ケシゴムオブモダン PerfectLife

どうもケシゴムです。

今また変なデッキを考えています。その考察をまとめます。いわゆる机上の空論ですね。

今回は、Ｎｏ.４３ 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッターと超能力治療によるバーンデッキです。




ソウル・マリオネッターはエクシーズモンスターで、以下の効果を持っています。

ランク２/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
闇属性レベル２モンスター×３
１ターンに１度、このカードのエクシーズ素材を１つ取り除いて発動できる。
自分の墓地の「Ｎｏ.」と名のついたモンスター１体を選択し、
装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
このカードが「Ｎｏ.」と名のついたカードを装備している限り、
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
また、１ターンに１度、自分のライフポイントが回復した時に発動できる。
このカードの攻撃力をその数値分だけアップし、
相手ライフにその数値分だけダメージを与える。

いや効果云々じゃなく出しづらいにも程があるわ。

属性縛ってしかも素材３体てお前バカ野郎この野郎

素材を使う効果はNo.を装備し破壊耐性を得る効果です。

素材を使わない効果は、自分が回復した時にその回復分のライフポイントダメージを相手に与え、さらにその分打点を上げる効果です。



次に、超能力治療は通常罠です。




このカードはエンドフェイズ時にのみ発動する事ができる。
自分はこのターン墓地へ送られたサイキック族モンスターの数
×１０００ライフポイント回復する。


回復効果としては悪くないです。

仮にマックス・テレポーターを使ったサイキックの動きを具体的に示すと、(あくまで仮かつ具体例)

手順
1. 緊急テレポートでリリース要員となるサイ・ガールを特殊召喚
2. マックス・テレポーターをアドバンス召喚、効果を発動しサイコプリーストとサイコ・コマンダーを特殊召喚
3. サイコプリーストの効果手札を1枚捨て、墓地のサイ・ガールを除外
4. サイコプリーストとサイコ・コマンダーでビヒーマスをシンクロ召喚、サイ・ガールが帰還
5. マックス・テレポーターとサイ・ガールでメンタルスフィア・デーモンをシンクロ召喚

