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カテゴリ:ラジオ受信機
久々にラジオを購入しましたので書きたいと思います。
今回は東芝エルイートレーディング製のLEDライト付きポケットラジオ TY-SCR70 です。 ![]() 購入は2026年2月。 市内の家電量販店で税込13,530円でした。 円安や物価高騰そして新機能の追加の影響もありますが、前機種の TY-SPR6 と比べて5,000円ほど値段が上がっています。 機能・スペック的には本体で充電が出来るようになったこととサイズが若干大きくなったこと以外は TY-SPR6 とほぼ同じですが、本体正面の色がサテンゴールドからシルバーになりました。 パッケージ正面です。 ![]() 今までどおり乾電池でも使用出来ますが、新たにニッケル水素電池へのUSB充電機能が搭載されました。 ![]() TY-SPR6 でもニッケル水素電池は使えましたが、充電の際は取り外して別の充電器で充電する必要がありました。 この TY-SCR70 ではUSBケーブルを繋いで本体に充電池を入れたまま充電が出来るようになりました。 スマホやDAPと同じような充電の仕方が出来るのはうれしいですね。 そして新たに"AUREX®"(オーレックス)ブランドを名乗るようになりました。 ![]() パッケージ上部には、LEDライトにUSB充電、漢字対応大型液晶画面など主な特長の表示。 ![]() パッケージ裏面です。 ![]() 本機の特長が詳しく記載されています。 付属品です。 ![]() 取扱説明書・音量調整機能付きステレオイヤホン・イヤーピースが付属しています。 TY-SPR6 では乾電池が別売りでしたが、TY-SCR70 では充電機能が搭載されたこともあり充電池(ニッケル水素)2本とUSB Type-C(C-A)ケーブルが付属します。 早速正面から見ていきましょう。 ![]() TY-SPR6 同様、電源OFF時は上記のように何も表示されません。 "決定/ライト" "設定" "選局-" "選局+"のいずれかのボタンを押すとバックライトが点灯し、現在時刻が表示されます。 ![]() 上記のようにバックライトと現在時刻が約10秒間表示されます。 TY-SPR5 および TY-SPR6 同様、液晶部分はドットマトリックス式の表示です。 使い始める前に地域設定をするのですが、方法は TY-SPR5 での設定手順と同じですのでここでは割愛します。 ![]() 自分の本拠地である"岩手"を選択したところ、下記のように放送局が自動でプリセットされました。 AMバンド ①NHK第1(531kHz)、②NKH第2(1386kHz)、③IBCラジオ(684kHz)、④ABSラジオ(936kHz)、⑤RABラジオ(1233kHz)、⑥AFN(1575kHz) FMバンド ①エフエム岩手(76.1MHz)、②エフエム青森(80.0MHz)、③エフエム秋田(82.8MHz)、NHK・FM(83.1MHz)、⑤IBCラジオ(90.6MHz) AM放送受信時。 ![]() 放送局名は漢字も表示されます。 TY-SPR6 同様、地域選択でプリセットされた放送局は上書きや書き換えができません。 県庁所在地をメインとした周波数設定になっているので、主に中継局を受信している場合は本体上部にある4つのお好み選局ボタンに手動で登録するしかありません。 なお、"-選局+"ボタンを押してマニュアルで周波数を合わせてからお好み選局ボタンに登録した場合は放送局名が表示されません。 プリセットされていない中継局などを登録する時は、放送局名が表示されないことになります。 せっかく放送局名表示機能があるのですから、ここは改善してほしかったですね。 FM放送受信時。 ![]() TY-SCR70 ではFMバンドが2つになりました。 上記は"FM1"を選択したところです。 "FM2"を選択したときの表示。 ![]() TY-SPR6 同様、イヤホンを接続していない状態でFM放送を選択すると、"FM時はイヤホンを接続してください"と表示されます。 ![]() ポケットラジオに慣れている方であればFM受信時にイヤホンを接続することをわかっていると思いますが、慣れていない方や初めてラジオを使う方にとってはこの表示は改めて親切であると思います。 エリア設定で他の地域を設定しプリセット局を受信した状態でお好み選局ボタンに登録すると、下記のように放送局名も一緒に登録されます。 ![]() 先ほど4つのお好み選局ボタンに手動で登録する際は基本的に放送局名を表示することが出来ないと書きましたが、上記の方法を用いた場合は放送局名も登録されます。 上記の例では、 地域設定を北海道(札幌)にしてプリセット番号④の STVラジオを受信 ↓ 受信した状態でお好み選局ボタン"4"を長押し ↓ 登録完了 この手順で登録しておけば、地域設定を岩手に戻してもお好み選局ボタン"4"の設定は保持されます。 ニッポン放送の場合も同様に、"東京"に設定してからプリセット番号⑥を呼び出して登録すると、このように表示できます。 ![]() 文化放送の場合も同じです。 ![]() TY-SPR6 同様、電源ボタンはON/OFFと無操作時2時間オートオフ機能がついていますが、スリープタイマーは別メニューで設定する必要があります。 電源ONの状態で"設定"ボタン長押し。 ![]() "スリープ"と"タイマー"」が表示されます。 "スリープ"とはオフタイマーのことで、"タイマー"は目覚ましブザーのことです。 ここでは"スリープ"を選択し"決定/ライト"ボタンを押します。 ![]() 電源OFFまでの時間を、120分・90分・60分・30分・15分の中から選び"決定/ライト"ボタンを押します。(OFFを選択するとスリープタイマーは解除されます) "60分"を選択すると"60分 スリープ"と2~3秒表示され、左上に"ZZz"のマークが付きます。 ![]() スリープタイマーの設定は1回限りで、タイマーが作動し終わったり電源をOFFにしたりすると保持されずに自動で解除されてしまうため、使用の都度設定する必要があります。 ただし、ボタン操作をしないまま2時間が過ぎると自動的に電源が切れる「オートオフ機能」が搭載されているため、ラジオを聴きながら寝入ったりするような使い方であればあえてスリープタイマーを使用しなくてもいいような気がします。 次に目覚し設定です。 ![]() まずは目覚しを"ON"にします。 ![]() 次に目覚しタイマーを鳴らす時刻を設定します。 ![]() "決定/ライト"ボタンを押すと"設定しました"と表示され、画面左上に目覚しマーク"🔔"が表示されます。 ![]() 目覚しタイマーはブザーのみで、ラジオのオンタイマーとして使用することが出来ません。 また一度設定するとタイマーを解除するまで毎回設定が保持され、毎日同じ時刻にブザーが鳴ります。 止めない場合は約10分間ビープ音が鳴り続けます。 スリープタイマーは設定が保持されませんが、目覚しタイマーは保持される仕様になっています。 さて、本体に戻ってスピーカー部分です。 ![]() スピーカーの直径は約3cm、実用最大出力は80mWです。 ポケットサイズのラジオですので音量も小さめで、あまり大きな音は出せません。 音質は TY-SPR6 とほぼ同じく少し堅めのフラットな音です。 スピーカーの右上には充電表示があります。 ![]() 充電時には赤色に、充電完了時には緑色に点灯します。 ![]() 取扱説明書には、 "USB-ACアダプターは、必ず出力電圧がDC5V、0.5A以上のものを使用してください" と書かれています。 故障や異常発熱の原因となる可能性があるため気をつけなければなりません。 パソコンのUSB端子や iPhone などに使用している 1.0A のACアダプターであれば問題なさそうです。 そして、高速充電仕様のACアダプターには対応していないとのことなので注意が必要です。 スイッチング式のACアダプターを繋いだ状態でラジオを聴くとAMバンドの場合は盛大なノイズが発生しますので、充電が完了してからケーブルを外して聴くのが無難ですね。 モバイル充電池からの給電も可能。 ![]() モバイルバッテリー使用の場合はケーブルを繋いでいてもノイズがほとんど無いです。 繋いだままラジオを聴くことも可能です。 ニッケル水素充電池を本体から外しても使用出来るみたいですが、充電ランプが赤色で点滅します。 