カテゴリ:ローカル・ニュース
以前にも少し書きましたが、改めて・・・。
15年前の不動産価格。シドニー市中心部から車で30分圏内の2ベッドルームのアパートメントが約A$80,000(当時の為替レートで約1,200万円)でした。 現在は、A$500,000(約4,000万円)ぐらい。豪ドルで計算すると約6倍に高騰しています。 高騰したのはシドニー2000年オリンピック前後でしたが、最近は少し落ち着いてきています。少しだけ下がった傾向にありますが、暴落はしていません。今後の動きは不動産業界の友人たちの話によると、おおよそではこの先数年は少しずつ上昇していく傾向にあるそうです。 まだまだ人口が増えそうなので、2~3年後ぐらいからはまた大幅に上がっていくのではと思っています。 さて、この不動産投資、シドニー2000年オリンピック前後に高騰したのは、海外からの投資家の影響も多大にあったようです。 みなさん、どの国の人たちが投資していたと思いますか?日本人、アメリカ人、それとも中国人? 昨年9月に掲載されていた新聞記事によると・・・ 2001~2004年の間にシドニー市があるNSW州の外国人ホームバイヤーは次の順位でした。 1.UK A$1,686(オーストラリアはイギリスの連邦国、ライオンズクラブでの乾杯はQueenと言ってやります) 2.Malaysia A$1,067(オーストラリアと東南アジアは地理的に非常に近い) 3.Singapore A$1,027 4.Germany A$715 5.Not determined A$445.68(国籍不明) 6.US A$255.39 7.China A$239.82 8.Netherlands A$177.68(オランダ) 9.South Africa A$85.72(地図で見ると意外に近い南アフリカ、日本と殆ど同距離です) 10.Japan A$39.43 11.Austria A$36.14 12.Ukraine A$34.12 13.France A$33 14.Pakistan A$30.7 15.Indonesia A$29 16.Columbia A$24.4 17.South Korea A$22.87 ※金額の単位: Million この数字や順位を見ていると、オーストラリアとの親密度も理解できてきます。UKは当然のことですが、東南アジア各国とヨーロッパの一部の国と関係が深いことが分かります。 基本的に気候があまり良くない国、環境があまり良くない国からの投資が多いようです。やはり憧れますからね。 さて、日本は今までゴールドコースト・サーファーズパラダイスで買占めしたとかいろいろ騒がれ、たたかれていますが、数字でいうと10位でしかなく、金額も1位のUKに比べ40分の1でしかありません。 不動産が注目され上がり始めた頃にどーーーっといっせいに買いあさって高騰させてしまうところが、ローカルの人たちの反感を買ってしまうのでしょう。 その点、中国系の人たちは凄いというか賢い。まずは2世、3世の人たちを政府に送り込み、地域社会でも入り込んで地盤を作っています。他の人たちがバブルで踊らされている時には全くと言ってよいほど手を出さず、バブルがはじけて仕方なく投げ売りし始めた頃に日本人達から二束三文の価格で買い取る。 彼らのしたたかなビジネス観を学んでいかなければ、同じことの繰り返しです。中国ブームに乗っかって中国に進出したのはいいが、根こそぎ剥ぎ取られてしまうといったことも頻繁に起こっているそうですが、無理もないと思います。 さて、この不動産投資ですが、そんなに難しいことではありません。 購入後も、良い物件であれば直ぐにテナントも見つかり、問題なく収入を得ることができます。 例えば、親戚、友人、知人たちと共同ファンドを作って投資する。それで運営の方法として 1.貸し出しする場合は現地の信頼できる不動産屋に任せるということもできますし、2.投資仲間でオーストラリア旅行の際のホテル代わりに使うということもできます。 もう一つ不動産投資に絡めて言えば、オーストアリアでは相続税がゼロということご存知でしたか? 例えば、遺産相続が発生する前にオーストラリアに資産を作っておく。そうすれば100%子供たちに遺産が渡ることになります。 ※現在のオーストラリアの景気の良さはこの相続税の仕組みも多大に影響しているように思います。相続税に関しては友人の会計士に情報をもらってまた改めて書こうと思っています。 さらに、オーストラリアの銀行の定期預金の利子ですが、日本に比べかなり高率です。例えば、4ヶ月からの定期預金でも3.5~5%の利子が付きます。日本は0.02~0.30%ですよね。 為替リスクなど考慮しなければならない点はありますが、眠らせているより良いのではないかなと思います。 先日、耳にした話ですが、日本で開催したオーストラリア移住セミナーの場でオーストラリアの銀行がちょっと利子の話をしたところ、一週間で10億円もの預金が集まったとか。 みなさん、ご存じないだけなんでしょうね。預金するということは、銀行にお金を貸すということ。その金利が0.02~0.30%とは馬鹿にしているとしか言いようがない現状。いろいろ検討の余地があるのでは?もっと海外に目を向け得しましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/03/02 09:56:25 AM
コメント(0) | コメントを書く
[ローカル・ニュース] カテゴリの最新記事
|
|