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2021.05.06
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カテゴリ:ラジオ受信機
今回は、ICF-EX5MK2 の後継機種であります SONY製の FM/AM/ラジオNIKKEI PLLシンセサイザーラジオ ICF-M780N について書きます。
ICF-EX5MK2 の故障により修理を依頼​したところ、後継機種との交換となったあのラジオです。

前回も書きましたが、修理技術料として税込み¥8,100での購入です。


まず正面から。

何ともシンプルなデザインです。
色は全体的にブラックで統一されています。側面はシルバーで統一。
ヨコ型ラジオで、据置型ポータブルラジオ/ホームラジオといった感じです。
本体サイズは幅25.3cm×高さ13.63cm×厚さ6.12cmで、ICF-EX5MK2より若干小ぶりといったところ。
しかしながら、現物を手にすると意外とデカいと感じます。
右側に液晶ディスプレイと操作ボタン、左側にスピーカーという、ヨコ型ラジオによくあるデザインです。

ICF-EX5MK2はバリコン使用のアナログチューニングですが、こちらはPLLシンセサイザーラジオでデジタルチューニングです。


正面左側。

スピーカーがあります。

スピーカーは直径約10cm、丸型のものが使われています。
実用最大出力は500mW。
音質は出力やスピーカーの大きさもあって聴きやすいです。
重低音といった感じではありませんが、ラジオとしての音の聴きやすさに特化しているようです。
聴いていて非常に心地よい音質です。

AM放送は、中波放送に関しては最近のDSPラジオにありがちな篭った音ということもなく、ノイズを抑えながらも聴きやすさを追求しているのがわかります。
耳で聴いた感じでは、帯域幅3kHzぐらいでしょうか。

短波(ラジオNIKKEI)については、中波と比べて帯域幅を絞っているようで篭ったモコモコ感のある音質であまり良いとは言えません。
耳で聴いた感じでは、帯域幅1~2kHzぐらいといったところですね。
元々ラジオNIKKEIの音質自体も篭ったような感じですので、ノイズ軽減の観点からもこれぐらいでいいのかもしれません。

FM放送については、クリアで聴きやすい音質です。
長時間聴いていても疲れることは無いでしょう。
音量も十分で、大きな音を出しても音割れしにくいです。


正面右側上部。

"SONY"のロゴ・液晶ディスプレイがあります。
液晶ディスプレイには、周波数・同調・放送バンド・プリセット番号・タイマーの表示機能があります。
各ボタンを操作すると、橙色のバックライトが約15秒間点灯します。
バックライトはOFFに出来ないようです。


電源OFF時。

電源OFF時は現在時刻を表示します。
表示は12H/24H切替え可能で、プリセットボタン「1」と「+」ボタンの同時長押しで行います。
なお秒表示代わりの「:」マークの点滅はありません。


中波放送受信時。

"▷|◁同調"の表示は、ICF-SW7600GR・ICF-SW35で表示される"▷|◁TUNE"を彷彿させます。
同調表示はある程度の電波強度でないと表示されず、当地ではNHK第1(531kHz)・NHK第2(774kHz)・NHK第2(1386kHz)・IBCラジオ(684kHz)の4局でしか表示されませんでした。
ただ、表示されないからといって受信出来ないわけではなく、宮城や山形、秋田など隣県の放送はしっかり聴こえます。
受信感度がとても良いです。


ラジオNIKKEI第1受信時。

"1-6"表示で、ラジオNIKKEI第1の6.055MHzを受信していることを示しています。
ちなみに"1-3"はラジオNIKKEI第1の3.925MHz、"1-9"はラジオNIKKEI第1の9.595MHzです。


ラジオNIKKEI第2受信時。

第1と同様に、"2-6"表示でラジオNIKKEI第1の6.115MHzを受信していることを示しています。
"2-3"はラジオNIKKEI第1の3.945MHz、"2-9"はラジオNIKKEI第1の9.760MHzです。
ラジオNIKKEi第1・第2ともに受信感度はまあまあという感じです。
ICF-EX5MK2よりも若干感度が悪く、ノイズも多いような気がします。
別途ワイヤーアンテナをつないだほうが良いのかもしれません。


