テーマ:サッカー Jリーグ♪(3948)
カテゴリ:サッカー
今日はサッカーの話。
本日はフットサルの大会に出場した。 時折小雪が舞い散る肌寒い気温。 ユニフォームの上にジャンパーを羽織っても 寒がるメンバーをよそに、私は先日の日記で書いた アンダー・アーマーを着ていたので驚くほど 寒くなかった。 午前9時30分、横浜市戸塚区にある施設に到着。 すると、隣に芝生のサッカー練習場があった。 これが昨年のJリーグ・チャンピオンである横浜Fマリノスの 練習場である。 午前10時、大会が開幕し2試合を終えチームは2連勝。 なかなかの好スタートだ。 そして休憩時間、私は自動販売機へ向かっていた。 するとマリノスの練習場の片隅にギャラリーが5人ほどいた。 「やっぱり背が高いなぁ」 そんな声が聞こえてきたので近寄ってみた。 背が高いって中澤は日本代表の合宿中だし 一体誰のことだろうか。 するとタッチ・ラインの外側をトレーナーとランニングしている選手がいた。 久保だ!国際Aマッチ17試合出場2得点、昨年の上半期は ジーコ・ジャパンのストライカーとして活躍した“ドラゴン”久保竜彦である。 椎間板ヘルニアのため10月17日の試合以降、長期離脱中の彼は 黙々とランニングをしている。 チームのみんなに知らせなきゃ!私は小走りで駆けていった。 「久保がいたぞーーー!」 「なにぃぃ??」 子犬のように寒くてブルブルと震えていたメンバー達は全員立ち上がった。 やはり今年も日本代表で期待されている選手だ。 皆、ひと目みようと走り出した。 「おぉ本当だ!」 金網越しだったが、タッチ・ラインの外側を走っているので かなり至近距離までやって来る。 誰かが何かをいわねば・・・・・。 そんな空気が流れていた。 もちろん怪我を治すために頑張っているのだから激励である。 皆それぞれ小声で話し出した。 久保との距離はまだ100mほどある。 「頼むぞ!とか?」 万事がこのような状態である。 久保との距離は30mまで縮まった。 さぁ誰が口火を切るんだ? 私は見た。さぁいうぞ、と静かに意気込む男を。 我がチームのジャック・バウアー(仮名・日本人)君である。 彼は何があっても諦めないし、死なない。 そして無理難題も24時間以内に解決する男だ。 こんなに勝負強い男はいない。 きっとドッカンと盛り上げてくれるだろう。 来た!もう久保はすぐそこだ。 さぁ、ジャックよ何を出してくるんだ? 「ドラゴン頑張れー」 ・・・・・・・・えっ?普通じゃん。 私達を含めたギャラリー全員が凍りついた。 そして久保はどうしたか。 「・・・・・・・・・・・・・」 完全無視。チラリともこちらを見ない。 久保はインタビューが苦手で有名な寡黙な男である。 そんな掛け声にニコリと笑って手を振ったら逆に気味が悪い。 「なんだよ、久保・・・・・」 ジャックは腑に落ちない様子だった。 早く怪我を完治させ、日本代表を2006年のドイツW杯へ導いてくれれば ジャック・バウアー君も今日のことは忘れるだろう。 結局我がチームは全7試合(7分ハーフ)で5勝2敗。 成績は不本意な15チーム中4位で終わった。 ジャック・バウアー君は7試合で6得点と大暴れしたことを 彼の名誉のために書いておこう。 期待してるんだよ、本当に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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