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ひとりごと程度のラジオ生活ブログ

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2019.11.03
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今回は旧三洋電機製のCDダブルラジカセ PH-WCD650 をご紹介します。

いわゆるバブルラジカセの部類に入るもので、昭和後期~平成初期にかけて各メーカーからこのようなラジカセが登場しました。
幅約62cm×高さ約18cm×奥行約22cm、重さ約6kgとラジカセとしてはかなり大型です。

購入は1988年12月、もう30年も前のことになります。
県南にあったデパートで 39,800円 で売られていました。
当時は消費税が導入される前でしたので、40,000円分の商品券を使って購入しました。

これを購入する前までわが家では Pioneer製の RK-111 と Victor製の RC-S170 というラジカセしかありませんでしたので、このCDラジカセの登場によりデジタル化とステレオ化が実現できました。
いろいろと思い出深い品の一つです。

では早速本体を詳しく見ていきますが、使用・保管状態が悪く、汚れ等も目立ちますことをご了承ください。


正面です。

角張ったデザインのものが多かった当時、この曲線を用いたデザインは斬新でした。
正面にはスピーカーとカセット部、液晶表示とCD部を配置。
天面には電源やソース切替え、バンド切替えスイッチ、音量・音質調整部を配置しています。

スピーカーは直径12cmの丸型です。

これ一つの実用最大出力は3Wで、左右合わせて6W、背面にあるスーパーウーハー9Wを加えると計15Wで、ラジカセとしては化け物の出力です。
かなり大きな音を出すことができるので、ホールや屋外でも十分な音量が得られます。

右スピーカーの下にあるのが重低音の要となる共鳴ボックスからのダクトです。

ここから重低音が出力されます。
左スピーカーの下にもダクトのようなものがありますが、左側はダミーです。


正面。

カセット部テープA、Bデッキがあります。

テープAは再生専用でオートリバース機能あり、セミオートストップ機構。


テープBは再生&録音でオートリバース機能は無しですがこちらはフルオートストップに対応しています。

テープの種類はA・Bともにノーマルポジション(TYPE I)のみの対応で、ハイポジション(TYPE II)やメタルポジション(TYPE IV)は使用できません。
また、BデッキはCDからの録音用にシンクロ機能が付いています。

テープ部は長年の使用による不具合が発生しています。
テープAは再生途中で勝手に反転(A面からB面へ)してしまいます。
テープBは音がこもり気味でテープを痛めてしまいそう。
たぶんキャプスタンかピンチローラーの劣化と思われます。
実質テープAの逆走行時しか正常に使用できないような状態です。
メカ式のカセットデッキの宿命でしょうか。


正面真ん中上部にある電源&テープA走行インジケーター。

赤色のLEDが使われています。


液晶表示(時計)時刻・タイマー設定部です。

液晶表示はモノクロですが、緑色のバックライトが付いています。


時計表示の隣にはソース表示やCD再生時に使用するディスプレイ。
ラジオ使用中は「TU PLAY」が表示されます。


テープ使用時は「TA PLAY」の表示。


テープ録音(ダビング)時は「TA REC」の表示。


ラジオ録音時は「TU REC」の表示。


CD電動トレイを開けると「OPEN」の表示。

当時は電動トレイを採用したラジカセはまだ少なく、とても感動したのを覚えています。
トレイにある4つの突起は 8cmのシングルCDを再生する時に使用します。
アダプタを使用しなくても 8cm・12cmCDのどちらにも対応していたことにも感動したものです。

このCD部にも不具合が生じており、CD-RやCD-RWは読み込みできませんし、市販のCDであっても少しでもキズや汚れがあると読み込みができなくなっています。
ピックアップレンズの劣化でしょうか。

CDソース選択時にトレイにCDを入れていないと「Cd」の表示になります。


トレイにCDが入っていると、総トラック数・合計タイム・プログラムカレンダーが表示されます。


このCDラジカセにはエディット機能というものが付いていて、CDからテープへのダビング時にテープの長さに応じてA面・B面の曲数を自動で決めてくれたり、それぞれの曲間を4秒間作ってくれたりします。

テープは C-46・C-60・C-92 の3種類しか設定できませんが、自分でプログラムしたりする手間が省けるのでそれなりに便利な機能です。
ただしテープBにはオートリバース機能が無いため、A面の録音が終わったら手動でB面に差し替えて録音ボタンを押す必要があります。
ちょっと面倒くさいですがこれでも当時は満足していました。

CD再生時の表示。


CDはリピート・メモリー(プログラム再生)・エディット・スキップ・サーチなど現在とほとんど変わらない操作がひと通りできます。

さらに充電・サラウンド・重低音のインジケーターもあります。
いずれもLEDを使用しており、サラウンドONは赤、重低音ONは緑で表示されます。
充電は使ったことがないので色は不明です。


天面左側。


左上部に時計合わせの仕方やタイマーの合わせ方などが詳しく(?)書かれています。
タイマー(ONタイマー)が2種類設定できるのはすごいです。

そのほか、ヘッドホン端子・電源/タイマー/スリープ切替え・サラウンドスイッチ・重低音切替え・ボリューム・バス(低音)/トレブル(高音)調節部があります。

ヘッドホン端子はもちろんステレオ対応。

電源スイッチはタイマーとスリープも兼用しており、夜にスリープでOFF → 翌朝タイマーでONなんていう設定もできちゃいます。
タイマー動作時間は90分・60分・50分・40分・30分・25分・20分・15分の8種類から、スリープ動作時間は90分・60分・50分・40分・30分・20分・10分の7種類から選べます。