FM放送受信時。

地元局のNHK-FM(83.1MHz)、FM岩手(76.1MHz)、IBC盛岡FM(90.6MHz)、ラヂオ盛岡(76.9MHz)の4局は"▷|◁同調"の表示が出ました。
同調表示は出ませんでしたが、FM One(78.7MHz)がロッドアンテナのみで受信出来ました。
これにはビックリ!!
ロッドアンテナのみで受信出来たのはこのラジオが初めてです。
FMの感度は非常に良いです。


正面右側下部。

各種操作ボタンがあります。

おやすみタイマーは、90分・60分・30分・15分の4つが選択出来ます。
タイマー時間は保持されず、毎回設定する必要があります。
ボタンを押すたびに 90分→60分→30分→15分→OFF→90分...を繰り返します。

ラジオNIKKEIボタンは、ラジオNIKKEIを聴くときに押します。
押すたびに第1/第2が切り替わります。

FM/AMボタンは、FM放送・中波放送を聴くときに押します。
押すたびにFM/中波が切り替わります。

めざまし入・切ボタンは、目覚ましタイマーを設定する時に使います。
長押しでめざまし設定、短押しでめざましON/OFF切替えです。
目覚ましタイマーで電源がONになった場合は、ONになってから90分後に自動で電源が切れるようになっています。
目覚ましタイマーは一度設定すると保持され、毎日同じ時刻に起動します。

決定ボタンは、長押しすることで時刻設定を行います。

+-ボタンは、時計・タイマー設定時の時刻+-、ラジオ受信時の周波数+-として作動します。
ラジオ受信時は、中波放送が9kHzステップ、FM放送が0.1MHzステップでマニュアル選局が出来ます。
ラジオNIKKEI受信時は、3・6・9MHzの切替えとなります。


本体上部。

プリセットボタンと電源ボタンがあります。

プリセットボタンは全部で5つ。
当地(盛岡)では十分ですが、首都圏など放送局の多い地域は5つでは足りないと思われます。
ラジオ受信時、プリセットボタン長押しで放送局の登録が出来ます。

電源ボタンは、押すたびにON/OFFとなります。
タイマーとは独立しているので、一定時間経過後自動で電源OFFにしたい時は「おやすみタイマー」を使います。


本体左側面。

AC IN 端子(外部電源AC100V入力)があります。
ICF-EX5MK2はACアダプターが必要でしたが、こちらはAC IN 端子なのでACコードとなりコンセントまわりがスッキリです。


本体右側面。

音量ダイヤル・イヤホン端子があります。

音量ダイヤルは適度なトルクがあり、調整しやすいです。
反時計回りで音量小、時計回りで音量大です。

イヤホン端子はモノラルです。
モノラルですが、ステレオイヤホンを挿すと両耳で聞こえます。
中華ラジオにありがちな左右逆位相ということもなく、音質も良いです。
無音時のホワイトノイズも小さめで気になるレベルではありません。


本体底面。



銘板があります。

「21年製」と書かれており、最近製造されたラジオであることがわかります。


本体裏側。

FM/ラジオNIKKEI用ロッドアンテナ・取っ手・電池収納部があります。

ロッドアンテナは全長約72cm。
ICF-EX5MK2のロッドアンテナは93.5cmでしたので、こちらは若干短め。
この20cmの違いがラジオNIKKEIの受信感度に影響しているのでしょうか。


電池収納部。

電池は単2形を3本使用します。
ICF-EX5MK2では単2形4本でしたので1本少なくて済みます。
電池蓋は外れるタイプです。

デジタルチューニングのラジオではありますが、単2仕様のおかげで電池の持ちはまあまあ良いです。
アルカリ乾電池・スピーカー使用で、FM放送/中波放送/ラジオNIKKEIのいずれの受信時も持続時間は約100時間となっています。
デジタルなのにもかかわらず、アナログのICF-EX5MK2よりもAM受信時の持続時間が長いです。
省エネ技術の進化なのでしょうか。
イヤホン使用時の電池持続時間については書かれていません。