安全装置が働いているのしょうか。 本体上部(天面)です。 ![]() 電源ボタン・お好み選局ボタン・イヤホン端子があります。 イヤホン端子はステレオイヤホンをつなぐとFMステレオ放送が楽しめます。 イヤホンから出力される音も TY-SPR6 とほぼ同じです。 無音時のサーーというホワイトノイズが若干ありますが、気になるレベルではないです。 TY-SPR4 に比べればだいぶマシです。 本体右側です。 ![]() ストラップ取付用の穴とプリセット選局ボタンがあります。 このラジオにはソニーの通勤ラジオにあるようなソフトケースは無いので、落下による傷・破損防止の観点からもストラップは取り付けたほうが良いと思います。 地域選択で自動設定された放送局は、こちらの"プリセット選局ボタン△▽"で選びます。 ※お好み選局ボタンとは別系統になっています。 ![]() プリセット選局ボタンの下には充電用の USB-TypeC 端子があります。 ![]() 本体左側です。 ![]() "音量+-"ボタンとバンド切り替えスイッチがあります。 TY-SPR6 同様、電子式のボリュームで0~63まで細かく調整できます。 付属のスライドボリューム付きイヤホンを合わせて使用すればさらに快適です。 ![]() バンド切換えはスイッチ式です。 TY-SCR70 ではFMが2バンドになりました。 AM放送縮小に伴うFM局拡大に対応したのでしょう。 仕様上プリセット選局はバンドごとに変えることは出来ませんが、FMが2バンドになった分お好み選局ボタンが2倍に増えていることになるのでヨシとしましょう。 バンド切換えは本体 LOCK時にも無効になります。 このスイッチは TY-SPR1・TY-SPR5 ともに接触不良が発生していました。 最近では TY-SPR6 でもこの接触不良が発生してしまいました。 新しい TY-SCR70 ではこのまま発生しないことを祈ります。 本体裏側です。 ![]() TY-SPR6 とは若干レイアウトが異なり、電池収納部が右横にあります。 上部にはスピーカー/イヤホン切換スイッチ、LOCKスイッチがあります。 ![]() こちらのスイッチも接触不良が発生しないことを祈ります。 MADE IN CHINA、中国製です。 ロックスイッチをONにすると"LOCK設定中"の液晶表示とともに"🔒"マークが表示されます。 ![]() この TY-SCR70 にも LEDライトが搭載されています。 ![]() LEDライト点灯中。 ラジオの電源OFF時に正面にある"ライト"ボタンを長押しすると、裏側にあるこのLEDライトが点灯します。 ライトは白色で、スポットライトみたいに照らすことができます。 照準が絞られているので、部屋全体を照らすというよりはスポットで照らすといった感じです。 "ライト"ボタンに若干の仕様変更があり、前機種の TY-SPR6 では短押しで点灯でしたが、こちらの TY-SCR70 では2秒以上長押しすることにより点灯するように変更されました。 実際に自分もロック解除時にうっかり"ライト"ボタンに触れてしまい、気づかないうちに電池を空にしてしまったことがありましたので、誤操作防止の観点からもこの仕様変更は Good です。 電池収納部です。 ![]() 電池は単4型×2本を使用します。 電池の持続時間は TY-SPR6 より若干長くなっています。 他のDSPラジオと比べてもランタイムは十分長いです。 以下、取扱説明書より引用 ※( )内は TY-SPR6 との差 <ラジオ> スピーカー使用時<アルカリ乾電池> AM受信時約43時間(+3)、FM受信時約35時間(+5) イヤホン使用時<アルカリ乾電池> AM受信時約45時間(▲5)、FM受信時約43時間(+13) スピーカー使用時<付属充電式ニッケル水素電池> AM受信時約32時間(-)、FM受信時約25時間(-) イヤホン使用時<アルカリ乾電池> AM受信時約30時間(-)、FM受信時約30時間(-) <LEDライト> アルカリ乾電池使用時 35時間(▲5) ニッケル水素充電池使用時 25時間(-) 充電池使用AM受信時、スピーカー使用のほうが使用時間が長くなっているのが謎です。 