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カテゴリ:病気・ココロ
昨夜から眼が活字を受けつけてくれるので、香山リカ(ぶっとい縁のメガネかけてテレビに出てくる精神科医)のエッセイを読んでいる。精神病理学の確かな知識に基づいて書いてあるから意外と面白い。
以前僕はカウンセラーにロールシャッハテストをやってもらって、こんな結果が出たことがある。 ・外からの刺激に敏感。 ・強迫的で自分の力以上にがんばる。 ・愛情欲求が強くて甘えんぼ。 これはものすごく当たっているのだけれど、この結果だけでは、数日前にここに書いた「ずぼらだった僕がどうして完璧主義になって鬱になったのか?」ということが説明できない。強迫的で頑張り屋なのが僕の本質だとしたら、大学生時代のチョー怠惰な僕はなんなんだ? で、香山リカさんいわく。 医学的にいう強迫とは、「何のために」という理由より、「どうしてもそうしなければならないから」という気持ちが強くて自分の行動が制限されてしまうような状態。 なるほど、学校が始まってからの2ヶ月、僕を支配していた、「ケースは全部読まなきゃいけないんだ」「設問には全部答えないといけないんだ」「ケースディスカッションでは一度は発言しないと気がすまない」という僕の思考、強迫的に違いない。たとえば「いい成績をとるため」とかそういう動機でやっていたのではなくて、とにかくやらないと気がすまないというか、やらないことがこわかったんだよね。 さらに、香山リカさんいわく。 強迫性格の大きな特徴として、「二面性」があることがわかっている。それは「やさしさと残忍性」だったり、「几帳面とずぼら」だったり。 これだ!! なるほどねえ、強迫性格は「几帳面でずぼら」なのか。だとしたら学部生時代と今のコントラストもきれいに説明がつく。「やさしくて残忍」ていうのも、当たっている気がするなあ。僕はやさしい性格のほうだと思うけど、身内とか恋人なんかに対して、ものすごくドライで自己中心的なところもあるものね。 さて、強迫性格で二面性のある僕は、どうしたらいいのかな?こんどカウンセリングに行くとき話してみよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年08月28日 10時42分01秒
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