし、時々食事を一緒にする
舅、姑もそうでした。
「ちゃんと食べないと大きくならないよ!」とか
「全部食べ切れたら、○○買ってあげるからね」とか、脅したり賺したり。
そんな日が続いた中、娘が食事直後に「おぇ~~」と吐きました。
きっと娘にとっては拷問に近いものがあったのでしょう。深く反省。。。

『食べられない』ならまだしも、『食べる』と言うことをトラウマにしてどうする・・・。

食事はおいしく、楽しく、それでいてバランスも摂れていたらばっちり!
どんなに素晴らしい栄養満載の食事でも、無理強いされたり、
暗い会話の中でだと、美味しさも半減。栄養も半減。

いろいろと工夫した結果、お陰様で食事時間が苦痛だったように見えた娘も、
少しずつ回復(?)し、今ではこちらが止めるぐらい、よく食う、よく食う。。。^^
その経験は下の息子2人にも活きています。

「かめ~かめ~攻撃」。
昔のお話を教訓にしつつ、今の時代にうまく対応して上手に使っていきたいものです。^^






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最終更新日  2004年02月13日 07時47分43秒



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