サラウンドスイッチをONにするとコンサート会場にいるような(?)臨場感のある音を楽しめます。
かなり不自然な音ではありますが気分は味わえると思います。
別売りだったサラウンドスピーカー SX-SR650 をつなぐとさらにパワーアップできるようですが、使ったことがないのでわかりません。
サラウンドはステレオ時のみ効果があり、モノラル時は効果がありません。

重低音BRSSは、ONにすると背面にあるスーパーウーハーが機能します。
バス・トレブル操作部に表示されている「重低音ゾーン」と併用することで迫力のある低音が楽しめます。

ボリュームは普段使いには3~4ぐらいまでで十分でしょう。
それ以上上げるとかなり大きな音が出せます。
またオートラウドネス機能も付いているので、小さな音でも低音~高音までしっかり聴こえます。


天面右側。

CD/ラジオ/テープ(ダビング)切替え、ステレオ/TV二重音声切替え、バンド切替え、チューニングダイヤルがあります。

テープダビング時、「倍速」へ切り替えると倍速ダビングができます。
便利でよく使っていましたが、カセットテープへの負担を考えるとあまり使用しないほうがいいのかもしれません。

FMと旧アナログTV音声ではステレオ/モノラル切替えができます。
また旧アナログTV音声では二重音声放送(副音声)にも対応していました。
主音声/主+副音声ミックス/副音声の3種類が選べました。

ラジオ/テレビ音声は、AM・FM+TV1~3ch・TV4~12chに対応していました。
 AM:525~1605kHz
 FM:76~108MHz(ステレオ)
 TV音声:VHF 1~12ch(ステレオ/二重音声)

また、PH-WCD650 の姉妹機(?)である PH-WCD650U という機種では、モノラルでしたがテレビのUHFチャンネルにも対応していたみたいです。

※PH-WCD650U
 AM:525~1605kHz
 FM:76~108MHz(ステレオ)
 TV音声:VHF 1~12ch(モノラル)
      UHF 13~62ch(モノラル)

チューニングダイヤルはこの形状のため、少々操作しづらいです。


持ち運び用のハンドルに印字されている「SURROUND ZooSCENE」(サラウンド ズシーン)の文字。

三洋電機製のCDラジカセといえばこの「ZooSCENE」ブランドが有名ですね。


テープA用操作ボタン。


テープB用操作ボタン。

テープA・テープBともにメカ式です。
「巻戻し」や「一時停止」といった表示が懐かしいです。


裏側です。


左側にスーパーウーハーがあります。

このスーパーウーハーは直径約10cm。
重低音の要です。
ウレタンエッジというもの使われているらしいですが、今のところ劣化は感じられずちゃんと再生できていることからまだ生きているようです。

裏面にある窪み。

このラジカセは乾電池での使用ができないため、ここに別売りの専用充電池を取り付けて使うようになっていたようです。
充電池は使ったことがありませんので詳細はわかりません。

2つある白い小さな端子が充電池との接点のようです。


乾電池は時計・タイマー保持用でのみ使用します。

単3形乾電池を3本使用します。
意外と電力を使ってしまう仕様なのは残念ですが、停電した時やACコードを抜いたりして電源が遮断されてしまうと時計やタイマーがリセットされてしまうため、保持したいときは乾電池装着が必須です。



CD OUT 端子です。

出力されるのはCD音声のみです。
テープやラジオの音声は出力できません。


サラウンドスピーカー用出力端子・マイク入力端子・DX/ローカル切替え兼ビートキャンセルスイッチがあります。

別売りだったサラウンドスピーカーを使用する時はこの端子にそれぞれ接続します。

マイク入力端子には外部マイクが接続できますが、スピーカーからのモニター機能がないため、拡声器やマイクミキシングのような使い方ができないのが残念です。

DX/ローカル切替えスイッチは、FM/TV音声受信時に強電界域での受信障害を避けるために使用します。
普段は DX の位置で使用します。

ビートキャンセルスイッチは、ラジオ放送の録音時に発生するビート音(ピー音)を回避する時に切り替えて使用します。


DC 12~15V 入力端子・AC 100V 入力端子があります。

AC入力端子は付属のACコードを接続します。
DC入力端子には、車のシガーライターから電源の供給を受ける時に別売りだった専用カーバッテリーコードを使用して繋ぎます。
この端子はセンタープラスになっています。


おもな仕様の記載。

「日本製」の表示があります。


FM/TV音声受信用のロッドアンテナです。

全長は約90.5cm。
左右前後に回転もできますが、手前側にはガードが付いており角度の制限があります。

FMの受信感度はやや低めのため、中~弱電界域では外部アンテナを使用したほうがいいです。
外部アンテナからのケーブルはロッドアンテナの根元にグルグル巻きにすると効果があります。



このラジカセはテープやCDに不具合が発生するなどだいぶくたびれてきてはいますが、音が良いのでたまに電源を入れて使用しています。
もうこのようなラジカセが出てくることはないのでしょうね。
壊れるまで大切に使いたいと思います。





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最終更新日  2019.11.03 12:01:07
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