2021/01/09(土)14:01
又、別の味わい 三島由紀夫『真夏の死』
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早いもので
もう11月も終わりに近づいております。
昨日から新潟は冷え込みが厳しくなり、
風も強いです。
去年は12月になると
すぐに雪が降り、私のような九州から来た人間を
不安と恐怖に陥れましたが、
今年はどうなるのでしょうか???
そして、なぜ、新潟人は
降った雪のことを「降っていない」と言い張るのでしょうか?
不思議です。
新潟基準ではさほど降っていない、の意味なのでしょうが、
実際に降っていますから!!自転車で動けませんから!!
夏が恋しい、というわけではありませんが、
借りてみました。朗読CD 『真夏の死』。
三島由紀夫の短篇です。
朗読者は今は亡き蟹江敬三。うーん、本当に上手いし、渋い!
三島由紀夫の作品は
漢字の選び方も美しく、眼で見て楽しいものですが、
耳を通しても楽しめるものが多いです。
それもそのはず。
『文章読本』によれば、
三島由紀夫も古い時代の作家と同じく、
書くと声に出して読み、
読みにくいところは書き直し、推敲を重ねる作家。
朗読には向いていると思います。
紙の本を手にして読むのは好きですが、
これはこれで家事をしながらでも楽しめるのが○です。
まあ、内容が内容ですので、
楽しめるという言葉は適切でないかもしれませんが。
疲れ目が気になる方にはお勧めの方法です。
朗読CDはいろいろと出ていますが、
私のお勧めは川端康成の『伊豆の踊子』を
篠田三郎が読んだもの。
篠田三郎の、やわらかく繊細な朗読が、
作品にぴったりと合っていいです。