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2006年07月18日
テーマ：野鳥好きっ♪(15686)
カテゴリ：野鳥
７月１３日、昼食を食べながら産経新聞神奈川版を
読んでいたら、思わず絶句して食欲が失せてしまった。 「箱根芦ノ湖畔 ツバメの巣７０個 有名ホテル撤去 鳥獣保護法違反で捜査」 記事を要約すると・・・・ 箱根町の有名ホテルでツバメの巣が撤去され 鳥獣保護法違反の疑いで小田原署が捜査。 同ホテルには外テラスの天井に７０個の巣があった。 ホテル側は、宿泊客から苦情があったといい 町内工務店の作業員に依頼し巣を撤去させた。 作業員は約４０羽のヒナを袋に入れて山に捨てた。 ツバメの巣を観察していた宿泊客が不審に思い 捨てられた山を探して生き残った１８羽を保護。 現在、ヒナはボランティア・スタッフが育てているが スタッフは「親が必要なときに離ればなれになったので 野生復帰は難しいかもしれない」と話している。 その場は、とりあえず怒りを抑え 記事を切り抜いて自宅へ持ち帰った。 「箱根 ツバメ」でウェブ検索すると 既に多くのブロガーが取り上げている。 全てにおいて信憑性があるとは限らないが 詳しい情報を入手出来た。 まず、ツバメというのはイワツバメのことだ。 そして、この有名ホテルとは 創業から１００年以上の歴史がある 「富士屋ホテル」のチェーン店「箱根ホテル」である｡ ゴミのように捨てられた袋の中に 多くの死骸と卵。保護されたヒナは３日間絶食状態。 神奈川県立自然保護センターに引き取られ 現在は回復に向かっている。 突然、ヒナを失った親鳥達１００羽は 自分の子を探し、今もホテル近辺の上空を 彷徨うに舞い続けているという。 「箱根ホテル」はウェブ上で謝罪文を掲載。↓ http://www.fujiyahotel.co.jp/hakone/apology.html 発見した方はブログを開設し、状況を報告中。↓ http://blogs.dion.ne.jp/tateishi/ 野鳥を愛する人間にとっては 怒りに震えるような経緯である。 ホテル側は謝罪文の中で 「今まで、従業員による 『富士山クリーンアップ・エコトレッキング』の実施等 自然環境の保護に取り組んでまいりましただけに まさに痛恨の極みと存じます」 などと書いている。 いかにも苦し紛れ。 全く関係ない今までの実績を引き出し なんとか言い逃れをしようと懸命だ。 鳥獣保護法を知らなかったというホテル側の弁明が 存在するかもしれない。 しかし、生きているヒナを袋に無造作に入れ ゴミのように捨てるという残虐行為は 無知を盾にしたとしても酷過ぎる。 例え野鳥や、その他の野生生物に興味が無かったとしても 許されるものだろうか？ 残虐性を考えれば、自分の子供を含む児童２人を 殺した母親と大差ない気がする。 ツバメ類は人間を信用していると思う。 だからこそ、最低限の距離を保ち営巣する。 人間が近くにいれば、天敵が来ないだろう。 しかし、今回の場合、最大の天敵が人間だった。 確かに、上から糞が落ちてくる可能性が高く 客商売をしている側にしてみれば、なんの価値も無い。  私の知っている店は、ダンボール箱を下に置き マジックで「↑ツバメがいます↑」と書いて頭上への 注意を促している。これは理想的。 やって欲しくないが、卵を産む前に なんとか巣を作らせないよう ツバメが諦めて他へ行くまで、払い落とすのも 百歩譲って手段といえる。 古くからツバメは益鳥として重宝されていた。 営巣した家や店は繁栄、繁盛に恵まれるという。 今回、宿泊客からの苦情という 疑わしい理由で撤去したにも関わらず 不審に思って行動に出たのは ホテルの宿泊客だった。ホテルにしてみたら なんとも皮肉な結果である。 このような事態を招いた以上、信用を取り戻すためには 相当の覚悟と努力を要するだろう。 
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>人間が近くにいれば、天敵が来ないだろう。
>だからこそ、最低限の距離を保ち営巣する。 ツバメの生態を紹介する番組で確かにこれと同じことを専門家が推測していたっけ。。 なのにその人間が天敵だなんて。。 箱根ホテルはもう駄目ね、、福はこないでしょう。 (2006年07月18日 23時51分54秒)
野鳥好きでなくても
