前回までの「相性」についてのコラムでは、具体的なカップルの価値観や行動パターン
について紹介をしてみましたが、如何でしたでしょうか?
ちょっと、ピント来ないなぁ~、という方もいらっしゃったのではないでしょうか?
そこで、今回は、[相性]を構成する要素について分析してみましょう。
人の相性、特に男女の相性の要素には、大きく分けて次の3種類があるとされています。
物質(肉体)、感情、精神の3要素です。
物質要素は、相手の容姿、経済力等。
感情要素は、一時的な継続性のない盲目的な[好き]という要素。
精神要素は、知的に判断して、自分の欠点を補ってくれるから必要だとする要素。
この要素のうち、なんと言っても最初に誰でもが気になるものは物質(肉体)の要素
でしょう。
つまり、相手の容姿、経済力等と言った眼で見える具体的な条件ですね。
お付き合いが始まると、この物理的相性要素から、次の段階である[感情要素]へと
進展して行きます。
この段階では、この人は「本当は、自分のことをどう思っているのか?」
「いつか、私のことを飽きて捨てられるのではないか?」
「経済力は大丈夫なのか?」
「配偶者の役割をキチンとしてくれるのか?」
「家庭を大切にしてくれるのか?」・・・、と言った心配が生じてくるものです。
この段階では、もっとも重要視しなければいけない[相性の精神要素]までは
たどり着いていないものです。
でも考えて見れば、この物質→感情→精神への相性要素の進捗段階が、
地上に生きる動物としての人の行動としては正しいのではないでしょうか。
普通のお付き合いでは、物質要素、特に相手の肉体要素への関心から相手への
興味が生じ、親しい関係へと発展し、盲目的に[好き]という感情に陥り、その後に
[いつも一緒に居たい]という心境になり、やがて結婚を意識して行きます。
出会いの最初から相手への肉体(物質)への興味を無視して、高度な精神面を
偏重する姿勢は(特殊な例を別にすれば)、人の正常な成長に反するはずです。
もしも、私が皆さんから、「相手との相性はどうですか?」と問われた時は、
それはおそらく感情要素から精神要素の段階にさしかかっている頃と察します。
そうであれば、[好き]という一時的な感情から、[いつでも一緒に居たい]=結婚
(お互いの不足する部分は補い合う決意)への精神段階へと状況が移行している
はずです。
そうであれば、残る[相性]要素は、価値観や人生観だけの鑑定となるのですね。
ここまでお互いの関係が深まってくれば、相性鑑定の結果など気にしなくなり、自分と
相手の特徴の違いを知って、すべてに協調して、お互いの不足分を補うようにして
歩んでいけば良いことが分かるはずです。
相性とは、文字通り、「相手」に「心(立心偏)」を沿わせて「生きる」ことですから。
"〆'(ェ)'*) サササッ 小熊Q太朗でした。
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"〆'(ェ)'*) 小熊Q太朗
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