前機種の TY-SPR6 と TY-SCR70 の比較です。 ![]() サイズは TY-SCR70 のほうが若干大きいです。 ※( )内は TY-SPR6 との差 サイズ:幅5.6cm(±0)×高さ9.9cm(+0.4)×奥行1.3cm(±0) 質量:59g(▲3)*電池含まず 上部の比較。 ![]() ボタン類、端子のレイアウトはほぼ同じ。 裏面の比較。 ![]() 電池収納部の位置が違います。 TY-SPR6 の電池蓋はペラペラですぐに外れる仕様でしたが、TY-SCR70 ではしっかりとした造りになっており蓋も外れない仕様に変更されました。 幅はどちらも同じです。 ![]() TY-SCR70 のほうが小さく見えますが錯覚です。 正面の縁が斜めになっているので小さそうに見えるのかもしれません。 液晶ディスプレイの比較。 ![]() こちらも液晶ディスプレイの大きさは変わりません。 液晶部分のバックライトは、TY-SCR70 の方が若干暗いです。 最後に受信感度諸々。 受信感度は、ポケットラジオとしては高感度の部類に入ると思います。 しかし残念なことに内部発振と思われるノイズの影響があるようで、 TY-SPR6 と比べて S/N 比が若干悪化しています。 AMバンド内では以下の周波数付近に JJY(標準電波)のようなパルス雑音が発生しています。 549/558/603/738/801/810/855/873/882/891/981/999/1107/1116/1197/1395/1539/1548/1557/1593 の各kHz。 これは TY-SPR6 以前には無かった症状。 特に999kHzの雑音は酷く、まともに音声を聴き取るのが困難です。 たまたま自分が購入したものがそうなのか、そもそもそういう仕様なのかわかりませんが、せっかくの高感度を活かしきれていないのが残念なところです。 FM放送に関してはこのノイズの影響もほとんどなくTY-SPR6 同様の高感度で、屋外の開けた場所(平地)では県内のコミュニティFM局(FM One 78.7MHz、奥州エフエム 77.8MHz、E&Be FM 88.8MHz)やTBCラジオのFM補完放送(93.5MHz/5kW)なども聴くことが出来ました。 ただ、FM放送はある程度の電波強度がないとなかなかステレオにはならないようで、県域局と比べて出力の小さい地元のコミュニティFM局であるラヂオ盛岡については場所を選ばないとなかなかステレオにならないです。 ステレオ←→モノラルの切換えを内部でシームレスに処理して、ノイズを目立ちにくくしているのかもしれません。 そしてAM放送ですが、地元局はノイズレスで問題無くしっかり受信出来ます。 隣県の大電力局であるNHK秋田第2(774kHz/500kW)も若干ノイズがありながらもしっかり聴こえます。 隣県のTBCラジオ(1260kHz/20kW)やNHK仙台第1(891kHz/20kW)、NHK東京第1(594kHz/300kW)、NHK札幌第1(567kHz/100kW)がノイズにまみれながらも昼間でも受信出来ますので、これらが受信出来るということは自分の環境においては高感度といえるでしょう。 函館のSTVラジオ(639kHz/5kW)や秋田のABSラジオ(936kHz/5kW)、山形のYBCラジオ(918kHz/5kW)は TY-SPR6 では何とか内容を聞き取れていましたが、TY-SCR70 では電波が受信出来ているのはわかりますが内容を聴き取るのは困難な状態です。 内部発振ノイズさえ無ければもしかしたら聴こえるかも、、、という感じです。 また本体の持ち方によっては液晶部分のノイズを拾ってしまうことがあるため、手に持っての聴取は避けたほうが良いでしょう。 TY-SPR6 と比べて価格がかなり高くなりましたが、新たに充電機能も搭載され、FMバンドも1つ増えるなど使い勝手の良いラジオであることは間違いありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026.02.15 13:38:18
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