近所でも軒下のツバメの巣が多いですが 皆大事にしてますよ 車に糞が落ちるなら段ボール 地面も新聞敷いたり まず保護から考えますよね！ そんなホテル撤去したら？ (2006年07月19日 00時42分43秒)
こんにちは。
一気に読ませていただきました。ブログを立ち上げた方も、閉鎖に追い込まれて大変だったのですね。 山に捨てられてしまったイワツバメの雛たちは残念でしたが、これを機会に、鳥獣保護法への認識も広まると良いですね。野生生物に対する愛情を持つ人が増えてくれるよう祈るばかりです。 (2006年07月19日 03時33分49秒)
そんなことがありましたか。赤井川のわたしが良く行くスキー場のKiroroでもホテル壁に彼らが…。でも、苦情なんて聞いたことないなー。悲しい話。
(2006年07月19日 21時02分43秒)
野鳥のことは、はっきり言って無知ですが･･･
生き物を袋に入れて捨てるという行為。信じがたいです。 関係者には子供がいる、家庭をもった人もいたでしょう。 自分の子供の前でそれができるんでしょうか！？ 情けないですね。 (2006年07月19日 21時05分53秒)
読んでいて涙が出てきてなかなか止まりません。
どうしてそんなことができるのか。 信じられないです。 本来岸壁に巣を作るイワツバメがなぜ、人の近くに営巣するのか 生態を調べて工夫をしてほしかったです。 それにしても袋に入れて捨てるだなんて・・・ (2006年07月19日 21時17分53秒)
☆あきさん
せっかく信頼してくれているんだからね・・・。 是非とも信頼回復してほしいけど。 箱根は、あまり行かないのですが 野鳥も多い場所らしいので 今回のような事件は残念です。 (2006年07月20日 22時07分04秒)
★自然薯パパさん
基本的に、多くの人々は 見守る気持ちだと思うのですが こんな行為に出てしまう人もいるんですね・・・。 果たして来年も同じように 繁殖してくれるかどうか・・・。 (2006年07月20日 22時09分08秒)
☆Satchan7さん
これを書いたのは先週だったので まさか閉鎖になったとは知りませんでした。 仰るとおり、これがキッカケになることを 願うばかりです。 (2006年07月20日 22時10分42秒)
★森野コルリさん
悔しいですよね・・・。 普段から野鳥を意識している人なら なおさら、そうでなくても こんな事実は受け入れたくないでしょう。 命ですらゴミ扱いですから 不法投棄も普段からしている業者なんでしょう。 (2006年07月20日 22時17分06秒)
潰れてしまえ！ムカ！！！
(2006年07月20日 22時47分54秒)
初めまして。
ブログ読ませていただいて怒り心頭です！ その作業員の方は仕事とはいえ、良心が働かなかったのか！？ 依頼したホテル側も苦情が出ないような事前の対応が何故出来なかったのか！？ 保護法がどうのとかの問題ではないと思います。 糞害はホテルの美観にそぐわないと思いますが、今回の対応はあまりに酷すぎる(>_<) (2006年07月21日 00時52分37秒)
☆sorisoriさん
コメントありがとうございます。 そうなんですよ、仕事とはいえ どうしてもう少し考えていただけないのか。 あまりにも、心がないですよね・・・。 (2006年07月22日 23時13分48秒)
はじめまして。さすが超大国のハイエナ資本のホテル。やる事に死臭が付きまといますわ！恐くて、泊れん。
(2007年01月30日 21時00分54秒)
☆石上麻呂さん
コメントありがとうございます。 さて、もう数ヶ月すると 今年もイワツバメがやってきますね。 同じ過ちは当然繰り返さないでしょうけど 信用はできないものです。 (2007年02月01日 00時25分56秒)
ツバメが人間を信頼してるとか…ファンタジーにも程がある(笑)利用してるだけでしょ？
ツバメが巣を作るウチは縁起がイイ、とか誰が言い出したのやら？ただ可愛い、ってだけでずいぶんと守られてるけど、勝手に泥のカタマリで子育てを始めて、糞はわざわざケツを外に向けて巣の外にたれ流し放題…ダニの温床にもなるし、良いことなんか一つもない(^^) 命を語る貴方達だって、ウチにゴキブリが出たら無下に殺すでしょ？あれも命だけどね～ (2020年08月07日 07時43分25秒) |
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そうでしたか・・・
ひどすぎて
はげたかか？
糞害最悪
