仙台研修
当校が加盟している全国外国語教育振興協会では、年に一度、会員等の学校に赴き、見学&研修&勉強会を開催しています。去年の「鹿児島研修(昨年のブログ)」は記憶に新しいですが、今年は「仙台」でした。昨年は一泊しましたが、今年私は日帰りでの参加。始発の東北新幹線に乗り、いざ杜の都へ!午前中に見学させていただくのは、「明泉幼稚園」。ここは、9,000坪の敷地を誇り、600名の園児数を抱えるマンモス幼稚園なのですが、中でも「イマージョンプログラム」という「4歳から英語漬け」のプログラムを導入している特殊クラスが有名で、私たちはそこを視察させていただきました。大型バスが、何台も乗り付けますイマージョンプログラムが行われる園舎まるで、プチホテルのような温かさこのカラフルな英語の日記?は、イマージョンプログラム卒業生の小学校1年生が書いたものだとか園児が全員集まり、団体授業が始まるまで、教室を見学しながらいろんな話を伺いました。「イマージョンプログラム」→「英語漬けになるプログラム」とは、その名の通り、一日中英語だけで授業を行い、遊び、意思疎通を行う、というもの。一般の幼稚園でも「英語」を導入していて週に何回か英語の先生が来たり、英語で遊んだりしている幼稚園はありますが、それとはワケが違います。では、「インターナショナルスクール」のようなものか、というと、「そうではない」とのことでした。ほとんどの園児たちはこの幼稚園を卒業すると、一般の小学校に入学し、学校が終わると、2時間英語を勉強しに、週に平均4,5日、ここに通いに来ます。「バイリンガルになることが目標ではあるが、日本の地域にとけ込み、日本人としてのマインドも養って欲しい」というのが、その根底にあるそうです。先ほどのカラフルで大きな日記は、小学校の授業を終えた後ここに通う児童のものなのですね。バイリンガルになるために、6年生になるまでその生活を続けて欲しいというのが園の考え方。「小学生が6年生になるまで週に4,5日も通いに来ると、他の習い事ができないのでは? 宿題は? 友達とも遊べないのでは……」と思いますよね。そう不安に思ってしまう場合、その生活を続ける自信がない場合は、入園が出来ないことになっています(!)。担当の方曰く「バイリンガルに育てよう」と思うなら、それなりの「思い」と「覚悟」が必要ですとのこと。ごもっとも、ですね。園児が揃い、いよいよ団体授業の開始。ネイティブの先生が非常に良いテンポで授業を進めます。小さい子に英語を教えるって、私たちがイメージするよりずっと大変でスキルが要るんですよね。発音指導を丁寧に行っていたのが印象的です。かなりのベテランさんだなぁ~と感心しながら、楽しく授業を拝見しました。あれ?この絵は……?そう、この前に紹介した写真と同じですね。これは、独自開発の教材。なるほど、独自開発だと、このようなことが可能なのですね。聞くと、英語のように教材が山ほどある分野でも、海外で出版された教材は日本での教育に合わない場合が出てくるのだとか。韓国語でも似たことが起こりますが、英語のように日本での教育が進んでいる分野でも同じなのですね。こちらも、冒頭で紹介したロータリー風景の絵です自然に触れることも大事にしているこの園では、様々な動物たちが飼育されています。驚いたのは、この白馬!なんと、馬車になっていて乗ることができ、グラウンドを何周もしていただきました。馬車に乗るだなんて……初めて!?9,000坪を誇る園の敷地内には滝も流れています滝の前で全体写真!この後、一般の幼稚園の校舎も見学しました。一般の幼稚園でも、「イマージョンプログラム」ほどではありませんが、英語プログラムを導入しています。ただし、週に数回の授業だと、ヒアリングはできるけれど、自由に英語で感情を述べたり遊んだりすることは難しいとのこと。ううむ、私たちのように仕事をしながら韓国語を勉強していただいている場合は、どうすれば!? みなさん、頑張りましょう!!それでは、続きは午後の「ジェイムズ英会話学校」編へと参ります……。