芋焼酎、初体験。

　土曜日の夜は同窓会。 Ｌｏｓ　Ａｎｇｅｌｅｓから帰国した友人を囲み 年に１度の楽しい席。私はフットサルを休んで参加。 （チームのみんな、ゴメンね！） 　渋谷の道玄坂にある馳走居酒屋　黒座暁樓で集まった。 　寒いよ、今夜は本当に寒い。 道玄坂を登りながら身震い。 　店に入り、さっそく乾杯。まずはビール。 豚しゃぶサラダの次に運ばれてきたのは 名物　鮟鱇鍋（あんこう鍋）。青森大間の逸品で最上級。 柚子塩だしで、さっぱりとした味付けで頂く。 やっぱり真冬には鍋。コラーゲンたっぷりの鮟鱇と 野菜の旨味を堪能。 　ビールを２杯飲み干したところで友人から提案。 「芋焼酎、美味いよ」 いもじょうちゅう・・・・なんで、じょうちゅうなんだ。 いもしょうちゅうでも良いじゃないか。 　イメージとしては強烈に匂うって思ってた。 でも良く考えろ、美味いものは臭い。臭いものは美味い。 とりあえず初体験なんだから、とびきり美味いのを飲みたい。 友人が勧めてくれたのは「佐藤 黒」のお湯割り。 仕込み水のこだわり 黒麹の力強さ 　どんな味がするんだろう？まずは匂いを嗅ぐと 嫌味にならない程度に漂う。少し口に含む。 すると・・・・うわっ、美味い！ 　これが芋焼酎なのか！お湯割りなので まろやかさが際立っている感じだ。 こんなに美味いものを、今まで放っておいたことに悔やむ。 　続けて熱燗。趣があって良し。 くわーーーっ、風味がダイレクトに伝わってくる。 友人が飲んでいたロックも一口頂く。 これまたすーーーっと入ってくる。 　ヤバイな。ただでさえ酒に弱い私が キツイ酒をガンガン飲んでる。 帰りが心配になってきた。 　しかし、芋焼酎は悪酔いをしないらしい。 たしかに、トイレに行ったときは少々フラついても 気分が悪くならないし、思考回路は正常だ。 　これが芋焼酎の酔い方なのか。 普段は酒なんて飲まないんだけど 少しだけ「のんべえ」の気持ちが分かった気がする。 　具材を食べ尽くした鮟鱇鍋には当然 白飯と卵をチャージして雑炊に。柚子塩だしの香りが ほのかに漂う。 　楽しい時間は、あっという間。 ３時間半が経過したのでお開き。 　途中まで友人が一緒だったので 地元の駅までは気丈だった。 駅を出て、一瞬タクシーの誘惑に負けそうだったが 沢山食べたので歩かねば。 さすがに足取りがフラつく。これぞ千鳥足。 ういぃぃ。ひっく。 　でも気持ちだけはしっかりしていた。 飲んだ後にアイスクリームを買ってしまうクセは 相変わらずだが。 　今夜はフットサルの新年会。 週末に“野鳥漬け”にならず“酒漬け”になるなんて・・・・。 青空とお日様が眩しい日曜日の午前中だ。