2013/04/25(木)07:53
ヒトリシズカとニリンソウ
カタクリの咲く場所は、まさしく山野草の宝庫といってもいいほどです。場所によっては絶滅危惧種に指定される植物が、ごく普通にあります。
これはタラノキですね。いささか伸びすぎた芽は食べられないし、絶滅危惧種でもありませんが・・・
ヒトリシズカの群落がありました。赤い実のなるセンリョウの仲間だったのですね。ヒトリシズカの名前は、静御前からきているそうです。この清楚な感じが静御前・・・という見てきたようなお話なのですがね。
これ、パッと見は山菜で名をはせるモミジガサに似ていますが、近縁のヤブレガサです。ちょっと細かい毛が生えているのと、葉の形が違います。でもモミジガサと同様に食用になるそうです。
群生していると、ヤブレガサというよりも、妖怪の一本唐傘っぽいですよね。ちなみに、帰りに通る某所にもヤブレガサの群落があるのですが、完全に葉が開いていました。
ニリンソウを見つけました。この近くにはアズマイチゲもあって、どちらも絶滅の恐れがあり・・という植物です。ニリンソウの葉はトリカブトにそっくりなので山菜としても食べれるとはいえ花が咲いていない状態だと怖くて取れません。ニリンソウの名の通り、一つ目の花が終わると2つ目の花が伸びてきて咲くそうで、その通りに控えの花の蕾が見れます。
カタクリやアズマイチゲと同じように「春の妖精」スプリング・エフェメラルと呼ばれ、花が終わると地上部は枯れて消えてしまいます。
キンポウゲ科。
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