丹波墨流紋蓋付壺丹波墨流紋蓋付壺 これもやはり北野の市で見つけたもの。初めて行った民藝館で何より心をとらえたものは、伊万里の淡くて澄んだ呉洲で簡素な絵附けがされた徳利と、あたたかな白の上に黒を縞状に流し掛けにした丹波の徳利であった。 ここに紹介する小壺も同じく白土を化粧掛けした後、それが乾く前に鉄分を含んだ土を落しゆさぶり、それが荒々しい程に自由な墨流し紋様となったもの。憧れの白丹波、朝早く出かけてこれをみつけた時には心が踊った。 今は失われてしまったが元来蓋のあったもの、残念ながら大いに割れている。高114ミリ、時代は幕末。 (02.8.11) ジャンル別一覧
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