最後に取っ手です。

ストラップやキャリングベルトが付いていないため、この取っ手は持ち運ぶときに意外と便利です。


ICF-EX5MK2の故障により思わぬかたちで手にすることになったICF-M780Nですが、後継機種として十分威力を発揮していると思います。

とにかく受信感度が良いです。
中波放送もEX5MK2に引けを取らないほど感度・選択度が良く、ノイズも少ないので非常に聴きやすく、遠距離受信にも使えます。
分解していないのでバーアンテナの長さを見ておりませんが、インターネット上で調べていくとどうやら15.5~16cmほどあるらしいです。
高感度なのも頷けます。

昼間の受信になりますが、宮城県のNHK第1(891kHz/20kW)、NHK第2(1089kHz/10kW)、TBCラジオ(1260kHz/20kW)はノイズがあまり気にならずに聴くことが出来ました。
秋田県のNHK第2(774kHz/500kW)は言うまでもありませんが、ABSラジオ(936kHz/5kW)も多少ノイズが混じるものの放送内容はしっかり聴きとれます。
NHK第1(1503kHz/10kW)も聞こえるには聞こえるのですが、地元局(1386kHz/10kW)の影響を受けているのか了解度はイマイチです。
山形県のYBCラジオ(918kHz/5kW)もフェージングを伴いながらではあるものの放送内容は聴きとることが出来ました。
青森県のNHK第1青森(963kHz/5kW)、NHK第1八戸(999kHz/1kW)は何とか聞こえますが、青森放送(1233kHz/D5kW)は指向性の影響で受信出来ません。
福島県のNHK第1郡山(846kHz/5kW)とrfcラジオ郡山(1098kHz/5kW)は電波の存在と何かを喋っているのはわかりますが内容は聴きとれませんでした。

夜間の受信では、在京局をはじめとした大出力の放送局は難なく受信出来ました。
10kWや5kW程度の局も混信が無ければ何とか聴くことが出来ます。
同期検波も音質調整も無いラジオですが、よく頑張っていると思います。
ただ、フェージングの谷間では音量が小さくなってしまう現象があり(ソフトミュート?)、この点はICF-EX5MK2のほうが優れていたように感じます。
ICF-EXMK2の場合はフェージングの谷間でもAGCが強力で、音声を破断させながらも音量を持ち上げていました。
フェージングの多いSTVラジオ(1440kHz/50kW)を聴く機会が多いのでちょっと残念です。

FM放送については前半でも触れましたが、ロッドアンテナのみで花巻市にあるコミュニティFM局 FM One(78.7MHz/20W)が受信出来たのには本当に驚きました。
多少ノイズはあるものの放送内容はしっかりと聴きとれるレベルです。
また、少し場所を変えれば北上市のE&Be FM(88.8MHz/20W)やFM岩手二戸局(82.2MHz/100W)も放送内容は聴きとれないものの電波が届いているのがわかる状態でした。
これほどFMの感度が良いラジオは初めてです。
デジタルチューナーの恩恵なのでしょうか。

ラジオNIKKEIについては、感度が若干低下してしまったのは残念です。
チューナーの違いによる影響なのか、ロッドアンテナの長さが縮んだ影響なのかわかりませんが、明らかにICF-EX5MK2よりも受信感度が落ちているように感じます。
AN-71などのワイヤーアンテナをつなげば感度がグッと上がりますが、外部ノイズの影響も増えてきます。
あまり期待せずオマケ程度に考えておいたほうがいいのかもしれません。


ICF-EX5MK2を手放すことになってしまったことはやはり悔やまれますが、代わりにデジタル化された後継機種を安く手に入れることが出来たので、これはこれで良かったと感じています。
今後も大事に使っていこうと思います。


ソニー SONY ホームラジオ ブラック ICF-M780N [AM/FM/短波 /ワイドFM対応][ポータブルラジオ ICFM780NBC]





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最終更新日  2021.11.07 15:16:20
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