昨夜、6：30pmから、日本人経営のイタリアンレストラン「チェルト」で企業ネットワークの異業種交流会がありました。

今回は、NYK Logisticsの代表取締役社長小川裕司氏をゲストスピーカーにお迎えして「写真家への道」と題して講演をしていただきました。

もはや趣味とは言えない素晴らしい作品の数々。しかも生ギター演奏＆歌と写真のコラボレーション上演をしながらのお話でした。
※ギターは田中さん、歌は山崎さんでした。お二人も趣味でやっておられますが、彼らも素人の域を超えてます。

そもそも小川氏と出会った頃は、2000年の後半だったでしょうか、初めてお会いした直ぐあとに「○○さんと○○さんを誘ったから一緒に食事しましょう！」と誘っていただいたり、大企業の社長らしからぬ非常に気さくで行動力のある方だなぁというのが第一印象でした。

その頃は、まだ写真を遊びで始められた時で、確かカシオの名刺サイズの携帯小型カメラでパーティー風景などをカシャカシャ撮って愉しんでいらっしゃったのを覚えています。

それが、昨年にはシドニー紀伊国屋書店で個展を開いたり、二冊の写真集を出版したり、レストランなどに展示していたり、オーストラリアで大成功を収めているライスクラッカーの製造販売を行うSAKATAのパンフレット制作に関わったりと、もはや素人と言えないほどのご活躍。

そこまで上達されたのにはやはり訳があります。

企業ネットワークの異業種交流会で知り合ったプロのカメラマンに指導をお願いしたり、ゲストスピーカーでお迎えしたシドニーでご活躍の日本人女性フォトグラファー金森まゆさんにも、講演後直ぐに指導を請いにいったりと、そのフットワークの軽さに驚かされます。
その後、金森まゆさんの写真撮影旅行に一緒について行ったりしたこともあったとか。

今までに撮影した写真は数万枚。全くそう言った陰の努力を見せない方ですが、やはり地道な努力があったようです。それに努力もさることながら、交流範囲の広さや気さくなお人柄も写真家としての道を後押ししたと思います。

通常、本業で、しかも会社のトップでご活躍の皆さんは多忙で趣味の時間もあまり取れないはずですが、
なぜ、大変ご多忙な本業の中で短期間に個展を開いたり、写真集を出版するまでできたのか？

これにも秘密があります。

小川氏は若い友人知人を食事やドリンクに誘い「僕はこんなことをしたいんだけど・・・」と写真を見せながら夢を語る。それに賛同した皆さんでプロジェクトチームを結成。
「小川さんが好きだから！」という理由で「私は写真集のデザインをやりますよ！」、「僕は展示会の手配をしましょう！」、「僕はHP作りましょう。」ということで、周囲の皆さんがバックアップしてくれたとか。
小川氏からたまに聞いていたのは「いやー、お恥ずかしながら周りの皆がどんどん話を進めてくれて、本当にありがたいよね。」・・・　この謙虚さが周りの方々を動かしたと思います。
もちろん、ご馳走したりとか、謝礼をしたりだとか、そういう気遣いは欠かさなかったと思います。新しい経営手法にも通じるようなそんなチームワークで実現できたようです。


さて、講演では、写真を始めたきっかけ、知り合ったプロの写真家達にどうすればいい写真が撮れるのか指導を仰ぎながら撮影した経緯、仕事と趣味の両立など、非常に興味あるお話を伺いました。
そもそも日本人の典型的な観光旅行者がやっていた首にカメラという姿が嫌いで、あまりカメラ好きではなかったということでしたが、コンピュータ好きが功を奏して、タイミングよくデジカメが世に出始め、「そろそろ本格的にやりたい！と思い始めたときにちょうどデジカメの一眼レフの販売が始まったんだよね！」とか。もしデジカメの一眼レフでなければ続けられていなかっただろうと話されていました。これにもやはり、流れと言うものを感じます。

講演の後の質問で、本格的なプロ並みの写真家としての活動を心配して、本業は大丈夫？会社は何も言いませんか？　
といった質問がありましたが、ご本人は「ゴルフや釣りをする代わりに写真をやっているぐらいの時間しか使っていないので、本業には全く影響ありません。かえってリフレッシュでき本業により力が入りますよ！」とのご回答でした。

小川氏は、老後の楽しみが増えたと言うようにおっしゃっていますが、もはや周りも放っておかないような気がします。

プロの写真家としてのデビューもそう遠くない気がします。


今回の参加者は40名以上と大変盛況でした！
小川氏の人気ぶりと交際範囲の広さがうかがえます。
仕事でオーストラリア国内はもとより、海外出張も頻繁にされているようで、行く先々で友人をどんどん増やされ、2年ほど前に名古屋会を立ち上げたり、非常に積極的に交流活動をなさっています。愛知県の皆さん、海外でこんなに頑張っている人がいます！

※今日本で一番元気な都市と言えば、名古屋ですよね。今年はEXPOも開催される予定で大いに盛り上がりそう。こういう流れのご利益をいただこうと、名古屋の縁を深める努力をしている最中です。
ドリームゲートに参加されている愛知県の皆さん、よろしくお願いします。

小川氏の詳細をご覧になりたい方は、HPへどうぞ！　>>>> Project O2 Yuji Ogawa

※小川氏が指導を仰ぐプロの写真家、金森まゆさんのHPは、http://www.mayu.com.au
　オーストラリアの新聞社や雑誌社のカメラマンとして、また写真集や個展も開いたりして活躍中！