東京最終日、ゆるるに試練が待っていた(笑)。
意外にも、ゆるるはまだ、補助あり自転車だった。
お友達はほとんどが、補助なし自転車。
公園でも、彼らと互角のスピードで走り回っていたゆるる。
ガラガラガラガラ…補助輪の、その音の大きいこと。
昨晩は義姉のおうちに泊めてもらい、
出発前にちょっと遊びに行こうか、
ということになった。
萩中公園は、補助あり補助なし自転車を始め
珍しい自転車を貸してくれる。
信号や横断歩道もあって…
昔、都民だったころ、何度かお友達と遊びに来たことがあった。
あのころは、まだ子供達も小さくて…
懐かしさもあるが、ひたっている場合じゃない。
私は密かに企んでいた。
ゆるるに補助なし自転車の練習をしてもらおうと…。
そして、義兄と甥っ子達に頼む。
こういう時は、男同士がいいのだ。
ゆるるは始めはうれしそうに練習を始めた。
しかし、自分の想いとは違う。
ハンドルの切り方が、分からない。
体がどうしても傾く。
漕ぎ出し方が分からない。
倒れる回数が増えると同時に、顔が歪んでいく。
私の顔を見た途端、悔しさと痛さは
私への怒りへと変わる。
「もうやだ!やめたい!お母さんがやらせるからだ!」
私は言う。
「大丈夫だから続けなさい(鬼)!」
分かるよ、でもね、ここは頑張らないと。
半ベソかきながらも、従兄弟のお兄ちゃんにも励まされ、
ひとこぎ、転ぶ。
立ち上がって、また少しこいでは、転ぶ。
そして…どんどん進む。
すごいすごい!
乗れてるよ?!
だけどその後、止まり方が分からない。
曲がり方が分からない。
…でも、わずか1時間で、まっすぐ進むことができた。
今日はここで、限界。
続きは福岡に帰ってからだ。
悔し涙、痛い涙、がまんの涙。
ゆるるは自分と戦った。
練習中、知らない子に
「へたくそだな。」
と言われたらしい。
私が
「いいじゃん。その子だって、へたくそだったんだよ。」
といったら
「うん。もう、ちょっぴりへたくそ、くらいになったから。」
と笑顔で言った。
萩中公園。
次行くときは、ガンガン乗り回してやるからな!
↑ゆるるの代弁、してみました(笑)。