ここまでの流れで、墓地には「サイ・ガール、サイコプリースト、サイコ・コマンダー、マックス・テレポーター」の４枚

またフィールドにはメンタルスフィア、ビヒーマスの２体、合計６体のサイキック族が用意されます。

手札から使ったカードは緊急テレポート、マックス・テレポーター、手順3.で捨てた手札コストの3枚、

しかし手順5.でサイ・ガールの効果が発動するので手札が１枚回復しています。

この場合超能力治療を発動するとEPに4000回復ですね。すごいライフゲインです。

手順5.の部分を、マックス・テレポーターとビヒーマスでエクシーズして素材を1個使うという感じにしてもいいと思います（サイ・ガール棒立ち）。

ガントレット・シューターだったら素材2つ取り除けるので墓地に送るのを6体とかにできますね。

超能力治療の効果が参照するのはフィールドからとかではなく墓地に送られた数なので、

エクシーズ素材を使ったり、手札から捨てたり、デッキから送られたりした場合でも発動します。

なのでこの場合だと手順3.で捨てるカードをサイキック族にしたりして、

６レベ２体でエクシーズした結果棒立ちしてるサイ・ガールを上手く墓地に送ることができれば7000や8000ものライフを得ることができるわけです。



さて長くなりましたが、このスーパーでナチュラルなヒーリング罠と、先述のマリオネッターを組み合わせることで、

とんでもない火力のバーンができるのではないかと考えたのです。

確かに超能力治療が発動でき、その横にNo.43が居れば大ダメージと高火力モンスターを同時に得られますが、

果たしてあの出しづらいNo.43をサイキック族のギミックに組み込めるのか…？

組み込みましょう。


サイキック族には、闇属性でレベル２のチューナーモンスター、クレボンス先輩がいます。



彼を暴走召喚させちゃいましょう。





暴走召喚をすると1体のモンスターが3体に増えます。

その条件は

・相手フィールド上に表側表示でモンスターが存在
・自分フィールド上に攻撃力１５００以下のモンスター１体が特殊召喚に成功

の2つを満たした時です。前者は特に問題はないと思います。後者については、クレボンスを特殊召喚する必要があるのです。

実際、クレボンスの特殊召喚は結構容易です。


死者蘇生、リビングデッドなどの汎用蘇生カードはもちろん、

緊急テレポート、静寂のサイコウィッチ、念動収集機…と、デッキ・手札・墓地から特殊召喚はしやすいのです。

これらの特殊召喚系カードと暴走召喚が揃えば1ターン目からNo.43を出すことも難しくはないです。

多くのルートを用意し、その中から手札2枚程度でNo.43が呼べたらまぁまぁかなと思います。


次に超能力治療ですが、回復をこればかりに頼るのは正直厳しいです。

なぜならサーチも特になく、その上発動条件が自分のエンドフェイズで非常に遅いからです。

仮に1ターン目で引いてセットしても、発動できるのは次の自分のターンのしかもエンドフェイズ時。

その間に除去される可能性が大きいですが…ただ、呼び込む確率を上げることはできます。


今回私が注目したのはPP17で登場した絶対王バック・ジャック。



星１/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
「絶対王 バック・ジャック」の(1)(2)の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
(1)：相手ターンに墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分のデッキの一番上のカードをめくり、そのカードが通常罠カードだった場合、
自分フィールドにセットする。
違った場合、そのカードを墓地へ送る。
この効果でセットしたカードはセットしたターンでも発動できる。
(2)：このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを３枚確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。

(2)の効果で強謙のようにデッキをめくり、(1)の効果でフィールドにセット。

超能力治療のセットをわずかながらサポートします。

普通にミラフォとか積んでればかなり事故も減りそうな気がします。相性はいいはずです。


あとは素直に女神の加護や三位一択で回復するのありですね。三位一択は特に通常罠なのでバックジャックとの兼ね合いも悪くないです。



エクストラデッキのモンスターカードの種類（融合・シンクロ・エクシーズ）を宣言して発動できる。
お互いのエクストラデッキを全て確認し、
宣言した種類のカードの枚数が多いプレイヤーは、
３０００ライフポイント回復する。


また、サイキック族で使われる脳開発研究所、サイコ・チューン、念動収集機などは、便利な効果に対してリスクとして大きなダメージを受ける場合があります。

このデッキは回復が主体となっているのでそれらの効果が比較的使いやすくなっている…だけでなく、

このダメージをここからさらに回復に変えるギミックも積めるのではないかと考えました。

そのキーカードが「DDD反骨王レオニダス」。




DDかつペンデュラムモンスターでもあるレオニダスは、

自分がダメージを受けた時にそのダメージを回復しながら手札から出てくるという効果があります。

その横にもしNo.43が居たらその数値を攻撃力に加えてダメージとして吐き出すわけです。

No.43は相手のターンでも発動できるので、念動収集機やサイコ・チューンを相手ターンに発動しレオニダスを出すことでさらなるダメージが期待できます。

ついでにレオニダスは地獄門の契約書でサーチができます。

ですが回復効果を使うだけなら、ペンデュラムモンスターでなくシンクロ素材に使いやすい「ガード・ペンギン」や「ダメージ・メイジ」でもいいですね。

複数枚入れてれば暴走召喚のトリガーにもなるのでこの２枚から選んだほうが良いかも…今更ながら…



せっかくならNo.43のNo.を装備する効果も使って耐性を得たいところですが…

あいにくサイキック族はエクシーズには向いてなくてですね…

このデッキと相性が良くてこのデッキで出しやすいNo.があんまり居ないんですよね。

強いて言うなら、マックス・テレポーターのギミックで出しやすいランク６、「Ｎｏ.７２ ラインモンスター チャリオッツ・飛車」はありっちゃありです。



エクシーズ・効果モンスター
ランク６/地属性/獣戦士族/攻2500/守1200
レベル６モンスター×２
１ターンに１度、このカードのエクシーズ素材を２つ取り除き、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター１体と
相手フィールド上にセットされた魔法・罠カード１枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊する。
この効果を発動したターン、相手が受ける戦闘ダメージは半分になる。

ナンバーズであり、さらにエクシーズ素材を2つ使う効果なのでサイキック族を効率よく墓地に送れます。

表側表示で存在するモンスターを破壊する効果が「フィールド上」だったら、

横で棒立ちしてるサイ・ガールを破壊してさらに墓地送り＋サイ・ガールの効果で手札補強というコンボができたんですが…

惜しいです。まあサイ・ガールちゃんかわいそうですからね。

以上です。