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カテゴリ:病気・ココロ
地元に帰ってくると必ず訪れる、かつて入院していたクリニックに行く。
ここはカウンセラーがたくさんいて、1時間くらいじっくりと話を聴いてもらえるありがたいところ。入院中僕の担当だったカウンセラーさんはふたりいて、どちらもとてもチャーミングな女性である。今日はそのうち若い方のカウンセラーさんとお話をした。彼女は僕より若いというのに、とてもしっかりしていて、柔軟で、歳も近いから友達感覚で楽しく話が出来る。 授業(とくにOB)や、いろんな国から来ているクラスメイトたちとの交流、そういったものはけっこう楽しい。でもどうしても孤独感がぬぐえず満たされない・・・そんなことを話した。「じゅうぶん充実しているように見えますよ。すごくがんばっているじゃないですか? あとは学校以外に、リラックスしていられる居場所があるといいですね・・・」「私も大学の頃少人数のクラスだったけど、なじむのにはすごく時間がかかりましたよ? そんなに焦らないで・・・」と言われる。東京では家族がいなくてひとりぼっちなので、居場所、話し相手の確保はクリティカルな問題である。同じような病気を抱えたネット上の友達とメッセンジャーで話すことが多いけれど、それだけじゃなくてクラスメイトたちともリアルでもっと触れ合えたらいいな、と思う。あと、僕はわりと親類受けがいいので、祖母や叔母、イトコたちなんかともっと会うのもいいかもしれない。 カウンセリングのあとは、仲良しの入院患者さんとおしゃべりをする。彼女は50歳になったばかり、母親くらいの年齢だけれども、歳の差を感じず仲良く話せる。彼女はもとカウンセラーだったのでいろいろ相談にも乗ってくれて、無料でカウンセリングを受けられるようなもので、おトクである。「はっしーはいいトコいっぱいあるのに、すぐひとと自分を比べて落ち込むからねえ~・・・」「こころにスキマがあいてるんじゃない?彼女欲しいでしょ。でもあなたは理想が高すぎるからねえ。・・・彼女つくる以外に、こころのスキマ埋める方法ないかねえ。」「やっぱり少し落ち込んでいるようだよ、ずっと下向いて話してる、それあなたの落ち込んでるときのクセだよ」などなど、言われる。的確な指摘が多かったような気がする(汗) 認知療法の本を貸してくれたので、気が向いたら読もうと思う。 これから両親とおすし屋さんに行く。幼馴染のご両親がやっているとても美味しい店。息子さんは奇遇なことに精神科医としてとても忙しく働いていて、赤ちゃんも生まれた、と年賀状に書いてあった。 こうして書くと、僕にはあっちこっちにつながりを持った人がいる・・・のかな、とも思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004年08月27日 19時38分06秒
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