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2021/01/09(土)14:01

又、別の味わい 三島由紀夫『真夏の死』

読書(182)

【楽天ブックスならいつでも送料無料】真夏の死 [ 三島由紀夫 ]価格:3,240円(税込、送料込)  早いもので もう11月も終わりに近づいております。 昨日から新潟は冷え込みが厳しくなり、 風も強いです。 去年は12月になると すぐに雪が降り、私のような九州から来た人間を 不安と恐怖に陥れましたが、 今年はどうなるのでしょうか??? そして、なぜ、新潟人は 降った雪のことを「降っていない」と言い張るのでしょうか? 不思議です。 新潟基準ではさほど降っていない、の意味なのでしょうが、 実際に降っていますから!!自転車で動けませんから!!  夏が恋しい、というわけではありませんが、 借りてみました。朗読CD 『真夏の死』。 三島由紀夫の短篇です。 朗読者は今は亡き蟹江敬三。うーん、本当に上手いし、渋い! 三島由紀夫の作品は 漢字の選び方も美しく、眼で見て楽しいものですが、 耳を通しても楽しめるものが多いです。 それもそのはず。 『文章読本』によれば、 三島由紀夫も古い時代の作家と同じく、 書くと声に出して読み、 読みにくいところは書き直し、推敲を重ねる作家。 朗読には向いていると思います。  紙の本を手にして読むのは好きですが、 これはこれで家事をしながらでも楽しめるのが○です。 まあ、内容が内容ですので、 楽しめるという言葉は適切でないかもしれませんが。  疲れ目が気になる方にはお勧めの方法です。 朗読CDはいろいろと出ていますが、 私のお勧めは川端康成の『伊豆の踊子』を 篠田三郎が読んだもの。  篠田三郎の、やわらかく繊細な朗読が、 作品にぴったりと合っていいです。

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