テーマ:横浜の街から(1937)
カテゴリ:街
三ッ峠では紅葉がそれなりに進んでいましたが、地元横浜では、やっと始まったかなぁ程度。
そういえば、あそこにはイチョウがあったなぁと・・・・ 大岡川の上大岡側の岸辺に立つ青木神社。本来なら上大岡の住所になる場所なのですが、青木神社だけは川の対岸の大久保です。 というのも、昔は多々久之郷六箇村(久保、最戸、別所、中里、弘明寺、井土ヶ谷)の総社で、大久保側にあったものが洪水による地滑りで社殿がこちら側に流されたから・・・・だそうです。 僕が子供の頃から変わらない風景。ただ、境内の一部は駐車場になってしまったのと、社務所は無人になりましたが。 社殿は鉄筋コンクリートのもので味気ないです。ただ、扉は昼間は開き、夜間は閉じていますからどなたかが管理しているようです。 僕が気になるのはこの建物です。青木神社の勧進は不明であるとされ、現社殿になったのもいつなのかは分かりませんでしたが、現在は社務所となっている建物です。造りが社務所らしくないんですよ。改築してあるのですが、中央正面の扉と、その手前の階段状の物とか。 木鼻も立派なものが使われています。 虹梁も細かい装飾が施されています。 日野の春日神社ほどでは無いにしても、それなりの腕を持った彫刻師の手によるものですね。海老虹梁まで作られています。 横には奉納額があって「久良岐鳶職組合」とあります。少なくとも久良岐群があったのは昭和11年までですから、それ以前のものでしょうね。さらに建物は消失したけど額だけ残ったとは考えにくいのでどう考えてもそれ以前の建物だと思われます。 裏を見ると丁度中央部に雨戸が作られてありますが、これはのちに改装された部分でしょう。 ひょっとしたら、この建物は古い社殿だったのか、それとも摂社だったのか・・・・・なぞは残りますががどこにも情報が無いんですよね。 ブログランキング参加中です。上のボタンをポチッとクリックお願いします!
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おもしろいですね。
青木神社ちょっとググってみました、 ご祭神は「木木能智命(くくのちのみこと)」 初めて聞く神様です、木の神様でした。 山々を緑で覆う生命力を持ち、大地に生えるすべての 樹木をつかさどる林業守護の神 建築で木を扱い上棟式など執り行うので大工、鳶職の方が信仰されていたんですね。 (2017.11.20 12:11:34)
aoiさんへ
おお!違う視点で見ると、また違った発見があって面白いですね。 僕の場合、どうしても木彫中心の視点ですからねぇ。 笑 鳶職の信仰の理由がわかりました。ありがとうございます。 (2017.11.20 13:25:34) |
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