カテゴリ:雑感
一か月程前、私と同年代の男性Yさんがカウンセリングを受けに来られました。
奥様が体調を崩されて長期入院をすることになったそうですが、息子さんと男二人の生活になることがストレスになっている様子でした。 子供さんは上に二人の娘さんがおられるそうなのですが、二人とも嫁いでおられるとのこと。 子供の構成は私とまったく同じです。 でも、この方は三人の子供さんとの接し方が私とは真逆でした。 小さい頃から一緒に過ごす時間がほとんどなかったそうです。 私は幸いにも自宅の一室が事務所でしたので、徹夜の連続のような忙しさの中でも子供たちとの時間はとれていました。 小さい頃の子供との時間って大切だと思いますよ。 父親から見た息子は男同士ということからある意味では同志なのでしょうね。 どこかに自分の夢を託すという部分もあるのかもわかりません。 いつの間にか幼さがなくなり一人の男として成長していく息子を見ることは頼もしくもあり、ちょっぴり寂しくもありです。 直接話をする場合にはあまり感じないことですが、たまにブログやフェースブックへの書き込みを読んだりした時に成長が見えて感動することもあります。 あいつがこんなこと言うようになったか・・・・・・と。 Yさんの話に戻しましょう。 食事は出前かコンビニ弁当で済ませ、食べる時間帯も別々で会話も全然しない日もあるそうです。 いろいろな角度からお話しさせていただきました。 問題は今までYさんは「自分にまったく関心を持っていない」と息子さんに思われていることです。 友達の事、学校の事、好きなこと、好きなもの、嫌いなものなど何一つ知らないということでした。 仕事が激務で余裕がまったくなかった。 定年前になってやっと時間がとれるようになったけど、どう接していいのかわからない。 涙を流しながらお話しされました。 どんなことでもいいから息子さんと話をしてみましょう。 お母さんの病気のこと、Yさんが好きなこと、得意なこと、若いころ見た映画、夢中で聴いた音楽など話題はいくらでもあります。 Yさんの方から声を掛けていくことでしょうね。 時間を共有することは本当に大切です。 今からでも遅くないですよともお話ししました。 それからもう一つ簡単でいいから料理されたらいかがでしょうとも言いました。 今朝、そのYさんから電話をいただきました。 あれから一か月、返事がなくても毎日「おはよう」「いってらっしゃい」「行って来ます」「ただいま」「お帰り」の挨拶をするようにしたそうです。 最初はまったく無視されていたようですが、2週間くらいたったときに返事を返してきたそうです。 それから毎日二人で買い物に行き夕食を共同で作っているんだとか。 息子さんは飲食店でのバイト経験があって料理は結構上手なんだそうです。 泣きながら電話して来られて私ももらい泣きをしてしまいました。 父にとって娘は恋人のような存在、息子は頼もしい同志。 この年になってそれを実感しています。 息子から尊敬される父親を目指さねば!!! ※お知らせ 実践練習会のお知らせです。 9月19日(水)10時~12時 無料です。(ただし、本科コース終了者) 今回のテーマは ボディケアと氣導法・ヒプノの融合です。 参加希望者は 090-6410-1733まであるいはkidouhou@yahoo.co.jp にお願いします。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 14, 2012 12:09:03 PM
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