今 私にできること
今日、停電の間に、さいたまスーパーアリーナへ避難者達の現場を見に行った。入るのに躊躇する。だって動機が少し不謹慎かもしれない。今起こっている事態を少しでも知りたいという野次馬感情の入り混じった気持ちは否定できないからだ。勇気をふりしぼり入る事にした。日本だけじゃなく世界の報道人が来ていた。やはり自分は場違いか…。受付で差し入れは生ものNG。まあ持参したかっこ悪い手作り小豆ホットケーキは却下なのはしょうがない。(愛情と純情な感情と同情入り)三人卓球のおもちゃ(1回も使ってない)は受け入れられた。夜はヒマなのでやる人いるでしょうとのこと。さて、来たからには被災者のお話を聞かねば…。後で知ったのですが、一般の方は入ってはいけない。知らないわたしは、差し入れを渡した自然な流れで進入。ぐるりと見物して話かける相手を探した。 100人ぐらいの避難者がいた。みな床にダンボールをひいてその上にふとんをしいたりしておもいおもいにくつろいだり携帯ガームをしたりしていた。子供達には遊ぶ元気があり無邪気に笑顔をみせている。私、いきなり若い人にはなぜか話しかけられないので。ごみを捨てようとするおばさんに話かけるとみんなとお話しようねと親戚がいるダンボール座敷に案内される。ここの避難者はいわきと福島の人が多いみたいだ。店がなくなった。働くところが壊れた。あと10分遅かったら死んでいた。今後の仕事が心配だ。兄弟が死んだ。 聞けたお話は新聞やニュースで流れているものと同じであった。 ここの避難者は食べ物はまだ自費である。いつ配給されるかわからない。お答えいただいたことにお礼を告げそこを後にし、私は受付にもう一度向かった。配給物 おむつ、ふとん、子供用品、マスク、お菓子(おそらく子供のみしかも少量)等まだ無くなりそうではないものの今後避難者が増えたり、非難日数が長くなるとすぐに無くなる量だった。受付で話た相手はボランティアの若い男性。ボランティア団体ですか?の質問に、自分は近くにすんでいるので来ましたと短く答えた。外に出て自分にもできないか?今私にできることはこれなのではないか?と自問自答し、ボランティア登録することにした。しかし、いまこのブースができたばかりで環境が整ってないとのことでたくさんくるボランティア志願者に対する受け入れ態勢が整ってないとのこと。新聞のとおりだ。 でれる日時得意なこと。できることを書いて帰った。 志願者がいるのに残念な遅さだなあ。ここは3月までだといっていたし。その後あの人達はどうなるのだろう。国はもっと視野を広げどこまでも救いの手を広げなければいけない。 - ジャーナリスト ケシマチ ー