深大寺へ
八重桜も散った4月下旬、それまでの陽気から真冬に逆戻りしたような冷たい雨が3日続き、4日目、空気も新緑の木々の葉もうつくしく清められた朝にスケロクは亡くなりました。「まるで眠っているような」とかよく言いますが、普段お昼寝している時よりも、もっとおだやかな顔でした。その日の夕方は、空もハート型。スケロクは、自分のいのちを、しっかり全うしてくれたのだと思う。そして、今日、四十九日。「晴れ猫」スケロク、今日も雨の予報だったのによく晴れていい法要になりました。深大寺で出会ったスケロクは、14年と288日の、たくさんの楽しい思い出を残して深大寺の森にかえって行きました。私は、いま家にいる3匹を愛し、ちゃんと看取り、そのうち私もあちらの世界に行ったらまた4匹と、先代猫と、先代犬と、会えるのを楽しみにしています。これまでスケロクをかわいがってくださって、ほんとうにありがとうございました。