春夏秋冬

2006/06/20(火)14:09

オペラ「魔笛」見てきました

おでかけ(208)

今年はモーツアルト生誕250年。 彼が生きていたら250歳と言う事ですが、 100歳以上の日本人が2万5000人以上もいるということを知ると 250歳と聞いてもそんなに年代の差は感じなくなりました。 それとも単に自分が高齢者に近づいたということかも クラシックの器楽曲は好きなのですが、 オペラの歌は聴くだけで眠くなるような私でした でも、死ぬ前に一度、オペラを見に行きたいと思い、 ついに昨夜、一大決心し、オーチャードホールへ乗り込んでモーツアルトの「魔笛」を見てきました 「プラハ室内歌劇場」の興行で庶民の席は遥か遠い3階の席でしたが安い3階で十分 友人から「オペラは一度見ると病みつきになる」と聞いていたことを納得する結果となりました。 そもそも「魔笛」のストーリーを知らなかった私。 ドイツ語の歌詞をいきなり聞いてもわけが分からないと思い、 本を借りてストーリーを読みCDと歌詞を照らし合わせておいた努力が実を結んだのでしょうか、 それとも舞台の両袖に電光の日本語字幕が示されたおかげでしょうか 3時間と言う長時間で、終わったのは9時半でしたが 眠くもならず、楽しめました。 「魔笛」のストーリーは簡単に言えば 王子タミーノと王女パミーナが パミーナの亡き父が遺した魔笛に支えられて、 神官が見守る中、幾多の苦難を乗り越え結ばれるお話。 パミーナの母「夜の女王」は自分の権力のためには娘をも騙し、命を危うくしても平気な極悪人。 台本はシカネーダーという人が書いたそうです。 あのどうという事も無いストーリーを楽しめたのは、キャストさん達の歌声も良いのでしょうが やはり天才モーツアルト作曲の音楽の魅力だと思います。 200年以上経ってもチェコをはじめいろんな国の財産になっているのは勲章ものです。 かといって、いくらモーツアルトの曲でもストーリーを知らずにCDで音楽を聞くだけでは魅力は何十分の一。 やはりオペラはストーリーがあってこそ・・というものです。 ただひとつ気になる事は 「女は 男が導かねばならない 口ばかりのダメな存在」というセリフが随所に出てきた点には年代を感じました その割には (自分も含めて)喜んで見ている観客の大多数が女性というのは面白いことでした。

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