パワフル母ちゃん奮闘記

昨日からの続きです

明かりの消えた我が家の横で、黒煙を吐きながら燃え続ける隣家
『早く消して』との願い叶わず、ボンと隣家の天井が抜けて、が屋根を
突き抜け燃え上がりました。
そこからは煙が凄くって、あまり様子が見えず。。。　それでも煙の間で
3階の小窓の近くに火が近づいて行っているのが見えました

「キャ～　燃える　燃えやんといて」と叫びながら見ていると、
パパが「もうお前も会館に避難しとき。　ここは俺が見ておくから。」というので、
どうすることもできない私は会館に行きました。　長男は泣きじゃくり、
「お母さん、今日からどこで寝るん　D達のゲームや教科書はどうなるの」
と言います。　私も泣きたかったけど、
「もし、燃えたら全部新しく買ってあげる　今日はおばあちゃんの家で寝よう。」
と答えました

ゲームが新しくなると聞いた二男は「それじゃGはこれと。。。あれと。。。そうそう。
これも買ってもらおう」とお気楽なもんです
爺ちゃんも心配ですが、作り話をしてみんなに聞かせていました
3男は会館のスタッフがわざわざ来てくれ、いつものディサービスの部屋で遊んで
貰っていました。（ひたすら感謝）

「火が出たのは、わしが公園ですわっていたら、4人男が通って、4人目がとなりの
うちに火を投げ入れた　わしは犯人見た」って感じなんだけど、ボケが進んだ
ようで心配でした　爺ちゃんもボケることで精神を安定させていたんじゃないかなぁ。。。

夕方6時半に発見した火事ですが、鎮火したのが9時を過ぎたころ　呼ばれて
公園に出てみると、消防士さんが土足で我が家に上がっている
『あ～～～　片付けが大変になるからやめて』と思いましたが、消防士さんから
「明日の現場検証が終わるまで、家に入れなくなるので、貴重品のみ出せるものを
出してください。」と言われ、消防士さんの先導で家に入ると

階段からは滝のように水が流れていて、2階に上がると、台所にあったテーブルが
リビングに移動し、家の様子が懐中電灯の光で見ても一転しています
パパと一緒にハンコやパパの会社の鞄、を出し、置き去りにしていた携帯電話
を探そうとしても見つからず　はと見つけたのが「花より男子F」のDVD
パパが差し出す袋に入れようと思ったんだけど、ヒンシュクを買いそうなので、
『松潤、絶対明日出してあげるからね』と誓って、泣く泣く置き去りに。。。

その日の晩は、爺ちゃんはパパのお姉さんのうちへ、私たち5人は生野の実家に
行きました　やっぱり気持ちが興奮しているのか、全く眠れず一夜を過ごし、
子どもたちも寝ながらうなされていました

翌日、朝から現場検証があり、の中に入ると、3階が燃え尽き、2階に落ちていました
2階も隣家との隣接部分が燃えて、台所の窓がすべてない状態　それでも屋根は残って
いました　消防活動のために置いている場所が全く違っているので、ものを探すのも
大変　携帯電話はジャケット（燃えていました）のポケットから発見しましたが、水没
電化製品は見事にすべて水没しておりました

これが火事の全容ですわ　あ～～～。　長かったぁ
またぼちぼち復旧の様子でも書いてみます。　書いていると、気分がすっきりするもんよね。
やっと日常が戻ってきた気がします