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これは今日の日記というわけではないのだけど、こないだから書こうと思いながら忘れていたので、今日、書いてみます。
ユカは数日前、学校でお友達から「クラスで歯が抜けてないのはユカだけだ~!おまえキンダーガーテンじゃないのぉ~?」ってバカにされたんだそうです。確かに、ユカは12月うまれなので、学年では一番若いし(ニューヨークでは学年を1~12月でわけているので、小学校スタートの9月の時点で大半の子は6歳だけれど、9月後半から12月うまれの子はまだ5歳です。)たまたま、ユカのクラスはからだの大きい子が多く、ほとんどの子がもう6歳になっています。早い子ではキンダーのときにすでに抜けてしまっている子も多く、まだグラグラともしないユカの歯はいっこうに生えかわる気配がありません。背丈も標準より小さいユカは、1学年下の子よりも小さいので、確かにオクテです。 歯が抜けかわるかどうかって子供達にとってはとってもビッグ・イベントで、お姉ちゃん、お兄ちゃんになったしるしでとても誇らしいことなんだと思うんだけど、でも、それで人をバカにするのはどうかと思うんですよ。からだの大きさや成長の優劣で人を笑い者にしちゃいけないって前のプリスクールのハンドブックにも書いてありました。ユカはみんなから「キンダーじゃないの~?」って笑われたといって悲しくて泣いてしまったのだそうです。担任は教室にいたらしいけど、授業中で子供達が勝手にヒソヒソと話していたらしく、聞こえていなかったみたいです。 で、私はユカに言いました。「でも、ユカはバイオリンが上手に弾けるじゃない?」と。そしたら、ユカは「そんなの言ったよ。『ユカはバイオリンもピアノも弾けるもん!」って。でも、みんな『それが何よ?』って言うんだもん。」と言います。なんか、可哀想になってしまいました。ユカが唯一誇れるのはバイオリンが弾けてピアノが弾けて歌が上手ってことぐらい。英語では発音はきれいでも、ネイティブには語彙の面でまだまだかなわないし、からだの大きさじゃいちばんオチビです。その唯一誇れる特技が「それが何よ?」と言われてしまうのは悲しかっただろうと思います。 バイオリンが上手に弾けるというのは、毎日自分が一生懸命努力して、練習してできるようになったことなのだから、誇れることだと思うのですが、からだのことで成長が早いとか遅いなんていうのは本人にはどうしようもないことです。虫歯が一本もないとかいうんだったら誇れることだと思うけれど、歯が生えかわる時期が早いか遅いかの優劣を競ってそんなことでイジワル言われるのはなんかフェアじゃないと思うのですが、、、、、。歯なんて、一生子供の歯のままじゃないんだから、虫歯のことも気になるし、私はむしろゆっくり生えかわったほうがあとあと使うものだからいいのではないかとさえ思っているんですけれどね、、、。 歯が生えかわったらトゥース・フェアリーがきてまくらもとにお金をおいていってくれるっていう習慣もあるくらい、アメリカでは子供にとって大事なイベントなのかな、、、、。 確かに、日本でも、節目節目にお祝をしたりしますが、歯が生えかわるときにお祝なんてないよね?(笑)せいぜいで下の歯が生えかわったら屋根の上になげて、上の歯が生えかわったら縁の下に投げるという風習くらいですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.09.25 22:33:33
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